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2014-2015釧路ロータリークラブ 第17回(通算3335回)例会


会長の時間

会長挨拶 田中 正己 会長 こんにちは。お食事の方はそのまま続けてください。二十四節気のひとつで朝晩の冷え込みが激しく、梅雨が霜に変わるとされる霜降の23日、道内170観測地点のうち144カ所で、今季一番の冷え込みを記録しました。釧路では、初氷が観測されました。釧路副港では水温と気温の差が大きく、海面から水蒸気が煙のように立ち上がるけあらしが発生。これからだんだん寒くなり、木枯らしも散り落ちて各地に雪のマークが多くなってきました。冬が間近という感じであります。私も、風邪を引いていますが、皆さんも風邪を引かないよう、お体に気をつけていただきたいと思います。
 話は変わりますが、ご報告を申し上げます。早いもので次期役員を選出する時期となってきました。本クラブの年次総会は、毎年12月第一例会に開催されまして、この総会において、次年度役員および理事の選定を行わなければいけないという細則の第5条第1節に規定があります。さらに、細則第3条第1節に、年次総会の1ヶ月前に例会において、次々年度会長・副会長・幹事・会計、および5名以内の理事を指名することを求めなければいけないと記載されております。次々年度会長、本日をもって告示といたします。自薦・他薦は問いませんので、我こそはと思う方は11月13日第二例会まで、理事会に申し出ていただきたいと思っています。どうぞよろしくよろしくお願いをいたします。
 このあと北北海道大会・7月24日旭川スタルヒン球場で決勝があり、武修館が8−5で釧路工業高校を破って優勝し、初の甲子園出場を決め、『甲子園の道』と題して小林監督にご講演いただきたいと思います。どうぞひとつよろしくお願い申し上げます。以上でございます。


新入会員紹介

脇 弘幸 会員
みなさん、こんにちは。それでは、本日ご入会の池田一巳さんをご紹介させていただきます。一昨年だったでしょうか、会員増強例会の時にご出席いただきまして、今回、浮気せずに釧路クラブにめでたく入会ということになりました。仕事は池田一巳社会保険労務士事務所で、そこで所長をされております。『特定社会保険労務士』ということで、何か普通の労務士よりは少しすごいのかなと思います。
 趣味は、ゴルフ・麻雀はやりません。カヌーと最近始めて氷に遊ばれているアイスホッケーだそうです。家族構成については、奥様と来年春受験の中学校3年生の男の子、小学校6年生の女の子の家族4人です。年齢は、今年43歳ということで、これからロータリーでも活躍が期待されるところです。
 池田君は某青年の会議所をご卒業していますので、このクラブにも先輩が沢山いると思いますので、よろしくお願いいたします。推薦が私と甲賀さんです。どうぞよろしくお願いいたします。それでは、ご本人よりご挨拶をしていただきますのでよろしくお願いいたします。

新入会員挨拶
社会労使保険事務所 所長 池田 一己 様

みなさん、こんにちは。初めましてという方もたくさんいらっしゃる中で、歴史と伝統のある釧路ロータリークラブに入会させていただいたことを、まずもって御礼申し上げます。ありがとうございます。また、ご承認いただいた皆さまにおかれましては、本当に感謝申し上げます。
 私、社会保険労務士で、今年43歳。まだまだ、業界でも経済人としても若輩者でありますが、今まで生かした業務経験や人生経験を生かして、ロータリークラブでも尽力させていただければと思いますので、皆さまどうぞよろしくお願いします。

会長歓迎挨拶
 本日、入会された池田さん、本当におめでとうございます。先ほど、五明情報委員長からいろいろとロータリーに関して、レクチャーを受けたと思いますが、その中で、ロータリーアンとしての三大義務があったと思います。「年会費納入義務、例会への出席義務、ロータリーの友(機関誌)を読んでいただく」この三大義務となっています。
 例会の出席義務とは出席の権利として捉えていただきたいと思います。時間の許す限り出席いたしまして、1日も早くロータリーに馴染んでいただきたいと思います。当クラブの例会に出られない場合には、他のクラブの例会に出席して穴埋めをする「メークアップ」という制度もあります。それを活用していただきたいと思います。例会、および委員会に出席されるのが何より早い道だと思いますので、その辺のご理解の上、積極的に参加して頂きたいと思っています。
 池田さんは親睦活動委員会に配属となります。今日、委員長は来ていますか、来ていませんね。皆さんと仲良くロータリーライフを楽しんでいただきたいと思います。よろしくお願い申し上げます。歓迎のご挨拶といたします。ありがとうございます。



本日のプログラム 
甲子園への道

プログラム委員会 委員長 中山 峰啓 会員
 みなさん、こんにちは。本日のプログラムは、「甲子園への道」ということです。今日のご講演者・小林先生のプロフィールを紹介したいと思います。先生は、6歳の時に少年野球の円山リトルジャイアンツで野球を始めています。高校時代は北海道尚志学園、大学は北海学園大学ということです。ポジションが先ほどお聞きしましたが、高校時代はピッチャーとショート、サード。それから、大学時代はファーストということで非常に様々なポジションを経験されています。北海学園大学卒業後ですが、北海学園札幌の専任教師になられて、野球部コーチを務めています。今年4月に、武修館高校の国語の先生となりまして、それから野球部の監督に就任しています。先生、ひとつよろしくお願いします。


武修館高等学校 野球部監督 小林 正人 様
こんにちは。ご紹介に預かりました武修館高校野球部監督をしています小林と申します。本日はこういう盛大な会にお招きいただきまして、本当にありがとうございます。そして、こういう時間を作っていただきまして、大変光栄に思っています。本日は1日どうぞよろしくお願いいたします。
 そして、今回の甲子園出場するにあたりまして、沢山のご寄付や温かいお祝いの言葉など頂戴いたしまして、本当に心から感謝をしております。そういう人たちの声援があったからこそ、生徒たちは現場でいつも以上の力が発揮出来たのだと思っていますので、本当に皆さまには感謝しています。どうもありがとうございます。
 私も27歳になりましたが、大変若い身分でありながら、こんな高いところから皆さまにお話しできるのは本当に光栄なことでありますので、短い間ですけども、どうかお話しにお付き合いください。先ほど、私の経緯を紹介いただいたのですが、出身高校が尚志学園です。昔のどうこうと言われて久しいと思います。そこで高校野球をやっていました。その後は北海学園大学で4年間、副主将を兼任いたしまして4年間やりきったということになっています。そのご縁がありまして、前任校が北海学園札幌高校といいまして、これも校名が変更しました。元は札幌商業が校名変更して、今の北海学園札幌高校で4年間コーチを兼任して、国語科の教員として4年間、時間講師ではあったのですが、そのような形で勤めて、教員人生として5年目になります。5年目でご縁があって、武修館高校の監督を務めるという経緯になっています。
 教員を目指すということにあたり、さかのぼると原点になっているところは、北海学園札幌高校です。ご紹介した北海学園札幌高校の4年間が原点だったのかなと感じています。中学校の頃から教員を目指しておりまして、きっかけは少し恥ずかしいですが、ROOKIES(ルーキーズ)という漫画があります。ROOKIES(ルーキーズ)に憧れて、同じ国語の教員なのですが、そういう存在になりたいなと。生徒たちに夢を与えるそれから関わり続けられる、そして感動を分かち合えるような人間になりたいなというのがきっかけで、こういうような状況になっています。現実として、前任校の北海学園札幌高校の先生が、尊敬できるといいますか、生徒と向き合える姿勢といいますか、そういったところの真剣さといいますか、そこに心引かれている部分が非常に私の中では大きかったです。決して諦めることもせず、必ず生徒のために尽くすという姿勢が本当に素晴らしい先生たちが多かったです。
 今言ったように4年間あった中で、順風満帆にはいきませんでした。私自身も教員採用試験を受けました。それが、3度受けたのですが3度とも失敗してしまったと。東京アカデミーという予備校があります。東京アカデミーに3年間通いまして、野球だけではなく学問という勉強の面でも自分を磨きあげなければならないと思っていましたので、そこでの3年間も非常に挫折の繰り返し、悔しいこと・挫けそうなこと・心が折れそうなことばかりでした。毎日、その予備校から帰るときに「必ずいつか見返してやる。必ず自分の力を発揮するのだ」という思いで、毎日通っていたことを今でも思い返します。
 このような機会で、そういう時に力になっていただいたのが、前任校の先生であったり、友人、もちろん家族だったり、いろいろな方の支えがあって僕はその時に挫けずに、自分の信念・自分の夢を貫くことが出来たのだと、今思い返すと、本当にそうと思っています。僕の信念と言いますか、中心としては人がいて、やっぱり持つべきものは人なのだなというところが僕の中では感じました。
 それを教えていただいたのが、先ほどご紹介させていただいた高校の尚志学園で監督をしていた笠井政幸先生がいるのですが、その方がいつも口酸っぱく言っていたのは、「人間づくりがチーム作りなのだ。原点はそこで、野球はあくまで成長する材料であって、人として成長しなければならない」ということを教えていただきました。やはり、高校野球、むしろ生徒を預かる身分としては、そこはぶれてはいけない。教えていただいた以上は、自分もそれを率先してやらなければいけないと僕自身も感じています。
 毎日、未熟ながらそういったことを追求する毎日です。もちろん反省も尽きません。今でもやらなきゃいけないことが沢山あります。まだまだ未熟者ですからいろいろと勉強しないといけない部分も沢山あります。ただ、そういった部分関しまして、高校野球を自分自身も経験して、本当に辛いことばかりでしたが、諦めなくて良かったのだと、本当にやりきって良かったということを感じさせてもらった3年間だったと思います。
 僕が今、こうしてここにいられるのも、今お話ししましたとおり、いろいろな人の支えがあって、本当に僕がいるという思いが一番強いです。自分自身がここに存在できるというのは、いろいろな人のお陰ですという思いが強いので、そういったことを今、生徒たちにも、大変偉そうで申し訳ないですが教えさせていただいています。あくまで、我々、武修館高校野球部の目的は、人間教育に置いています。
 4月から就任しまして、スタートを迎えましたが、最初のミーティングの紙をいま持ってきました。それとまったく同じ紙がありますが、あくまで目的は人間教育に置いています。
 社会で生きていく・社会とは何か、と必ず僕が話すことで、最初はここです。社会って何ですか。いろいろな方がお子さんや子供さんに対して、「社会に出たら、必要になる」。僕は最初のミーティング、それこそ4月から始まったミーティングでも、最初にそこを話しました。「社会って何ですか」、失礼ながら僕も国語の教員でありながら漢字の意味ということで、必ずこういうスタートを初めます。社会というのは、実は人々の集団という意味になっていて、人々の集団の中で生きていく。つまり、社会に出ているというのは、今現在でも高校生や中学生が社会に出ています。人々の集団の中に出ていますね。言葉の意味ですが、社会に出たらではなく、僕の言い方として「君たちは社会に出ているのだ」と。社会というのは人々の集団という意味です。なので「君たちは集団の中に出ている。なぜ、大人が挨拶・掃除・整理整頓と言うのか。それは、君たちは社会という名のとおり、人々の集団に出ているからだ」と。「人々の集団に出ているからこそ、耳にたこが出来るくらい言われているかもしれない。挨拶・掃除・整理整頓をしなければいけない。その意味合いを分からなければいけない。社会に出たらではなく、君たちはもう社会に出ている。だからこそ、やれることをやらないといけない」という話を必ず最初にさせてもらいます。
 そういったことを事細かく説明すると、生徒たちの反応が非常に良くて、本当に一生懸命やってくれます。「4月就任して、最初は何をやったのですか」と質問されます。僕が最初にやったことは、まず部室掃除をしました。最初に来てびっくりしたのはそこです。部室を見たときに、セブンイレブンで買ったパンの袋、それからポテトチップス、その他にはいつ使ったか分からない長靴、ランニングシューズ、誰のか分からない教科書、参考資料、そういったものがロッカーの中に散乱している。外にいびつなロッカーがもう1つありました。そのいびつなロッカーが、少し隙間が開いていたので、恐る恐る中を見てみるとやはりその中にもいつ使ったか分からないスパイク・長靴が沢山入っていました。これが最初の現状でした。まず、ここを打破しない限りは、絶対に前に進めないという思いで一杯でした。なので、1週間かけて、それを全部撤去し、全部掃除しました。なので、今はものすごく心地良い空間になっているにではないかと。
 この前、とある高校が練習試合に来たのですが、「こんな綺麗な部室見たことない」と言われたのが、本当に心から純粋に嬉しかったです。最初にやっていて良かったなと思いました。生徒自身にもこれを話しました。話したときには、ものすごく良い表情していましたし、今でも朝早くから来て生徒たちは掃除機をかけています。そこが人間教育を目的に謳っている以上は、そこがスタートではないかと。しかもただ、単に口で言うのではなく、実証をしないと実践していかないと我々はいけないのかなと思っています。自分たちが使わせていただいている管理棟というのがあるのですが、やはりそこも毎日綺麗にします。言う以上はやっぱり自分自身も自らも、顧みてやっていかないといけない。むしろ共に成長していかないといけないということを感じています。言うだけではなくて、実践・実証で共にやっていく。だからこそ「一緒に頑張ろう」というのが僕たち武修館高校野球部の最初のスタートだということになりました。
 あくまで目的は人間教育、そこに置いています。今回、甲子園出場という形で皆さまにご報告できたことは、本当に大変感謝しています。ただ、甲子園出場ということも前任の監督さんであったり、前任の部長さんであったり、それからこれまで築き上げられてきた学校側の尽力であったり、それからこれまで務めていただいた監督さんや部長さん、そういった人たちの努力の積み合わせがこのような形になったと思っています。部長の石原という者がおりますが、私と部長の2人でやっている状態です。その2人でやっていますが、我々2人は、築いていただいたチームにほんの少しスパイスを加えたと言いますか、少しだけ力を加えただけとしか思っていません。そういった方々の、それこそ色々な人たちが努力した証が、このような形になったのではないかとしか感じていません。タイミングが良かったなだとか、巡り合わせが良かったのだなということを今振り返ると一番感じています。このような形で、目的としては人間教育、あくまで人として成長することがチーム作りなのだなということは、日々感じながらやっています。
 今日もこの後、練習はもちろんあります。今、この時期になりますと、体力強化というところで、ランニングメニューが非常に多くなるのですが、僕の考えは、やはり高校時代で先ほど紹介させていただいた監督さんに教えてもらいましたが、「一番嫌いなメニューは何ですか」と聞いたら、絶対生徒たちから帰ってくるのがランニングメニューです。ランニングメニューと言うのですが、僕の考えなのですが、ランニングメニューというのは非常に自分たちが公式戦で夏とかに戦っている時に窮地に追い込まれた時、ピンチに追い込まれた時のあの追い込まれた感情とランニングメニューで追い込まれた感情はもの凄く似ていると僕は思っています。自分が「ああ苦しいな」、「ああ逃げたいな」、「ああ抜きたいな」と思っている感情と自分たちが例えば1対1で追い込まれた同志を守らなければいけないなという時の、追い込まれた気持ちは非常に似ていると思います。なので、絶対にそういうところで諦めてほしくもありませんし、絶対にそこで自分の力を発揮していただきたいので、僕は今日もそうですが、必ず一番嫌いなランニングメニューも一緒にこなします。何周走ろうが、何キロ走ろうが、必ず一緒になって走ります。何故かというと一番嫌いなメニューだからです。一番嫌いなメニューだからこそ、一緒にやってあげる。一緒にやって何を感じているのか、苦しいならどう苦しんでいるのかを自分の目で見て、自分の肌で感じようとするということを僕自身は4月からずーっと心がけているところです。僕の考えでは、口だけにはしたくない。それを行動に実践していきたい、共に成長していきたい部分が強いので、やはりそういう厳しいメニューからも目を背けずに必ず最後までやり遂げます。
 そいったことを繰り返していくと、自分自身でもいろんな気づく面もあります。知らないことも沢山ありますが、やはりそういうことをやっていくと、お互いが良い関係になるのかなと。楽しい時だけではなくて、辛い時も一緒になってあげるというのが、人としての原点かなと感じています。練習をするにあたり、そこを重視しながら、考えながら、4月からずっと行っていました。先ほど言いましたとおり、いろいろなタイミング・いろいろな巡り合わせがあったからこそ、このような機会を経験させていただいたということに関しましては、本当に沢山の方々に感謝の気持ちでしかありません。本当にありがとうございますという気持ちでいっぱいなので、これからが本当のスタートだと思っています。
 甲子園大会でも色々な声援をいただきました。本当に温かい言葉をいただきました。「良い試合だったね」「あともう少しだったね」って言っていただきました。本当にありがたい言葉です。ただ、負けた以上は、そこをスタートにしなければならないと。ここが本当のスタートなのだなというところも僕自身も感じています。やはり負けた以上は、次は甲子園に行くのではなくて、甲子園でしっかりと勝てるチームを今度は目指していかないといけないのかなと感じています。
 そういったことを踏まえながら、本当に良いスタートを切っていきたいと考えています。そのためには、皆さまからの支援や皆さまのお力添えが必ず必要になってくると思います。なので、大変、未熟ですがこれからも一生懸命頑張っていこうと考えています。まだまだ、やらなければいけないことも沢山あります。これからも努力を重ねて、謙虚に、日々やっていきたいと思いますので、これからの応援、それからご支援賜りますことをどうぞよろしくお願い申し上げます。
 短い間でしたがご静聴どうもありがとうございました。


小林監督から当クラブへ感謝の印ということで、お品をお持ちいただいております。改めて会長が当クラブを代表して受け取りたいと思います。

(拍手)

会長謝辞
田中 正己 会長

 ただいま、小林監督から『甲子園への道』と題してお伺いしました。私もテレビの前で応援をしていました。あの時の感動・感激が今、鮮明に思い出してきました。来年に向けて監督を始め、選手の皆さまには怪我のないように、さらに来年一つ頑張って頂きたいと思いますのでよろしくお願いいたします。今日は本当にお忙しい中、ご講演をいただきましてありがとうございました。





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