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2014-2015釧路ロータリークラブ 第12回(通算3330回)例会


会長の時間

会長挨拶 田中 正巳 会長
 ご来訪ロータリアンのご紹介をいたします。釧路東ロータリークラブ 板本良治君、どうぞごゆっくりして行って下さい。
 皆さん、改めましてこんにちは。先日、当クラブ中井会員の葬儀が9月18日・19日、釧路シティーホールで執り行われました。多数の会員の皆さまにお手伝いをいただきまして本当にありがとうございました。中井会員は、平成元年にご入会されその間、2002年・2003年に第2500地区の青少年交換委員長等、数々の理事・委員長を歴任され、26年間こよなくロータリーを愛し、楽しんだ方でした。非常に惜しい方を亡くしました。誠に残念です。ご冥福を心よりお祈り申し上げます。
 9月18日に『クラブ協議会』と『ガバナー公式訪問』例会がありました。皆さま、大変お疲れさまでした。10時から『会長・幹事懇談会』が始まりまして、10時30分から『クラブ協議会』がありました。各委員長の方々にご協力をいただきまして、ガバナーから高い評価をいただきました。釧路クラブらしい素晴らしい協議会を終了させていただきました。皆さまには、感謝とお礼を申し上げます。大変ありがとうございました。
 秋分の日も過ぎ、夜が少しずつ長くなり暑さ寒さも彼岸までと申しまして、日ごとに寒くなって参りました。朝晩の気温が大分低くなって来ています。風邪等を引かぬよう体調には十分にお気をつけていただきたいと思います。
 本日のプログラムですが、9月13日〜15日に『第34回ライラセミナー』が帯広グランドホテルで開催されました。ご参加していただきました2名の方に、後ほどお話しをいただきたいと思います。その後、荒井国際奉仕委員長から『タイ国グローバル補助金事業視察報告』があります。どうぞよろしくお願いいたします。
 以上で、会長の挨拶といたします。ありがとうございます。




本日のプログラム 
ライラセミナー報告会


共立海上運輸株式会社 大藤 翔太様
今回、3日間、ライラセミナーに参加をさせていただきました。1日目は、ばんえい競馬を観に行きました。普段見ることが出来ないバックヤードで、ばん馬を準備するところを見ることができて、ばん馬に出ていた馬にもふれあうことが出来ました。ばん馬を見て思ったことは、とても大きく、サラブレッドより筋肉が発達していると思いました。レースでは、馬と一緒にレースのコースを追えるので、会場の熱気も凄く、馬と観客が一体となっているように思えました。
 2日目は、広瀬牧場で酪農体験をさせていただきました。酪農の講義では、家畜のエサを自分たちで作っていることに驚きました。僕の仕事では、家畜のエサ等を船で運んで来ますので、それを買っているものと思っていました。また、酪農の方は「今では、人に頼み自分たちが休みを取れる制度もあり、昔より楽になった」と言われていました。アイスクリーム作りでは、混ぜ方や空気の入れ方で味が変わり、自分のオリジナルアイスを作ることが出来ました。各班のアイスを食べましたが、自分たちが作ったアイスが一番美味しく感じました。
 午後からは、手話講習でした。僕の中では、手話とはジェスチャーと同じものと思っていましたが、実際は、手話には15,000通りの言葉があり、ジェスチャーには100通り位のパターンしかなく、手話とジェスチャーの違いを知ることが出来ました。また、指文字講習では、講師の佐藤さんの分かり易い教え方で、楽しく学ぶことが出来ました。
 今回、3日間参加をさせていただき、いままで体験・体感をしたことがないことばかりで、楽しく学ぶことが出来ました。また機会があれば参加したいと思います。以上です。


株式会社ドコモCS北海道釧路支店 沢田 裕様
皆さま、こんにちは。ドコモCS北海道釧路支店の澤田と申します。このような場でお話しをさせていただくことは、大変恐縮ですが、3日間を通じて学んだこと印象に残ったことをお話しさせていただきます。沢山のことを学ばせていただきましたが、その中で私は、特に3つの印象に残ったことがありました。
 1つ目は、ばんえい競馬です。今まで、ばんえい競馬を観たことがなく、初めて観ましたが、そこで間近に見る馬の迫力や力強さに非常に驚き感動しました。また、ばんえい競馬のバックヤードツアーで、実際にその会場を運営されている方々のお話を聞くことが出来ました。その中で、「ばんえい競馬という競馬自体が、もしなくなってしまったら『ばん馬』という馬の種類自体が絶滅してしまう」とお話しをされていて、ただ楽しく競馬を行っているのではなく、「馬の品種を存続したい」という強い使命感を持って働かれていることに非常に感銘を受けました。ばんえい競馬では、実際に私も参加をさせていただきました。3回レースに挑戦をしましたけれども、540円という大金を手にすることが出来ました。
 2つ目に印象に残ったことは、搾乳体験です。今まで牛乳は、当たり前のようにコンビニに行けばすぐ買えて飲めるので、普段何のありがたみを感じることはありませんでしたけれども、実際に牧場で働かれている方のお話しを聞く中で、本当に毎日毎日、牛の世話をして、クリスマスも正月もなく必死に働かれている姿を間近に感じることが出来て、食べることへの感謝・ありがたみを日々これからもっと感じて行かなければいけないと思いました。
 3つ目は、言語としての手話のことです。耳が聞えないろうあ者の方々が日々の生活の中で非常に苦労をされて大変な思いをされている。その中でも耳が聞えないからといって諦めることなく理解し合うこと、言葉がなくとも沢山のことを伝え合うことが出来ることを学びました。ろうあ者の方の社会的地位というのは、まだ弱者ということで、手話が言語として認められたのも2000年代に入ってからということで、これからもそのような社会的地位の弱い方への配慮が必要だと感じました。
 3日間を通じて、チームごとに行動をしていました。そこで初めて出会った仲間と、最初は、話す話題もなく不安でしたけれども、このような様々な体験を通じて非常に居心地の良い一体感のあるチームだったと思います。3日目の最後にグループの発表もありました。ひとりひとり、全員が発表をして、終わってからも「そのチーム楽しそうだったよね。仲良さそうだよね」と他のチームから言われ、本当に良いチームだったと思います。
 これからライラセミナーで、学ばせていただいた経験を活かしてロータリークラブの目的でもあります『働くことを通じて、社会奉仕』に少しでも貢献して行ければと思っています。
 最後になりますが、このような大変貴重な機会に参加させていただきまして、本当にありがとうございました。

『グローバル補助金及び地区補助金の国際事業』に関する視察報告

国際奉仕委員会 委員長 荒井 剛 会員 皆さん、こんにちは。国際奉仕委員会の委員長を務めています荒井です。貴重なお時間をいただきまして15分程度ですが、8月12日〜17日に掛けましてタイへ『グローバル補助金及び地区補助金の国際事業に関する視察』で行って参りましたので、簡単にご報告をさせていただきます。  
 最初はタイと聞いて、クーデターが起きているということから、「大丈夫か」という話でしたが行って見て、現地の人に聞いたところ、「クーデターが起きている方が、軍隊が関与しているのでより平和です」という話でして、クーデターが起きている方が日常のような感じで、実際に行っても危ないという不安を感じたことが全くありませんでした。
 さて、メンバーですけれども、小船井パストガバナー以外の皆さんは、ほとんど初めてお会いした方ばかりでした。字が小さいですけれども、中央に座っている方が、東堂ガバナーエレクトです。その隣の方が第2500地区の補助金小委員会委員長の北守さんです。そして、中央に女性と隣に男性がいらっしゃいます。この方がタイの方です。女性の方がバンコクのEクラブに関与された方と聞いています。真ん中の男性がタイのセイロムロータリークラブで地区の元パストガバナーで、カサムチャイさんという方です。今回の前半の視察の予定を全てアレンジしていただき、色々な所に案内をしていただいた方です。そして、女性の左側の方が中標津の笹谷さん、ロータリー財団委員会の副委員長です。その左がパストガバナーの小船井さん、その左の紫色のシャツを着ている方が、音更ロータリークラブの幹事の行木さん、更に左の方は第2640地区の財団委員長を務めています大森さんです。一番右が私ですけれども、私の隣が第2500地区の国際法史委員会委員長・白糠ロータリークラブの美馬さん、更に左が、紋別港ロータリークラブ会長の鶴見さん。このメンバーで行って参りました。この写真には写っていませんが、釧路南ロータリークラブの長倉さんがプーケットに先に入っていまして、プーケットで合流しました。
 今回の視察の目的ですけれども、大きく分けて2つあります。1つが、グローバル補助金事業視察。このグローバル補助金は、それぞれ数字しか出ていませんけれども、補助金の規模がそれぞれかなり大きな金額になっています。7万ドル・6万ドル・5万ドルですので、約700〜800万円がそれぞれ補助金として出されています。この2のプーケット・ミャンマーの難民キャンプ「バイヤラー2000」。これが地区補助金を申請して、今回私のメインとして行った所です。当クラブの皆さんから国際奉仕の関係で1人1,000円をいただきまして、釧路ロータリークラブから10万円、地区補助金から20万円、地区ロータリー財団委員特別補助金10万円、合計40万円をこのミャンマーの難民キャンプのところで、浄水化装置を2台設置する予定です。40万円ですので、「1台、10万円ちょっとで設置出来る」ということなので、残りは図書や筆記用具等に充てて使っていただくことになっています。
 まず、場所ですけれども、これはタイの地図です。最初に、ナコンサワンに行きました。一番上の丸ですけれども、アユタヤ遺跡のもう少し上です。前半は、そこです。後半のプーケットは、左の丸にかかっているところです。少し見え難いかも知れませんが、右側の色塗りしているものがロータリーの地区分けになっています。ナコンサワンは、第3350地区。プーケットが第3330地区になっています。 
 2つの視察の目的のうちのグローバル補助金の視察です。これは、ナコンサワン地区へ行ったときの補助金の事業の内容ですけれども、グローバル補助金の条件の6つのうちの1つである基礎教育と識字率向上ということで、皆さんもご存知の日本の学研とドイツの支援を得て「より子供たちが学びやすい教材を作ろう。教育効果をより高める教材を作ろう」と開発をして、その教材を提供すると共にその指導をする先生へのトレーニング、そのようなセミナーも実施することがこの補助金事業の1つとして行われていました。
 その関係で、先ほど申し上げたナコンサワン地区のある所へ行って、この左側に写っているところに大勢の幾つかの学校の子供たちが全員集まっています。何を提供したかというと、右側の教材です。これは少々分かり難いかも知れません。日本のマンガをかなり活用した凄く分かり易い・取っ付き易いような画で、学研も開発に携わっていることもあって、楽しく勉強が出来る教材ではないかと思っています。
 幾つかを色々回って、本当に歓迎を受けました。このような大きな看板で漢字も全部表示されていました。その延長で、教材は73校に提供されますけれども、都市から結構離れた田舎の学校にも配られるということで、そこにも視察に行きました。この右側、これは生徒ですけれども、私たちが行った時に歓迎の踊りで迎えていただきました。本当は、ここで動画を挿入して再生をする予定でしたが、今日は機材の不備で再生が出来なくなってしまいましたので、飛ばさせていただきます。この子たちは田舎暮らしで、両親がバンコクへ出稼ぎに行って、おじいちゃん・おばあちゃんに育てられています。
 少し遠い所ですけれども、ネズミやヘビを捕まえてそれを売って生計を立てているという子供たちです。私たちが行った時にその子たちが一生懸命に踊りで迎えてくれたことが凄く印象的でした。
 これは、その日の夜でしたけれども、パタゴロータリークラブとの交流でバナー交換をしています。これは私です。上の方に2泊した後、一度バンコクへ車で向かって、バンコクからプーケットへ飛行機で飛びました。プーケットの最初の夜に、トンカーロータリークラブの夜間例会に参加しました。その時バナー交換をしたバナーがこれです。多分正面にもあると思います。私の隣に写っているマッチョな方が会長です。この方が、プーケット空港で他のロータリアンと一緒に私たちを出迎えていただきました。これは夜間例会です。その時の映像です。点鐘が少し変わっていたので写真を撮って来ました。最初に食事をして例会に臨むという感じでした。タイの国歌斉唱を歌い、例会が進んだ後、このトンカーロータリークラブでは、私たちが訪問をした時の様子をその時の会報で大々的に取り上げていただきました。それを送っていただき、ここに載せています。何と書いてあるかは全然分かりませんが、間違いなく写っているので歓迎をしていただけたということです。
 グローバル補助金の続きですけれども、その他のグローバル補助金として、プーケット周辺の各小学校の図書館を改修し図書等を寄贈したという事業が1つ。もう1つが、歯科医院が日本と比べて全くないので、診療所の1つとして歯科診療ユニットを以前導入していて、導入したのが古くなったみたいですけれども、これがもう1つ。写真はありませんが、完全に1つ診療所を新しく改装して、そこに設置するということを今、行っています。その現場も見に行って来ました。写真はありませんが、これとは別に、もう1つの診療ユニットを新しく導入する予定です。
 メインの地区補助金関係の事業ですけれども「バンジョースクール」と元々呼ばれていました。何度か私お話しをしたことがありますが、プーケットはご存じのとおりリゾート地です。実際に行って見ると、白人の方も沢山います。観光地としてもの凄く賑わっている所です。建設に次ぐ建設で、まだ建設ラッシュが続いています。その建設業界を一部支えているのが、タイの隣国であるミヤンマーの方からプーケットの方に多分不法入国の方だと思いますけれども、その方たちが労働しています。その方たちが子供を産み、その子供たちは無国籍な訳です。タイ語も話せません。正式な住民ではないので、タイの学校へも行けません。「そのような子供たちに教育を受ける機会が必要ではないか」ということで、ミヤンマー人の女性で、カソリック系シスターの団体ウッドシェバードが手を差し伸べて、「このような子供たちに学校施設をつくろう」ということで作ったのが、バンジョースクールです。バンジョースクールのバンジョーとは、プーケットのある地名からとっています。そこに浄水化装置を作ろうという話でした。ところが、バンジョースクールがあった場所が不法滞在の難民たちのキャンプを使って行っていました。そうすると、中には、教育施設ウッドシェバード等に対してあまり良く思っていない人たちや、元々バンジョースクールで働いている先生が追い出されたか何かで好ましく思っていない人たちが嫌がらせを行うので危険と判断し、バンジョーから少し離れた所のバンヤーに移すことになりました。バンヤーにある地主さんが、「土地を貸してあげるよ」と言ってくれて、その土地に学校施設を作ろうと、いま検討をして話が進んでいるところです。バンジョーからバンヤーになりましたので、「バンヤーラーニングセンター」という名前になりました。この「バンヤーラーニングセンター」の時の写真が、いま映っているものです。この写真は、パトン・ビーチ・ロータリークラブの1人がプロのカメラマンで、その方が撮った写真です。やはり凄くきれいに撮っていると思います。この場所から少し離れた場所になりますけれど、そのバンヤーラーニングセンターは、来年の2月か3月に完成予定と言われています。来年の新学期が5月から始まります。それまでには、建物が完成し、そこに浄化装置や図書を寄贈する。間に合えば、5月の辺りにオープンセレモニーのようなことを出来れば良いと思います。私も時間が合えばオープンセレモニーに行って子供たちと一緒に喜びを分かち合いたいと思っています。
 その夜が、パトン・ビーチ・ロータリークラブとの交流ということで、楽しく時間を過ごして参りました。
 もう時間がないので、番外編まで行きます。少し映像が分かりづらいですね。分かると思いますけれど、これはニューハーフショーです。プーケットではかなり有名で、エンターテイメントショーとしてはかなり上質な、涙はありませんでしたけれど笑いありで、凄く楽しかったです。ホームページからダウンロードが出来るということでしたので、写真をダウンロードしました。こんなにきれいですけれど男です。実際に目の前に来ると凄く身長が高いので、間違えることは多分ないと思います。後は、食べ物について時間がもし余ったらということで付け加えたものなので流します。このように楽しく食事をして参りました。
 私にとっては、非常に有意義な視察でした。国際奉仕という色々なボランティア等を積極的に行っている方の気持ちが本当に分かりました。タイの子供たちや特に難民キャンプの子供たちを見て本当に思うところがありました。中標津の笹谷さんとも話をさせていただき、小船井パストガバナーとも話をさせていただきました。今後、自分がロータリアンとして何か出来る国際奉仕にこれからも携わって行きたいと思うキッカケとなった視察でした。
 時間となりました。ご静聴ありがとうございました。

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