2013-2014釧路ロータリークラブ　第13回（通算3283回）例会

乾杯の挨拶

清水　幸彦　パストガバナー

　長話しはしませんが、ロータリークラブは、国際ロータリーの一員であるから、「世界中で良いことをしよう」と手を取り合っているのです。自己主張する訳ではないですが、我が街から、ガバナーが出たのです。特に、例年よりも力を尽くして、葭本様のために、国際ロータリーのために力を尽くしましょう。そのことが世界中の発展に繋がっていくと思います。 葭本ガバナーは、お見かけしたところ苦労している割には痩せてもいない、お元気のようで、体重維持して頑張ってやってください。それでは、葭本年度、皆さまとともに、力を合わせて、さらにさらに前進しましょう。 それでは、乾杯します。　"乾杯"　ありがとうございます。

会長の時間

会長挨拶　吉田　秀俊　会長

　皆さん、こんにちは。今日は、ガバナー公式訪問例会ということで、多数のご出席いただきありがとうございます。また、葭本ガバナーをはじめ、地区役員にご出席いただき、高い席ではありますが、心からお礼申し上げます。ありがとうございます。 　葭本ガバナーの年度がスタートして、３ヶ月が経ちました。この間、葭本ガバナーには、2500地区内の各クラブを精力的に回られて、今日を除いてあと５クラブで公式訪問が終了されると聞いています。本当にご苦労様でした。 　今日は、午前10時から葭本ガバナーを交えての、会長・幹事懇談会を行いました。葭本ガバナーから、公式訪問例会におけるエピソードやロータリー全体に対して、色々なお話をいただきました。11時から、クラブ協議会を行い、各委員会からそれぞれ活動計画を発表しました。その後、葭本ガバナーから非常に簡潔な講評を賜りまして、今後の活動の糧にしていきたいと思っております。 公式訪問は、あと１週間程度で終了しますが、まだまだこの後、すぐに地区大会も控えておりますし、多忙な日々が続くと思いますので、葭本ガバナーにおかれましては、体調管理をされ、体重を減らすことなく頑張っていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 　今年度、葭本ガバナーは、『讃えよう　地域を！クラブを！会員を！　ロータリーとの出会いに感謝！』という標語を掲げています。今日は、私、その標語を引用させていただき、もじりまして「讃えよう、第７分区を！べイクラブを！そして葭本ガバナーを！　ガバナーとの出会いに感謝！」という気持ちを込めまして、会長挨拶といたします。ありがとうございます。

本日のプログラム

ガバナー公式訪問例会

国際ロータリー第2500地区　葭本　正美　ガバナー

　皆さん、こんにちは。私は、ベイクラブの葭本でございます。地区の中で１番新しいクラブで、人数も23名ということです。色々なことがありましたが、来週いよいよ、地区大会を開催いたします。よろしくお願いいたします。 　私は、普通の歯医者でして、本当に時の運がございまして、清水先生・小船井パスト・足立先生のように名門の家ではありませんが、私は、新得で生まれた国鉄職員の息子でして、なぜかいろいろやらせていただいております。普通の歯医者でありまして、これからかえって歯医者が億劫になってきました。７・８・９月と、仕事をしないで、人に任せていると億劫になると思い、気を取り直して職業奉仕をしないと潰れてしまうものですから、何とか頑張っていきたいと思います。 　私は、ロータリークラブに入って、実は30年経ちました。他のクラブ、どこのクラブに行っても、大体上から１割くらいですが、平均年齢が60歳です。私が入った時は、クラブの原理主義みたいものを、たくさん教えられて、頭が混乱したものです。私、今年は、その話を皆さんにすると、逃げているというのではないかと思います。 　私は、今年だけは簡単に、昔の中国の話や仏教の話や四文字熟語をなくして、簡単に「ロータリーはいかに楽しむのか」を主張していきたいと思います。来年は難しい人かもしれませんが、今年は楽しいだけで、簡単・明瞭に話していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 　グランド・サンディエゴで国際協議会が行われました。サンディエゴは、メキシコのすぐ傍にあるのです。ここに、ミッドウェーが現在あり、太平洋艦隊の基地です。ここのホテルで行ったのですが、全国からの534人のガバナーがいて、役員や奥さんが集まると、約2000人規模です。非常に大きいホテルです。 その中で、先ほどクラブ協議会の話が出たのですが、青少年交換の話が出ました。北クラブで私の家にいた青少年（今は中年なのですが）ビクター君がいて、その子とここでお会いしました。本当は、787で帰る予定だったのですが、１日空いていて非常に楽しみにしていたのですが、787が駄目だったものですから、みんなと一緒にロサンゼルス経由で帰りました。ですけど、国を離れて、年数も経って、いまだ40歳の中年に「お父さん」と呼ばれ、複雑な気持ちがあったのですが、非常に素晴らしいことだと思います。先ほどの協議会でも話していたように、ぜひ、色々な困難があると思いますが、青少年交換をしていただければと思っております。 　そこで、各国の旗が入ってきて、地図が入ってきます。『ロンバートさんのポリオ撲滅』なのですが、これは、どの会長・ＲＩ会長でも言います。1985年にロンバートさんのガバナーの時から始まったそうです。そこで、いろいろご批判もある訳ですが、なぜ、ポリオが撲滅出来ないかといいますと、人類が撲滅した病気の中に天然痘があります。天然痘は、罹れば、顔や体中ブツブツになり分かります。天然痘になった人間を隔離も出来ます。ところが、村ごと焼いてしまったということが結構あります。ところが、ポリオの場合は「小児麻痺」になるのです。小児麻痺の場合は、大体１割から２割の発病率ですから、８〜９割の人は歩いています。菌をばらまいて訳ですから、なかなか難しいところがあります。 　それでも、現在は、アフガニスタン・パキスタン・ナイジェリアの３カ国で、今年の７月１日現在で、77症例しか発病していません。あと、少しですので、なにとぞ皆さんご協力をということでございます。アフガニスタン・パキスタン・ナイジェリアという国では、ポリオワクチンは安くて60セント位ですけれど、冷凍保存しないといけないのです。電気がない所に行かないといけないのです。電気がない上に紛争地域ですから、その点でもお金がかかるのです。皆さま、あと少しです。 　先日、国際大会がリスボンで行われました。我々が2500億ドル払えば、ビルゲイツさんが5000億ドル払っていただけるそうです。寄付ですから、我々にどのくらい負担がかかるかは分からないのですが、今年は大体10万ドルを想定して出そうと思っています。今年は、皆さんに上期1000円・下期1000円で、これが上期2000円・下期2000円だと、色々なクラブから大反対で、ガバナーをやっていられないのではないかというのがあります。残りは、皆さまからいただいたロータリー財団のご寄付のＤＤＦで補わせていただこうと思っています。クラブから３万ドル、地区から３万ドル出します。財団からは３万ドル出ます。 　我々がすごく早かったものですから、今年に限って１万5000ドルプラスになりまして、約10万ドルは確保出来たと思います。色々な問題がある訳ですが、「ロータリーはお金を取るばかりではないか」と言われますけど、中核的価値観・親睦・奉仕・リーダーシップ・高潔性・多様性を重視しています。 　ロンバートさんは、誇らかな顔で言っております。この写真は自分のターゲットです。ターゲットもそうなのですが、ロンバートさんはお金集めに一生懸命な方でして、「ロータリーは慈善団体だ」と強調しまして、「寄付をたくさん頼む」ということです。「エンゲージ・ロータリー、チェンジ・ライブズ」、「ロータリーを実現して、みんな豊かな人生を」ということはたくさん聞いているとことと思いますが、かなりな異訳です。ですけど、これは、色々な偉い人が考えたことですので、そう解釈すればいいです。 この写真は、ロータリーの国際協議会のネットで最初のページです。この方が私の恐い奥さんでして、「ブスは３日で慣れる」ということであります。地区大会で、皆さんにお目見えできると思います。今日も怒られてきました。 ここで、東京音頭を踊りました。私がいて、田中現会長がいます。ロンバート会長エレクトに挟まれて手拍子をしたという貴重な私の思いでの写真です。 私の標語、超我の奉仕に反する言葉ですが、それは最近、道下先生とお話をする前に、怒られるかなと思って気付いたのですが、「讃えよう　地域を！クラブを！会員(自分)を！」ということです。利他の利益を考えないで、まずは自分を考えましょうという私の考えです。これは、私の１年間の考えですのでご容赦願いたいと思います。 超我の奉仕ももちろん大切ですが、まず自分たちが奉仕をして、自分たちが楽しまなければいけないのではないかと思います。隣に座っているロータリーアンの方、夫婦の奥さん・子どもを讃えて、讃えて、楽しくしようということが私の気持ちです。もちろん、クラブは素晴らしいクラブだと誇りを持って、地域も誇りも持って、皆さんも自分たちで褒め合って行きたいと私は思っています。人間は大体、遠くの人を褒めるのが得意なのです。「イチロー選手が4000本安打を打った。すごいことだ！」「松山さんがゴルフで何億円稼いだ。すごいことだ！」。ところが、すごい人は私の隣に座っている吉田会長、北川ガバナー補佐がすごいのであって、皆さんの隣がすごいことだと、改めて考えなければいけないことと思います。 今回、私のクラブの皆さま方のおかげで、ロータリーの色々な方とお会いして、ロータリーの出会いには本当に感謝しています。また、地域のロータリーの奉仕をこのような小さいエリアでも、素晴らしい奉仕をしていることを見させていただき、本当に、勉強になりました。そこで、明るく、楽しく、自分も・会員も、居心地のいい楽しい１年を皆さんに味わっていただきたいと思っております。 毎週、このように皆さんとお顔を合わせるということは素晴らしいことで、親・兄弟でもなかなか出来ないことであります。まして、このような高級な料理を食べて。我々もそうですが、例会が出来るというクラブは2500地区でいえば、３分の１位だと思います。他の地域では、同じ弁当を食べるクラブが３分の１あります。〇〇商工会の会議室や〇〇銀行で行うなどがあります。それでも、皆さんがこうして頑張っているのであって、ご飯のないロータリークラブもあります。 そこで、「長所を見つめ、ロータリーの楽しさを追求しましょう」ということですが、いかに我々が問題点を見つけて改善しようとすると、「短所はここだから、これを改善しよう」とします。ですが、「短所というのは、まず、埋まらない」と考えてもらえればいいと思います。そこで「長所でカバー出来るくらい、長所を伸ばしましょう」と私は思います。これは「〇〇をすべき、〇〇をしなければいけない」が、クラブの発展を阻害していると、私は色々なクラブに行かせていただいて感じていることです。夫婦関係も子どもの教育もそうなのですが、｢〇〇すべき、〇〇しなければといけない｣が、非常に阻害していると思います。 我々の地区・分区で、そうでないクラブもありますが、釧路クラブさん・北クラブさん・我々のクラブは、先輩の圧力が弱いクラブです。我々のクラブでは、入って２年で副幹事、３年目に幹事、５年目に会長というのが大体のパターンなのです。３年目のクラブ幹事の時、先輩に「どうしたらいいですか」聞くと、「自分で考えて、自分のやりたいことをしましょうよ」というのが、我々のクラブ・釧路クラブ・北クラブさんもそういうところがあると思います。ところがなかなか、そういうクラブが少ない訳で、〇〇様クラブが多いので、会長・幹事が、心底やりたいことが出来ないクラブが多いようです。 私は、どのクラブでも訴えているのですが、クラブの活性化というものは、〇〇様クラブではなくて、その会長・幹事、最高決定機関である理事会を立てるようにして、それに従うことが最高のクラブの活性化であると思います。それを行うことで、ホッとするクラブになると思います。一番大切な事は、「自分のクラブに入りたいですか」という質問一語に尽きると思います。「画期的な方法はありませんか」と聞かれるのですが、あれば私のクラブで聞きたいなと思うくらいで、会員拡大で苦労しないクラブは少ないのではないかと思います。 私が最近読んだ本で、「ピーター・ドラッカーの『マネジメント』を高校野球の女子マネージャーが読んだら」という話があります。高校野球のお客様は誰かということから、高校野球の定義から始まるのですが。それに比べて考えて、ロータリーのお客様は一体誰なのだろう。自分のスポンサーのためか、会社のためか、奉仕された地域のためか、世界のため、色々あると思いますが、やはり我々が感動する喜び、奉仕する喜び、ふれあう喜び。という感動を味あうことが、素晴らしいことであって、『ロータリーのお客様は、誰でもない私だ』となります。 未来の夢計画は、小船井地区委員長がいますので、サッと話をします。先ほど、清水パストガバナーが「世界で良いことをしよう」と、この一語です。少し具体例を話したいと思います。これは、昨年、伊貝さんがタイに行っていて、私はこっちに行きました。 自分たちが使っているロータリー財団のお金がどのように使われているのか、疑問に思い行きました。そこから出発して、10回ほど財団に行きました。小船井委員長・足立パスト、この人をなくしてはロータリー財団を語れない笹谷先生、小船井さんの奥さん、足立先生の奥さん、と私で行ってきました。向こうは、女性のクラブが非常に多いのです。女性のクラブがメインの向こう側になりました。綺麗でない人もいればそうでない人もいるし、若い人もいれば若くない人もいるように、バラエティにとんで、4割が女性ですから、結構面白いですので、ぜひ行かれたらいいと思います。向こうは、学校の先生の給料が安いものですから、給料を補填するために先生がなかなか集まらないので、このように衛星教育が盛んです。2500地区だけでは足りないものですから、姉妹地区の2590地区にも声をかけて行いました。 未来の夢計画には合わないのですが、水の浄化装置で非常に簡易なもので、「人数を助けてくれ」ということで行いました。タイ・ラオス・ミャンマー、インドネシアもそうですが、水が原因で亡くなる子が15％位いますので、皆さまは本当に素晴らしい、皆さまからいただいたお金が、どれだけの人間を救っているのだろう、ということです。 3330ですが、この女性がキーポイントであり、今度の地区大会にも見えるのですけども、3330で、我々の地区にGSEの団長で来まして、そのあとに旭川モーニングの竹村さんが行ったということで、急に仲良くなりました。 この方がビチャイ・ラダクルさんといいまして、RI元会長です。小船井ガバナーの時のRI会長で、足立先生が招聘したということであります。これは3330の地区大会の宴会の様子の写真です。宴会がいつから始まって、いつ終わるか分からないのですが、４〜５時間位の宴会があって、向こうのロータリーアンは、若くて綺麗な方もいて、そうでもない方もいるのですが、非常に華やかで、ゲイボーイもたくさん出演して、いろいろ好みに合わせて行っています。 この方が去年のガバナーです。増田年度の時にいらしたオラチョーさんで、今タイの研修リーダーもやっています。この方が、今年、我々の地区大会で来週お見えになるサンガンさんと言いまして、ガバナーです。非常に変わった職業で、男性を女性にする性転換手術の方です。ご要望があれば、私に言ってください。２割くらい安く出来ると思うので、保険が効かないのでなんとかと思います。 カンチャナブィ地方の学校に図書館を寄贈したところです。これが『戦場にかける橋』の、日本軍が作った橋が今でも使われています。こちらに、ミャンマーがあり、こちらにタイのバンコクがあります。この川が『クワイ河マーチ』で有名なクワイ川です。これは、震災のあった次の日の写真です。さすがの3330でも派手な宴会を止めまして、私たちに合わせて地味な宴会になりました。この宴会の時に、30万バーツ（日本でいうと100万円）集めていただいて、日本で最初の義援金ではないかと思います｡ この方は、タイの米山奨学生で3350のガバナーをしています。地下鉄の社長でもあり、高速道路の副総裁です。非常に米山に対して感謝しております。 ここでもっと話したいのですが、時間が来ました。ご静聴ありがとうございました。





会長謝辞　吉田　秀俊　会長

　本日は誠にありがとうございます。今、葭本ガバナーからロータリー全般に関わること、『マッチング・グランド』で行かれた時のことなど、色々お話しいただきました。ロータリーの中には、基本的に中核的価値観や超我の奉仕など、ロータリーとしては忘れてはならない心の部分と、あともう一つ、葭本ガバナーが推奨する楽しさ、こういうものをロータリーに集って行くには必要なことではないかと思っております。非常に明るいキャラクターの葭本ガバナー、楽しい所・明るい所には人が集まってきますので、楽しい集団・明るい集団を作ることが会員増強に繋がるのかなと思っておりますので、心がけながらやっていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。本日は、誠にありがとうございました。

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