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2014-2015釧路ロータリークラブ 第14回(通算3332回)例会


会長の時間

会長挨拶 田中 正己 会長
それでは、米山記念奨学会の担当委員会となっています『ロータリー米山記念奨学会』について一言だけお話しをさせていただきたいと思います。
 全国のロータリアンからの寄付金を財源として、日本で私費外国人留学生に奨学金を支給し支援する『国際奨学事業』になっています。米山奨学金には、奨学金による経済的な支援だけではなく、ロータリークラブ独自の『世話クラブ』と『カウンセラー制度』による心の通った支援があります。そして1954年秋、タイから第1号米山奨学生のソムチャード・ラタナ・サタさんを迎え、外国人留学生を支援するロータリー米山記念奨学事業がスタート、そこから丁度60年の節目の年になりました。
 この後、北川講師から米山奨学記念について皆さまと一緒に勉強をしたいと思っていまので、どうぞよろしくお願いをいたします。



新入会員紹介

新入会員紹介 矢澤 武彦 会員
それでは、新入会員のご紹介をさせていただきます。私と吉田潤司会員とでご推挙していました、日本銀行釧路支店支店長・植木修康さんです。植木さんは、石井前支店長の後任として先般、釧路に着任されています。
 ご出身、お生まれは大阪とお聞きしていますが、東京育ちで、東京大学を平成元年卒業し日本銀行へ入行されています。ご家族は、奥さまの澄江さま、そして、美里さん、彩香さんという2人の7歳と3歳のお子さんがおいでになりますが、東京の日野市にてお過ごしで、単身で今回こちらへ赴任しています。
 趣味は、音楽、クラシック・ジャズ、なんでも音楽がお好きなようです。あと、ドライブ、お酒も十分たしなめる。ゴルフは現在、行っていないので「釧路へ来たのを機会にゴルフを」と先ほどお勧めしたところです。
 非常に好青年、まだまだ若さ漲っています。釧路で十分ロータリーライフを皆さんと一緒に楽しめるようによろしくお願いします。では、ご紹介いたします。


新入会員挨拶
日本銀行釧路支店 支店長 植木 修康 会員

 只今ご紹介をいただきました、日本銀行釧路支店へ9月に着任いたしました植木です。この度は、歴史と伝統のある釧路ロータリークラブにご入会を許していただきまして誠にありがとうございます。このクラブの趣旨に則りまして、皆さまとの親睦を是非深めさせていただければと思っていますのと、この地域に出来るだけ微力ながら貢献が出来ればと思っている次第です。
 元々私は、北海道勤務は初めてですけれども、6歳下の弟が若い頃にたまたま釧路へ転勤をして、新婚時代だったらしいのですが住んでいたことがあって、兄弟揃って釧路に勤務というのも珍しいご縁だなと思っている次第です。弟からもこちらへ参るにあたりまして、「大変良い所なので楽しんで来るように」と言われていて、実際に来て見ますと天然資源や観光資源等が大変素晴らしい所だと感じています。
 ただ、皆さまに言われることですが、まだ冬を経験していないので、そこはこれからということですけれども、恐らく楽しく過ごせるだろうと思っています。これからどうぞよろしくお願いいたします。


新入会員歓迎挨拶 田中 正己 会長
 本日、入会されました植木さん、ご入会おめでとうございます。先ほど、情報委員から色々とロータリーに関するレクチャーがあったと思います。その中で『ロータリアンとしての三大義務』があったと思いますが、1つ目『年会費納入の義務』、2つ目『会議への出席の義務』、3番目『ロータリーの友(機関誌)を読んでいただく』、この『三大義務』となっています。
 例会出席は、出席の権利として捉えていただきたいと思います。時間の許す限り出席されまして、1日も早く釧路クラブに馴染んでいただきたいと思います。当クラブの例会に出席出来ない場合は、本日の北クラブさんのように他のクラブの例会へ出席して穴埋めをするという『メークアップ制度』もありますので活用していただきたいと思います。例会及び委員会へ出席することが何よりの早道だと思います。その辺をご理解の上、積極的にご参加いただきたいと思います。
 植木さんは、プログラム委員会へ配属となります。よろしくお願いいたします。皆さまと仲良くロータリーライフを楽しんでいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。歓迎の挨拶といたします。ありがとうございます。




本日のプログラム 
米山月間にちなんで

米山記念奨学会委員会 委員長 下川部 善彦 会員
10月は米山月間となっていて、本日委員会にこの定例の時間をいただいています。本日の講師をご紹介する前に少しお願いしたいと思います。
 1つは、既に皆さま方のところにFAXで『米山記念奨学会チャリティーゴルフコンペ』をご案内しています。これは、毎年続けてナユタの会と合同で行っていますので、ナユタの会以外の方に多く参加していただき、チャリティーに参加していただきたいと思います。ちなみに5,000円の会費のうち3,000円はチャリティーとさせていただきたいと思っていますので、多くの方の参加をお願いいたします。
 それから、もう1つ、米山基金に今年度の役員の方のうちの小委員のメンバーの方にも積極的に資金を提供していただければと思います。これは、税処理も出来るようですので、金額の多少に関わらず積極的にお願い出来ればと思います。そして本日、これからご紹介いたします方の講演をお聴きして、ご理解を深めて積極的に参加をしていただきたいと思います。
 さて、本日のテーマの講師をご紹介したいと思います。小船井さんに相談をしたところ、「自分よりもっと見識の高い方がおられる。北クラブの北川健二さんという方を是非紹介をしたい」ということで、小船井さんからお願いをいたしまして、北川さんには快く本日の講演を引き受けていただいた、という経緯がありました。
 北川さんは、北ロータリークラブに所属していまして、1987年に入会をされ1995年にクラブ幹事、2003年〜2006年に掛けて地区米山奨学委員長、2003年〜2005年に掛けて米山記念奨学評議委員、2005年〜2009年に掛けて米山記念奨学理事。そして2007年は、北クラブのクラブ会長をされ、2013年〜2014年に掛けましてガバナー補佐という輝かしい経歴を持っています。小船井さんが推薦をされる大変見識の高い方だということが分かります。ご静聴のほどをよろしくお願いいたします。それでは、どうぞお願いいたします。


釧路北ロータリークラブ 北川 健二 会員
こんにちは。釧路ロータリークラブの例会にお招きをいただきありがとうございます。また本日、北ロータリークラブから16名の会員がメークアップに来ています。少し緊張をしています。いただきました時間のうち約10分を『私と米山奨学会との関わりについて』その後2分を『米山奨学事業について』パワーポイントを使って説明をし、その後、残った時間を元米山奨学生が活躍しているDVDを見ていただきたいと思います。
 私が、最初に米山奨学会に関わりを持ったのは、いまから14年前、小船井さんが分区代理のときです。そのとき初めてクラブの米山奨学委員を引き受けました。そのときの釧路北ロータリークラブは、丸三鶴屋の二代目の両角克治さん、そして坂本病院の坂本一さん、いまは亡くなっておりますがこの2人が米山奨学会へ力を入れていました。当時の米山奨学会に対する北ロータリークラブの拠出金は1,400万円あり、その当時は帯広ロータリークラブに続いて2番目に多い金額でした。ただ、その時点で第7分区には、米山奨学生が1人も誕生していませんでした。このお金の一部を釧路ロータリークラブが行っている嵯峨記念育英会のように、地元で進学をしたくても出来ない苦学生のために使えないだろうかと、思いながら最初の委員を務めました。
 私の転機は、その2年後に起こりました。小船井さんがガバナーのとき、初めて第7分区に米山奨学生が誕生しました。5月に行われた北見の『カウンセラー研修会』で初めて米山奨学生と会いました。中国・内モンゴル出身の32歳の学生です。彼は、内モンゴルの「フフホト」という人口160万人の街で大学の教師をしていました。その大学教授と釧路教育大学教授との繋がりで、彼は社会体育学を学ぶために自主留学に来ました。最初の6ヶ月は研修生として勉強をして、その後、大学院修士課程の試験を受け合格しました。ただ、渡航する際に持って来たお金は、入学金と授業料ですぐなくなってしまい、夜は遅くまで皿洗いをして、また土曜・日曜は、近隣の農家で大根抜き、そして春休み・夏休み・冬休みは、酪農家へ住み込みで働いていました。また日本語は、テレビを見て覚えたそうです。稼いだお金も授業料・生活費で消えてしまい、「自分は、学問を学ぶために大学へ来たのに何一つ勉強が出来ない。それなら自国へ帰ろうか」と何度も思ったそうです。そんなとき、米山奨学金を知ることが出来ました。「これに受からなければ、自分は母国へ帰ろう」と決めていたそうです。北見で行われた集まりで、初めて奨学金を受け取ったとき、彼は涙を流して「ありがとうございます。ありがとうございます」と感謝されました。私たちが拠出しているお金が役に立ったのだ、そのような実感をしました。この思いを出来るだけ多くのロータリアンに伝えたいと思い、私は次の年、地区の米山奨学委員長になりました。
 米山奨学生は、大学の関係で帯広工業大学、旭川医科大学、帯広畜産大学の3市に偏っていました。出来るだけ多くのロータリアンに米山奨学生と接してもらえる機会はどうすれば出来るのだろうかと考えました。当時私は、帯広畜産大学の修士生に在学していたこともあり、帯広畜産大学に3名の米山奨学生がいました。その3名と話し合いをして、「ロータリアンの家庭に2泊3日のホームステイが出来たらどうですか」と話をしていたところ、「是非行きたい」と言われました。
 では、どのようにこのホームステイを実現しようかと考えていました。釧路を拠点として第8分区の各クラブの幹事さんにお願いをしたところ、浜中ロータリークラブ、根室西ロータリークラブ、中標津ロータリークラブの幹事さんが例会日を挟んだ2泊3日のホームステイを受けてくれました。ホームステイに行った3人はとても喜んでいました。また、浜中ロータリークラブでは、「毎年来ても良いですよ」と言われました。また、根室西ロータリークラブのホームステイを受けた会員の方は、「米山奨学生と知り合って、米山奨学事業のことが良く分かりました」と言って、10万円の特別寄付をしていただきました。
 もっと米山奨学生とロータリー会員は接することが出来ないのだろうかを更に考えました。そして、地区大会で米山奨学生とロータリアンの発表の場を設けました。また、例えば帯広畜産大学であれば、帯広市内のクラブであると世話クラブが出来ますが、広尾や足寄など遠いクラブは出来ません。そこで、その遠いクラブへ世話クラブから年に3回ほど例会を訪問する『こうクラブせい』も実施させていただきました。
 多くのロータリアンに助けられて、この事業を遂行することが出来てとても嬉しく思っています。また、2泊3日のホームステイ事業は、翌年からカウンセラーの協力で全米山奨学生に行い、第1分区、第2分区、第4分区といままで米山奨学生と接したことがないクラブを訪問することが出来ました。
 続きまして、簡単に米山奨学事業について説明をしたいと思います。この事業は、日本に住んでいる私費留学生・大学学部生・博士生・修士生・短大生・高校生・専修学校に対して1年〜2年の支援を行っています。特徴としては、お金を支給するばかりではなく、先ほど会長が言われましたとおり奨学生1名に対して世話クラブとその奨学生を支援するカウンセラーを設けることで、奨学生の精神面、及び人との繋がりを重視しています。
 日本で初めて、ロータリークラブを東京に創立した故米山梅吉翁は、日本が第2次世界大戦でアジア諸国に多くの苦しみを負わせたことを悔やみ、将来日本が生きる道は平和しかない。それを世界に理解をしてもらうために、アジアの国々から1人でも多くの留学生を受け入れ、平和な日本を肌で感じてもらうしかないと考えました。その意思を受け継ぎ昭和27年、東京ロータリークラブが『米山奨学事業』を設立しました。5年後には、日本の全クラブが参加をする事業へと変遷して行きました。そして平成16年、国際ロータリーから日本における『多地区合同奉仕事業』として認知されました。現在までの事業規模は、123の国から18,104人の奨学生を受け入れています。年間の奨学生支援数は700名を超えています。第2500地区では、いままでに134名の米山奨学生が誕生し、当第7分区から8名が誕生しています。釧路ロータリークラブは、過去に2名の奨学生を受け、世話クラブを引き受けています。
 米山奨学事業は、日本における民間最大の奨学団体です。事業資金は、会員皆さまからいただいた普通寄付と、それ以外の特別寄付から成り立っており、会員皆さまからいただいたお金は、全額が奨学生支援に使われています。3万円の特別寄付で準米山功労者、10万円で米山功労者としています。なお、金額は少額でも問いません。また寄付金には、税額の優遇処置があります。詳細は、前回の例会でお渡しした「豆辞典」に詳しく載っていますので参照していただければと思います。
 続きまして、米山の奨学生が卒業すると学友という名前になります。そのDVDをご覧下さい。

(DVD鑑賞)

 時間が迫って参りましたので、中途ですがこれで終りたいと思います。
 最後になりますけれども、米山奨学生の地区での割り当て数は、3年前の寄付金額で決まって来ます。本年度は、当地区10名の米山奨学生がいますが、次年度は8名になります。釧路ロータリークラブにおきましては、嵯峨記念育英会で大変でしょうが是非米山奨学会への寄付もお願いしたいと思います。
 本日は、例会にお招きいただきましてありがとうございます。


会長謝辞
 北川さん、本日はお忙しい中、本当にどうもありがとうございました。米山記念奨学会につきまして、私も詳しく、奥深く知っておりませんでした。本日の例会で、大変詳しく北川さんからお話しをいただきまして、大変勉強になりました。またこのような機会を設けていただければと思っています。
 本日は、本当にありがとうございました。





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