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2014-2015釧路ロータリークラブ 第36回(通算3354回)例会


会長の時間

会長挨拶 田中 正己 会長
18日は彼岸の入りで、晴れ間が広がり、気温が上昇。今年最高の8度が観測されました。私の家の裏庭では発見がありました。それは、トンビのつがいがよく飛んで来ておりました。よく観察をしていると、木の上に大きな巣作りを始めたようです。今後を楽しみにしております。また福寿草の芽が出始め、春の息吹を感じております。
 春分の日は、彼岸の中日です。昼と夜の時間がほぼ等しく、季節の節目のお彼岸は、3月と9月の年2回あります。いままでは春分の日と秋分の日の結びつき、意味は、春分の日は「自然を称え、生きものを慈しむ」とあり、秋分の日は「祖先を敬い亡くなった人を偲ぶ」とあり、お彼岸にお墓参りを行う文化には、生かされていることへの感謝、ご先祖さまへの感謝をする大切な節目と捉えた日本独自の価値観が大きく息づいています。
 春分の日の21日は、お彼岸ということで家族と親戚で2ヶ所、お寺と紫雲台墓地にお墓参りへ行きました。今年は、雪の降る日が多かったので、スコップと長靴を用意して行きましたが、気温が上がって雪が少なくなりましたので色々と助かりました。
 皆さまもそれぞれ行かれたと思いますが、これからも気温が上がりどんどん春らしくなって来ると思います。


退会挨拶

株式会社北洋銀行釧路中央支店 執行役員支店長 澤井 育雄 会員
3月17日に内示がございまして、4月1日付で東京支店支店長を拝命いたしました。一昨年の11月、釧路の地に赴任をいたしまして、同じ時期に釧路ロータリーに加入をさせていただきました。田中会長、吉田前会長をはじめ会員の皆さまには大変おせわになりました。この場を借りまして御礼を申し上げます。私共転勤族にとりまして、このロータリーは、釧路のことを知る、お客さまのことを知るには大変良い場でした。なにより、ロータリーの奉仕の精神などを勉強させていただきまして釧路の生活にはなくてはならない時間だったと思っています。
 1年4ヶ月ということで、残念なことだらけと言いますか、心残りなことだらけですけれども、中でも心残りなことは、釧路カントリーで1シーズンしかゴルフが出来なかったことです。何か上手いような話をしてきた割には、たいしたことはなく、スコアが悪いことはまだ許されますが、ナユタの会の日にちを間違えまして、その日「明日は頑張るぞ」と言って阿寒カントリーで練習をしていたという大変な失態をいたしました。五明会員、申し訳ございません。
 新しい赴任地は、東京の丸の内です。東京駅のすぐ近くですので、上京の際、ぜひともお運びをいただければと思っております。本当に短い間ではありましたが皆さまにはお世話になりました。


東京海上日動火災保険㈱北海道支店釧路支社 支社長 藤澤 力 会員
先週、大変お忙しいなか、送別会を開いていただきまして本当にありがとうございました。本当は、その場が最後の予定でしたが、本日何とかスケジュールの都合をつけて昼間の例会に出席をさせていただき、改めて皆さまにご挨拶をさせていただければということで、送別会開いていただいた後にまたここにいると「まだいたの」と先ほど何人かの方に声を掛けられましたけれども、本当に釧路ロータリーの例会は本日が最後となります。
 私は、1年9ヶ月という期間でした。大変短い期間でしたけれども今年度は、親睦活動委員会の副委員長という大役を任せていただいたということがありまして、皆さまとの接点を非常に多く持て、また色々な勉強もさせていただいたと思っています。釧路ロータリークラブで学んだことは今後、次の部署ではロータリーに入るということではありませんが、色々と役に立つのではないかと感じています。
 私の赴任先は静岡県の浜松になります。支社という所ではなく、静岡の自動車営業部の浜松営業一課という所になりますが、浜松にある皆さんがよく知っている某自動車メーカーさんの担当ということで赴任をいたします。
 いままで自動車メーカーさんを担当する経験が長かったということもあり、今回この短い間での転勤となってしまいましたが、先日浜松へ行って来ましたが、雪は降らない、道路は凍らないという、浜松では当たり前のことです。2年こちらにいた中で、いままでに買ったコートや冬用の靴をどうしようというようなそんな土地です。行った時も、気温が14度15度あるような所でしたので、もう「行った瞬間からエアコンを入れないと生きて行けないのではないか」との思いを持ちながら、転勤になってしまいます。
 あと1年~2年、皆さんと一緒に色々な取り組みをして行きたかったですけれども、まだまだやり残したことも多いのですが、そこは今後、私の後任の中村という者がまた釧路ロータリーさんに入会をさせていただくと思います。なかなか〝ノリ〟で勝負をするタイプという情報も本日入りましたので、また夜の部での大活躍が期待出来るのではないかと勝手に想像をしていますが、同じように皆さんから温かく見守られながらぜひ可愛がっていただければと思います。
 本当に短い期間でしたけれども、皆さまには大変お世話になりましてどうもありがとうございました。


本日のプログラム 
釧路市の移住・長期滞在事業について

プログラム委員会 委員長 中山 峰啓 会員
皆さん、こんにちは。プログラム委員会の中山です。本日のテーマは『釧路市の移住・長期滞在事業について』です。今回のテーマは、プログラム委員会の中で、釧路市の夏の長期滞在について新聞やテレビで報道されていますけれども「実際に冬はどうなのだろう」、あるいは「長期滞在している方の話を聞いてみようじゃないか」と色々と話は出ましたけれども、いま時期は、仲谷様からお話しを聞いたところ、あまりいないようなので、その方からお話しを聞くことはなかなか出来ませんでしたけれども、釧路市さんでは、色々と長期滞在について、冬の移住などの面で凄く取り組んでおられますので、その釧路市さんの取り組みをお聞きしたいということでテーマにしました。
 先々週は、三好先生の方から『薬になる街釧路』と言われましたけれども今回は、『魅力ある街釧路』そのようなテーマになるかと思います。
 仲谷様、三羽様よろしくお願いいたします。


釧路市役所 釧路市総合政策部 市民協働推進課 
市民協働担当 仲谷 博章 様、三羽 健太郎 様

只今、紹介いただきました。釧路市役所市民協働推進課の仲谷と言います。1枚目ですがタイトルですので、夏の写真で使っています。『温根内の木道』で、夏の涼しさ・わびしさを表現ということで表紙に使わせていただいています。
 平成16年・17年に取り組みが始まりました。NHKの全国ニュース・天気予報に北海道では、札幌・函館・釧路・旭川などが載っています。「他の街に比べると釧路は非常に気温が低い」というニュースや天気予報を観た本州の方から各問い合わせがありました。ここに書いていますように「長期滞在の物件がないのか」あるいは「取り扱っている市役所の部署はありませんか」という問い合わせが多くありました。しかし市役所として特定の業者さん・物件を紹介することは難しいことですので、電話帳をコピーして送るそれくらいしか出来ないということです。方針として「市役所の窓口を設けて対応をしなければいけないだろう」と、16年・17年位に考えが始まりました。
 18年になると、目的は、ある程度の人口減少の推移がその時点で出ていましたので、移住をしていただこうということで『定住人口増加させる』ということになりました。この時点でもタウンページなどから不動産会社の情報を紹介するというこの部分だけしか出来ない実績も『移住者も長期滞在者もゼロ』となっています。
 方針として、民間企業と連携をして協議出来る場、物件の情報をどのように伝えるかです。まず2~3日の観光旅行から長期滞在、『二地域』と言っていますが、両方の地域に家を持っていますが、住民票は本州にあるという方は『二地域居住』になっています。移住・定住を進めて行かざる得ない状況となっています。
 ニーズとして、長期滞在の方は色々な地域に長期滞在をしている富裕層の方が多いので、そのような方の動機や釧路の街や色々な気持ち、どのようなことが課題かなどのアンケート調査を行うことにしています。
 平成19年度、ここで一気に移住に持って行くことは非常に難しく課題が多いということから、私共では4日以上釧路に滞在する方を長期滞在者と決めさせていただいていますが、長期滞在者の方に毎年来ていただき、何とか移住に繋げて行きたいとして、方針を段階的に行って行きましょうとなっております。
 住宅の情報をお知らせしなければならないということで、民間の企業さんにお声をかけまして、賛同をしていただける不動産会社さんとの『長期滞在に伴う住宅情報等研究会』を設立いたしました。研究会に入っていただいた方の物件情報を提供するということに変わっていきました。特定と言うことではありませんが〝研究会会員〟という形で整理し提供をしています。
 長期滞在の方々へのロングインタビューも続けています。2年目の取り組みですが、この年も、移住者・長期滞在者がゼロとなっています。方針としては、いきなりマンスリーマンションを1週間・1ヶ月借りて住むということはハードルが高いということがあって、ホテル・旅館で4日位から1週間・10日位という物件を入れて行かないと長期滞在になかなか繋がらないということで、翌年度もこのようなものを行わなければいけないです。情報を共有化するために、物件情報と長期滞在される方の実績の把握をする方法をこの時点で考えています。
 平成20年度に「ホテルと旅館の部会」を設立しました。こちらも賛同をしていただける方の情報をホームページ等で紹介をしています。パンフレット等でお知らせをする。情報提供は、住宅・マンスリーマンションを含めてホテル・旅館について。長期滞在者の方とのヒヤリングも実施しています。この年、初めて、長期滞在者の方が17組31人。延べ日数が513日という実績を残しています。その時点では、全道ではトップ10に全然入らないような時期でした。
 この翌年『釧路長期滞在ビジネス研究会』を設立し、不動産業者・ホテル業者・交通事業者、約30社ほどに会員となっていただき、物件・ツアー情報・商品を問い合わせされた本州の方に提供をしています。
 主な取り組みとして、海外に非常にロングステイされている方からいただいたお声ですが、我々地元の人間が「(涼しいではなく)寒い」と言っていましたけれども、「釧路の夏は涼しい。ほどよく都会のような文化的な生活が出来る街、都市機能があるので暮らしやすい」「これまで暮らして来た海外の施設に劣らない魅力がある」というお声をいただきました。
 実際に海外へ行かれている方は、非常にのんびりとされていますけれど、食事と言葉が苦痛になって来るということから、日本の中で軽井沢のような避暑地を探していらっしゃるという方が非常に多いと聞いています。
 釧路市の気温を他の街と比べていまして、涼しいことをアピールするために作っております。8月の平均気温が18℃と謳って宣伝をさせていただいております。
 『くしろ長期滞在ビジネス研究会』は、平成21年6月30日設立です。当初は14会員。現在30会員となっています。主な事業としては、大都市圏へ行ってプロモーションを行い、ホームページを作り情報発信をする。来られた長期滞在の方に、この地域独特のものを体験していただくプログラムとして、地域の学習講座「北大通を歩こう」や地元の我々でもなかなか行かないような工場などを見せて釧路を知っていただくこと。情報を共有していただくために、長期滞在の方同士の交流会のセッティングをして色々な情報交換を行っていただいています。それから旅行商品では、阪急交通社さんやJTBさんで『長期滞在ロングステイプラン』というような旅行商品を色々と作っていただいています。滞在ホテルの方に聞くと、2割~3割、お客さまが増えていると聞いています。最終的には、市役所がいま事務局という形をとっていますけれども、最終的にビジネス化に向けて民間主体で何とか行けないかを研究しています。
 長期滞在物件のホテル系のプランです。シングルで月135,000円~225,000円。これには朝食しか付いていませんのでこれに夕食代がかかります。ご夫婦で来られますとツインで、月270,000円~450,000円と、こちらの方で情報を提供させていただいています。
 マンスリーマンションです。ご存じのように地域や築年数によってかなり物件の値段が変っています。一番人気が上から3番目の2DKで、55,000円~95,000円。やはり短期ですので、1年間借りると1ヶ月50,000円位のところでも、65,000円~70,000円と若干高めに設定をさせていただいています。家賃の他に駐車料金・保証費・光熱費など全部含めて100,000円程度あれば何とか1ヶ月過ごせます。最初はホテルに短期間、そのあとに1ヶ月以上、2ヶ月以上マンスリーマンション、というようにお客さまの志向としては変わっていっています。
 私共の研究会の取り組みといたしまして、研究会のホームページ、「YAHOO!」や「Google」で「涼しい」で検索をすると大体1枚目に「くしろ長期滞在ビジネス研究会」が出てきます。先ほど言った地域学習プログラム講座では、幣舞橋を歩いていただき、地元の商店街の方と協力をして釧路の歴史・北大通の歴史などを学んでいただいています。長期滞在者の交流会、ビジネス化に向けた研究会も年4回ほど行っていました。その他に、不動産や特別な部会を何ヶ所か持っているのでその取り組みの協議を行っています。
 表下が25年度です。これが北大通の今昔講座で、歩いて市民団体の方と一緒に北大通の各何店舗かに行ってインタビューしたり、逆にインタビューをされたりしています。25年から、港まつりの市民踊りパレード・北海盆踊り。練習をして、長期滞在の方と一緒に踊らせていただいています。昨年の北海盆踊りでは、10人位しかいませんでしたが4位になりました。
 26年度の研究会の取り組みです。本日共に出席させて頂いている三羽君が『地域奉仕協力隊』ということで、総務省の事業で、総務省から地方交付税をいただいて1人雇っています。彼は、札幌出身で高校・大学は九州。その後は、東京へ行き、カナダへ行き、また札幌へ戻って、今度は釧路へ来て働いています。PRとして地元のFMくしろにインタビューなどをさせてもらっています。昨年の夏、JALの中部線が季節運行を行いました。その前に名古屋の方へ行きまして、「直行便を使って涼しい釧路へ来ませんか」というPRを行っています。知人海岸は、夕日が非常に見えるという穴場スポットと私共は考えていまして、町内会の方と一緒に2日間かけて廃屋とゴミを行っていますけれど、あれから1年近く経っていますのでまた少し汚れていると思いますが、今年度も続けて行こうと思っています。
 主なプロモーションは21年度から東京・大阪・名古屋で『北海道暮らし・フェア』ということで、地元の移住を希望される方が相談に来る窓口があります。全道の希望する市町村が集まるところがあります。東京・大阪については21年度から毎年参加をしています。24年からは、研究会のホームページ。25年度この年は市の単発ですが東京の都営バス5台に『涼しいくしろ』とラッピングして走っていただきました。これは大阪での伊丹便です。空港会社とのタイアップによるPR。その他、23年は、振興局さんとのタイアップ。AIR DOさんの機内誌への搭載。道庁のブログです。26年度は、コンベンション協会と合同のPR。セントレア~釧路線の季節運行のPRとなっています。
 滞在実績については先ほど20年度17組31人となっていました。21年度もさほど変わらず19組37人。22年度20組34人。右側に順位が入っていますけれども大体10番ぐらいでしたが、取り組み始めが18年度ですから、それから6年目くらいの平成23年度に突然、66組117人という実績を残しました。そこから、23・24・25年、26年の上半期、全道で4年連続第1位となっています。あとで26年度の報告をしますけれど、私共が200人前後、2番目の町で100人行くか行かないかというところで、本来はもう少し眠っている素材もあるのかなと思っていますけれども、道庁で発表をしています中では4年連続第1位となっています。
 滞在日数の実績ですが、最初は、短い手探り状態で来られる方がいらっしゃいました。21年度からは、1ヶ月以上という方が少しずつ増えて来ています。1週間・2週間未満の方は、その半分は翌年に1ヶ月以上になります。リピーター率が約35%です。200何人のうちの100人前後は毎年来られている方、残りの100人くらいは新たに入って来る方ということです。滞在施設としましては、最初はホテルが多かったですけれど、最近ではマンションの方が多くなっています。
 年齢別の内訳は段階の世代と言いますか、富裕層、人生を一回終了して第二の人生で来られる60代・70代の方がほぼ80%・90%。最近23年位から20代・30代の方も滞在をしていただいています。私共としては、この年代層を今後の移住に繋げて行けないかと考えています。住所別の内訳は、東京が多いです。最近は、関西地域・四国・中国・九州と日本全国に広がりを見せております。東北も何人かいらっしゃいます。道内もいますけれども、ほぼ半分位は東京の方です。
 26年度上半期の上位10地区です。利用者数としては216人。2位の栗山町が96人、これが9月末までですので、私共10月から冬の間は一桁から多くても15人位。他の街のついてもそれほど増えないと思いますので、26年度下半期を含めても第1位は間違いないと思っています。
 アンケート等を行い、どれくらい長期滞在された方がお金を使っているかの調査をしたものです。7年の平均ですが、離釧費を除く1億7,400万円。1日、延べ約6,030円使っていただいている。市民一般の方で3,500円~4,000円位と言われていますので、その1.5倍くらい程度は使っていただいていると思っています。これは滞在をしている方のみです。先ほど言った、旅行商品などに入って来られる方はこの数字に入っていませんので、その方たちを入れると大体1年間で1億円弱の経済効果があると思っています。
 長期滞在をされている方で、物件を買われた方を調査したものです。大体、土地・住宅を買っていただき、大体ここで2,240万円位のものを買っていただき、住宅などは、「二地域」という形で使っていただいていると思います。
 一部アンケートを抜粋したものですが、良いことも悪いことも載せています。74歳の方は「スーパーは、商品が豊富でスペースが広い」「人々がよく面倒を見てくれて、親切だ」76歳の方は「ショッピングセンターが少ない」「図書館が少ない」と良い意見もあるし悪い意見もあります。
 いままでの長期滞在を通して課題として見えて来たものです。1.滞在中の情報・イベントや市民サークルの活動の情報を発信しなければいけない。2.長期滞在の期間を1ヶ月の方は2ヶ月へ等と伸して行かなければならない。夏の間だけ、どうしても滞在施設が満員になり断っているケースがあり、特に8月港まつりから大漁どんぱく辺りが一番混んでいます。ホテルもマンスリーマンションも全部埋まってしまう結果となっているので、その不足をどうするかということも課題となっています。
 移住に向けてのハードルの強さということでは、いままで長期滞在の方にたくさん来ていただいていますが、移住に完全に繋がったという方は、まだ1組または2組です。二地域という方でも8組位しかおりません。いくら来ていただいても、定住をしていただくということは、冬の雪などに課題が一番のネックだと思います。
 今後の課題としては、長期滞在用物件の拡大と物件の初期投資。どうしてもマンスリーマンションですので、部屋と家具を全て用意しなければいけない。不動産会社さんの設備投資・初期投資が非常に大きい。レンタル業者さんと連携をとって、部屋は空っぽのままでお客さまからレンタルをしていただくという方式に変えて初期投資を再開しています。『顧客満足度アップ』ですが、私共は『ワンストップ窓口』ということで、全ての窓口はこちらになっていて、後の予約などは各事業者さんに行ってもらうということで、市役所がやるべき仕事と民間業者さんがやるべき仕事を完全に分けて得意分野をそれぞれ担って行くということになっています。
 左側の新聞の写真の方は、岡山大学で生命倫理を行っている教授の方です。毎年長期滞在に来ていただきまして、釧路で生命倫理に関する講義・研究者を集めたものを行っていただいております。それから、皆さんご存じのように亜細亜大学野球部が毎年釧路へ来ていただいております。
 今後の課題としては、通年で呼べるようにしたい。夏は非常に多いですが、秋・春・冬は非常に少ないということで、秋は「真っ赤な釧路で秋を満喫」ということで『世界三大夕日』と『食』をメインにPRをしています。冬は、この時期、釧路は杉花粉が飛んでいません。花粉症の方がこちらで治療を行うということも想定をして『花粉がない快適空間』ということでPRをしています。春のPR媒体を考えていまして、シーズンを通してPRに務めて、秋も冬も来ていただきたいと考えています。
 今後の最終的な課題は、移住をしていただくのには、他都市と比較をして、子育てや雇用など色々な課題があります。市役所として、今後どのように進めて行くかが一番の課題で、移住をしたいということは、いまここに住んでいる我々にも定住したいと思うような街づくりにして行かなければいけないと思っています。
 先ほど、退会をされるお二人の会員の方、東京・浜松、出来れば近くにいる方に釧路の夏の涼しさの宣伝をしていただきまして、ぜひ「釧路いいよ」と言っていただければ、我々がPRをするよりも口コミで伝えていただけることが一番効果的です。皆さん口コミで近所の方に伝えていただいて、そのような広がりがありまして、今現在全道1位を続けさせていただいております。


会長謝辞
 仲谷様、三羽様、本当にお忙しい中、本日は『釧路市の移住・長期滞在事業について』のご講演をいただきましてありがとうございました。
 先ほど、お話しをいただきましたが、市民協働推進課のホームページの中に『くしろ長期滞在ビジネス研究会』という民間企業で運営されているサイトがありその中には、釧路センチュリーキャッスルホテル、ユタカコーポレーション、JR北海道釧路支社等会員の企業が含まれています。
 また、長期滞在の方には色々な条件もありその中でよくお話しを聞きますが、これからの時期には花粉がないところ、夏には涼しいところ、食と観光、気温や天候など釧路が一番適しているそうです。
 本日は、貴重なお話しをいただきまして大変参考になりました。ありがとうございました。



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