2009-10年度 第19回(通算3098回)例会報告
2009年11月12日
 
会                長 羽生 武喜
幹                事 田中 正巳
広報・会報委員長 工藤 彦夫
 

会長挨拶  羽生 武喜会長

改めましてこんにちは。先日、遠軽というところに、もう一生行かなくてもよいところなのですけれども、50周年の記念式典があるということで、紐解いてみましたらうちの70周年に会長、幹事が来ていただいているということで、これも義理がけ法要のようなもので2人行かなければならないということで、幹事とあきらめて2人で行って参りました。片道約4時間くらい掛かる、釧路からはすごく遠いところです。講演は家庭学校という、要するに事件を起こした少年たちを再生させる、ガードの無い学校の校長先生の話なのですが、非常に一生懸命お話されているのが印象的でした。また、あの近辺でズワイガニが獲れるのですね。それで食べたのですけれども、非常に美味しく頂きました。、ただ、帰りに釧路のベイクラブの会長、幹事の車が後ろに連なって、別ルートで帰ったのですが、鹿に気をつけようと話をして帰ってきて、あまり鹿はいないルートで帰って来たのですが阿寒湖畔をすぎた直線の道路のところで、でかい雄鹿とばっくりぶつかったすぐ後に僕らが通りまして、車がフロントを大破して、何か別のトラックを呼んでちょうど乗せているところだったのですが、本当に交通事故が今釧路管内では怖いというよりも、夜は鹿の事故の方が怖いというのが実感かなと。全く別なところでございますが、先ほども少し青田さんにお話しを伺っていたのですけれども、釧路で初めてインフルエンザの10歳の男の子が前の日に急に熱を出して次の日に無くなっているという、非常につらい病気で亡くなったということで、なかなか現実として、徐々にそのようなことが近づいているという気がいたします。これはもう本当に、日向先生ではないですけれども自分なりの予防しながらするよりしょうがないのでしょうけれども、痛ましい、かわいそうな子どもが釧路から出たということも、本当に身近な例として非常につらい物があるような気がします。青田さんの会社の下請けの方の子どもさんらしいです。非常に青田さんもショックで非常に動揺しておりましたけれども、皆さんもどうぞお気を付けいただきたいと思います。
 遠軽報告と風邪のインフルエンザ報告でございました。ありがとうございました。
赤い羽根共同募金贈呈

社会福祉法人釧路市社会福祉協議会常務理事
釧路市共同募金会理事

小野崎 健吾様

 一言、感謝のご挨拶を申し上げたいと思います。ロータリークラブ様の貴重なお時間をお借りし、このような場を作っていただき、本当にありがとうございます。本来であれば釧路市共同募金会の足立あつ子会長が皆さんにお礼を申し上げるところでございますが、所用の為かないませんので、私からお礼を申し上げたいと思います。
 ただ今は釧路共同募金会にご寄付を賜り、本当にありがとうございます。日頃から釧路市の共同募金会、ならびに社会福祉協議会の色々な事業に対し、皆様方のご支援、ご協力、この場を借りて改めてお礼を申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。引き続き皆様のご支援を賜ればと思っております。今日は本当にありがとうございました。
「ロータリー財団月間にちなんで
ロータリー財団委員会  吉田 秀俊 委員長

 皆さんこんにちは。今年度ロータリー財団の委員長を務めております吉田でございます。私自身、財団や財産というものには無縁なものですから、大変心配したのですけれども、委員会メンバーとしまして大道さんと久島先生を当てていただきましたので、それなりの委員会になったのではないかと私自身、そのように感じております。
 皆さんご承知のように今、副会長からもありましたけれども、11月はロータリー財団月間ということで位置付けられておりまして、この月間にロータリーのプログラムを支援し、推進し、参加しようという、簡単に言いますとロータリー財団の存在意義を理解して、賛同を得た方に協力をいただこうという月間ではないかと考えております。後ほど清水会員にロータリー財団につきまして色々とご講演いただきますので、私の方からは当委員会として活動しております内容について若干ご報告したいと思っております。
 当委員会は私が委員長で先ほど申しましたように大道さんと久島さんが委員のメンバー、3人委員会になっております。それで今年上げました活動の目標なのですが、2点ございます。まず『毎年あなたも100ドルを』というロータリー財団の呼びかけなのですけれども、これに理解と協力をということで、当クラブでは毎年皆さんに年間40ドル、これを会費と共に頂戴しております。ただあと60ドルが必要なのですが、我がクラブにはポール・ハリスソサエティ、毎年1000ドルを寄付しますという方が2人おりまして、清水先生と小船井さん、この2人が1000ドルを毎年寄付していただいておりますので、クラブとして会員数×100ドルですから9500ドルくらいですか、このくらいをロータリー財団に寄付しますとこの目標が達成されるということで、後ほど申し上げますけれどもポール・ハリスフェローで多くの方に協力いただいておりますので、あと若干寄付していただければ全員が100ドルを献金したというかたちになるかと思いますので、これはこれからまだまだ1年間ございますので、皆さんにご協力を呼びかけていきたいと思っております。
 もう1つがポール・ハリスフェローの勧奨ということで、このポール・ハリスフェロー、今、田中さんも受賞されましたけれども、1000ドルごとにそのポール・ハリスフェローというものをいただきます。これが2回、3回となりますと、ポール・ハリスマルチプルフェローというかたちになりますけれど、ロータリー財団への大口の寄付としましては、一般的なもので3つくらいありまして、会員のものを調べてきたのですけれども、まず先ほど言いましたポール・ハリスフェロー、これは毎年1000ドル以上寄付すると確約された方で、清水先生と小船井さん、それから後はベネファクターと言いましてロータリー財団は恒久基金というものがありまして、それの運用益で色々な活動をしているのですけれども、恒久基金に寄付された方、これをベネファクターと申します。
 このベネファクターになられている方は今のところ6名、清水先生、それから小船井さん、梁瀬誠也さん、浅川了一さん、久島さん、それから伊貝さんということで、6名の方がベネファクターと今のところなっております。
 それと先ほど申しましたように複数回、ポール・ハリスフェローになられている方、マルチプルポール・ハリスフェローになられている方、22人です。浅川さん、日向さん、4回なっていますけれども、清水先生、小船井さんはもともと願っているのですけれども、複数回されている方が今22名おります。
 それと1度、1000ドル以上のポール・ハリスフェローの方が16名おられまして、今回委員会としましては1000ドル単位でいただけるものですから、1000ドル刻みに近い方にお声かけをしまして何とかポール・ハリスフェローを増やしたいということで色々と委員会で手分けをしてお願いしましたところ、皆さん大変ご理解をしていただきまして多数のポール・ハリスフェローを獲得することが出来ました。ちなみに今回9名の方にお声かけをしまして全員が了解していただいております。お名前を申し上げますと浅川さん、泉さん、川合さん、五明さん、下川部さん、本間さん、山口さん、吉田潤司さん、福田さん、この9名の方にお声かけをしましたらすべて快く了解していただきました。ありがとうございました。
 それと当然クラブの三役に、会長、副会長、幹事にお声かけしようと思いましたら、お声かけする前に既にポール・ハリスフェロー達成したということで、この3方も今年度中にこのポール・ハリスフェローになりました。当然我々委員会3人もポール・ハリスフェローになりましたので、合計16名の達成ということになります。ただほとんどがポール・ハリスフェローを一度いただいている方なのでマルチプルになる訳ですけれども、まだまだ1年間がございますので、今日清水先生のお話しを聞いていただいて財団にご理解いただける方は何人でも結構でございますので、私なり大山さんに申し出ていただければ登録したいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 それで付け焼き刃の私が話すよりも財団に熟知されている先生のお話しを聞いた方が参考になるかと思いますのでこれからお願いしますけれども、清水会員はロータリー財団のRRFC補佐という名前で、どのような内容かは分からないのですけれども、2500地区と2510地区の2つを担当されておりまして財団に関しては非常に精通されておられる方でございます。そしてさらに当クラブの中では1番、財団に対して寄付をされている方ということで、ら実践をされておられますので、そのようなところも含めましてお話しを聞きたいと思いますのでよろしくお願いいたします。私の委員会としての趣旨説明をさせていただきました。ありがとうございました。



清水 幸彦パストガバナー

 少し時間をいただきます。昨日の晩、ある銀行のカニとワインの夕べがございました。日銀でもございませんし、みずほ銀行の方でもございません。別のところですけれども、栗林延次会長が軽妙なご挨拶をなさって福司の鏡割りをなさいまして始まった訳でございます。私もガンガン飲んでいましたら、吉田秀俊さんが私のところへ来まして、明日この話があるからと言って、そこで酔いが醒めた訳でございます。まあそのようなことはなく、ガンガン飲みましたけれども、2次会には行かないで帰って参りました。私、思いますけれども吉田さんから15分時間をいただいた訳ですけれども、あのまま30分お続けになっても充分にお話し出来るだけのロータリー財団の知識をお持ちのようです。ですから、これからはロートルを使わないで自分でお話しなさった方が良いのではないかと私は思います。そうは申しますけれども少しだけお話しします。ただこのロータリークラブですけれども、メンバーを見ますと10年選手、山下さんのようにずっと何10年、梁瀬さんも見えられないけれども50年の方もいらっしゃる。それから本当に入って数年という方もいらっしゃいます。この知っていることがかなり違います。それできわめて初歩的なことを話しまして「何だそんな子ども臭いこと」と言われるかも知れませんけれども、ひとつお話しの材料としてお聞きいただきたい訳です。
 ロータリクラブが出来ましたのはご存じの通り1905年、明治38年、日露戦争の真っ只中でございます。それからずっときましてロータリー財団というのが出来ましたのが、ロータリー財団が何かの基金を作ろうというお話しが出ましたのが1917年、第1次大戦がまだ終わっていないところです。ここで世界中で良いことをしようという発想が出ましてアーチクランフという方がこれを提示なさいました。Doing good in the World、このような考え方で起こったのがアトランタというところ。1917年です。実際にその基金のお金が集まりましたのが1918年、これはカンザスシティの時に世界大会をして26ドル50セントお金が余った、これをどうしようか、これをロータリーの基金にして起こったのが財団の始まりです。ロータリー財団という名前を使うようになったのは1928年、昭和3年でございます。それからかなり長くなっている訳でございます。
 ではどのようなことをしているのか。今、吉田さんからもお話しが若干ございましたけれども、やはり財団ですからお金をもらうということが必要になってくる訳でございます。これはイリノイ州の州法にしたがって作っている組織でございます。従って例えば具体的に申しますと、財団に対する寄付をする人は直接的にも間接的にも受益者になってはいけないという面倒な言葉があります。例えば具体的な例を申し上げますと、ロータリー財団奨学生というのがございます。その奨学生というのは我々ロータリアンの子どもはなれない、孫も駄目なのです。甥から姪、それからあとなら良い訳です。それで笑い話みたいなのですけれども、ある人がロータリアンになろうとしていたと。ところが息子さんから言われたのです。「お父さん、ロータリークラブに入るの止めてくれ、お父さんがロータリアンになったら私はロータリー財団奨学生の資格が無くなるから受けられなくなるから」そのようなことなのです。つまり私どもはお金を出しているけれども、これは自分たちの利益ではなく、誰かの為にということでやっているのです。その奨学生になろうという希望の人のお父さんはロータリークラブに入らないでどこに入ったかというとライオンズクラブへ入りました。笑い話なのです。それでロータリー財団奨学生というのはロータリーアンがお金を出してライオンズクラブの子弟を外国に送っている。全部ではないですけれども、事実なのです。そのようなことが韓国では特にそれが目立っています。そのようなこともあって色々と問題があります。
 今、ロータリー財団で1番の目標にしていることはとにかくポリオを何とか無くしようということです。これを無くせるかどうか。現実の問題として昔、昭和40年のはじめ頃、夕張でたくさん発生したことがございまして、その時に出来たのが整肢学園、旭川の整肢学園と札幌にございますけれども、あしないがたくさん出来た。それをなんとかしようということで、理論的には日本をはじめとしてポリオはもう無くなっています。しかし世界中から無くなってはいない。どこに残っているかというと、ナイジェリアやアフガン、パキスタンなどに特に残っています。どうして駄目なのだろうかと、野生のウイルスというのはなかなか強い物でもある、それから宗教的なこともあって輸血が駄目という人もいますし、それからアフガンのようなところ、パキスタンのようなところは山の中に隠れている人たちに全部免疫の接種をするということはなかなか困難である。ですからきちんと日本をはじめとして世界中でもう減ってきてはいるのだけれども、まだまだ完全には直っていないということです。しかし何とか出来るのではないか、今ここでこの努力を止めたならば誠に我々のしてきたことが水泡に帰すということが起こってくる訳です。ここで少し勘違いされている面があるのですけれども、ポリオはもう終わったという言葉が1回あったのです。それは1988年フィラデルフィアの大会の時に募金が目標に達したということをした。あの頃は景気が良かったのです。日本で20億円のお金を集めよう、ポリオの為に。瞬く間に20億円集まってしまったのです。さらに追加の20億円、40億円を目標にいたしました。これを超えまして49億円が集まったのです。1988年頃です。お隣の韓国ではオリンピックやっていた年です。そのような景気の良いこともあったのですけれども、今にして思うと今昔の感があります。それから先ほどポール・ハリスフェローのことや色々な言葉が出て参りましたけれども、私が最初にポール・ハリスフェローになった時は1ドル360円の時ですから、36万円払ってなった訳です。その後で日銀の支店長さんは憶えていらっしゃるかと思うのですが、だんだんと変わってきた訳です。今日あたりは89円か90円か分かりませんけれども、笑い話ですがポール・ハリスフェローという称号は黙って待っていれば安く手に入るものだということです。しかしもうそろそろ、これは日銀の支店長さんに聞いても分からないかもしれませんけれども潮時ではないかと思いますので、どなたかが1000ドル出していただければありがたい訳です。
 さて、この寄付金の推移ですけれども、世界で120万人のロータリアンがいます。日本はかつてそのうちの12万人がいたのです。前にも申し上げましたが、その10%の日本のロータリアンがロータリー財団の寄付が20%を超えた時代があったのです。1番すごかったのが世界に対して94年から95年、つい最近のことですけれども、27%が日本人が出していたのです。ところが少し減ってきまして06年の時には10.86%になりました。07年には9.74%、10%を割ったのです。かつてものすごい財力、財力という言葉は変ですけれども、寄与した日本の貢献の%が減ってきている訳です。これを何とかお願いをしたいということでございます。ただ2009年3月でゾーンという言葉がございますけれども、世界に34のゾーンがございますけれども、これで1番入れているのがゾーン3という京都の付近です。その次がゾーン2、これも日本です。では私たちのゾーン1北海道は世界で5番目のところで93,071ドルというのを出しているのです。従いまして私は日本のゾーン、皆でお金を出すことは一生懸命にしている訳です。ただ会員の数が減ってきたということが少し問題になる訳です。ちなみに34のゾーンのうちで1番寄付が足りないのは、足りないという言葉は変ですけれどもどこかと言いますと、スエーデンとフィンランド、それからロシアが含まれているのです。ロシアの人というのは寄付という概念が無いのか分からないのです。ロータリークラブにロシアも入りましたけれども、ロータリークラブというのはお金をくれるところだと、だから入ったのだという感じのところもある訳です。大分共産圏の方々のものの考え方というのは違っているのではないかと思います。
 それからもう1つ、ロータリー財団に対して出したお金がどこに使われているのかさっぱり分からない、だから寄付しないのだとおっしゃる方もいますけれども、例えばロータリーの友の11月号、これには財団の最新の資料ということでどのようなことにお金が使われているのかということが克明に書いてございます。それからガバナー月信の最新号でございます、これにも財団月間に寄せてということで地区の方々がたくさん書いています。このようなものをお読みになりますと、ロータリー財団が何をしているのか、どのようなお金の使い方をしているのかというのがはっきりと分かる訳でございます。詳細な資料は全クラブに行き渡っています。それは大山さんが大事に保管して下さっている訳です。お読み下さいますとロータリーが、財団が世界中でどのような良いことをしているのかということがお分かりになる訳です。お分かりになりますと少しは寄付をするということも大事なのだということをご理解いただける気がします。
 それからやはり人にお願いする時は自分から出さないと駄目な訳でして、私もささやかですけれども少しずつ寄付をさせていただいております。ロータリー財団のセミナーというのが11月の何日か東京でございます。立派なお台場のホテルで高い金を掛けてしなくても良いのではないかと思うのですけれども、それでもとにかくする訳で、1日セミナーをして、それからあと2日間がロータリー研究会、それにも出て参ります。そこで言われましたけれども、ロータリアン1人ひとりがマッチ棒の精神になれと言われました。どのようなことかと言いますと、マッチ棒というのは自分が燃えなければ他のものを燃やすことが出来ない、自分がまず燃えて、自分がまずお金を出して、そしてよその方々にお金を出してくださいとお願いするということでございます。吉田さん、ご無理なさらないで良いですけれども、どうぞ志のある方は財団の為にお金を若干寄付して欲しい訳でございます。いつか私は失業したことがございました。飲みに行くお金を1回止めれば、少しは寄付できるのではないかと反論固めして、飲みに行くくらいのことを続けていたってお金は出せると、その通りでございます。それから寄付が0のクラブというのがいくつかございます。私のクラブは毎年きちんとしていますが、どうしてか北海道、我が地区の中にも0のクラブがいる訳です。0クラブ0の運動をするということもしています。どうぞ皆さん、ご無理なさらないように、しかしお志があるならば少しはご寄付いただけるとありがたい、これは良いことに使われています。世界中で良いことをしようと、この目的に活かされていくと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。これで終わることにいたします。ありがとうございました。

11月19日(木) 12:30~13:30     釧路キャッスルホテル

        
「情報集会報告会」                          
 担当:ロータリー情報委員会
合計・・・604,000円
(敬称略)
川合 隆俊・・・・テレビでお騒がせしました。
佐藤   優・・・・黄綬褒章を頂くことになりました。
矢崎 義明・・・・ハワイに行ってきました。
広報会報委員会 担当:工藤 彦夫