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2014-2015釧路ロータリークラブ 第44回(通算3362回)例会


会長の時間

会長挨拶 田中 正己 会長
5月24日日曜日、第7分区主催の『飲酒運転撲滅及び交通事故防止キャンペーン第8回パークゴルフ大会』が赤いベレー・パークゴルフ場に8クラブの参加で開催されました。釧路クラブからは、次年度白幡ガバナー補佐、脇会員、村上会員、舟木会員、及川会員、事務局の青島さん、私の7名で参加しました。
 ホストクラブの釧路北クラブ萩原会長、坂入幹事の大会趣旨説明があり、その後、第7分区山辺ガバナー補佐挨拶、釧路警察署第一企画規制・松本様より交通事故についての近況報告がありました。最近、釧路でも飲酒運転、自転車事故、横断歩道事故が多いそうです。
 また、社団法人釧根自動車協会・鈴木専務理事へ交通育英会の贈呈式が行われました。その後、約40名の参加でパークゴルフを行い、優勝は釧路西クラブ・加藤会員、準優勝は釧路白糠クラブ・大和会員でした。釧路クラブでは、白幡会員が5位、事務局の青島さんが何とホールインワン賞をいただきました。大会終了後、皆さんとバーベキューを食べながら楽しいひとときを過ごし、ロータリーアン同士が交流と親睦を深めたことが大変良かったと思います。来年は白幡ガバナー補佐が担当になりますので、ぜひ皆さんで参加していただきたいと思います。
 私の任期も残すところ、あと1ヶ月余りとなり、気を引き締めてやっていきたいと思いますので、皆さまのご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。



本日のプログラム 
国際奉仕委員会担当例会

 国際奉仕委員会 委員長 荒井 剛 会員
今月5月のゴールデンウィーク真っ只中に、家族からは「子供が休みなのになぜ行く」と言われながら行ってきました。釧路クラブからは私ほか、舟木会員、土橋会員にご一緒していただきました。その国際奉仕の事業について25分ほどお時間をいただきまして、ご報告をさせていただきます。 
 これは行く前に私が作ったパネルです。釧路クラブから、皆さまお一人ずつから国際奉仕事業の関係で1、000円をいただきました。それを地区補助金という形で、地区からさらに20万円、特別支援金10万円の合計40万円をタイのプーケットのある所に寄付をするということで、パネルを作ったものです。
 
 行程としてはわずかでした。5月3日に行き、5月5日に帰ってくるという強行スケジュールでした。実は私は、去年8月にも同じくタイのプーケットに行っています。その際、報告もさせていただきましたが、その続きということになります。今回のメンバーを簡単にご紹介させていただきます。私が付いて行った形になるのですが、2500地区の奉仕活動ですので、当2500地区の奥ガバナー、後で説明しますが、国際奉仕の事業に関しては、グローバル補助金を使った事業ですので、2500地区と日本では四国の2670地区、タイの3330地区、この3つの地区の合同での奉仕事業プロジェクトですので、同じく2670地区から四国の篠田さんがお越しになっていました。同じように2670地区の四国・徳島ロータリークラブの泊さんも一緒でした。中標津の笹谷さん、背の高い白人の方ですが現地・プーケットのパトンビーチロータリークラブの会長を務めている方です。その他、次期ガバナーノミニーになられる網走ロータリークラブの成瀬さん、同じく本間さんも一緒に行っていただきました。左側の女性、オラチョンさんという3300地区プーケット南ロータリークラブの元会長、3300地区の元ガバナーです。今回の訪問に関して、「自分たちで個別に行きますよ」と話をしていましたが「いやいや、ロータリーアンが来られるのなら全部アレンジします」と、空港からお迎えなど全部アレンジしていただいた方です。真ん中の男性も同じくプーケット南のロータリーアンで、去年8月にもお会いして今回も一緒に来ていただきました。
 
 今回の目的は2つの事業で行ってきました。1つがグローバル補助金事業。3つの地区合同でやっています。どんな内容かと言うと、プーケットにある図書館の整備事業ということでプロジェクトを立ち上げて、この度、図書館が無事に整備されたということで贈呈式が行われることから、2500地区及び2670地区から参加するということでした。それが最初のグローバル補助金事業です。贈呈式の参加というのが第一の目的でございます。
 2つ目、プーケットのミャンマー難民キャンプ支援です。去年8月に行っていますが、冒頭でパネルをご覧になったと思います。40万円寄付する対象となるミャンマー難民のキャンプ支援の問題です。この背景事情などは後でご説明いたします。大きくこの2つの目的で行ってきました。2つとも去年8月に同じく見ている所です。
 場所は、少し分かり難いかも知れません。タイの下に丸で囲んだ場所がプーケットです。バンコクが左側、地図の真ん中あたりです。バンコクに降りて、バンコクからさらに飛行機でプーケットまで1時間半位飛んで着くことになります。右側の図はロータリーのタイでの地区割りを示した所です。3300地区はプーケットが入っている地区です。
 グローバル事業ですが、先ほど申し上げたとおり図書館の整備事業です。3300地区、プーケットの南にあるバーンパーコク学校という図書館を見て、図書館自体あったのですが、本は有志の寄付で成り立っていて、それから寄付もされず、図書館は存在しているが新しいものが入らないし、机がない状態で閉館している状態でした。「それを何とかしたい」と国際的に呼びかけたところ、当2500地区と2670地区が手を上げていただき、それぞれ1万ドル、3300地区からも5、000ドル。グローバル補助金ですので、国際ロータリー財団から合計25、000ドル、合わせた5万ドルが対象になって、今回の図書館整備事業に至りました。
 
去年8月に行った時どんな感じだったかというと、写真だけパッと見ても分からないかも知れません。左側の写真がすでに閉館していた図書館です。外見しか写っていません。中身はほとんどないので、少し覗いても物置みたいな状態になっていました。その時、撮った写真です。小船井さんも一緒に行っていただいた時です。中には入っていないので中はこんな感じでした。
 それが今回どうなったかというと、これは、整備された後です。このようにインターネット環境が整備され、子供たちに座ってもらいました。左上はドラえもんです。漫画等かなり整備されていて、分からないかも知れませんが、ドラゴンボールなどもあります。全て整備されていました。中で撮っている写真です。子供たちに「笑って」と言って撮ってもらいました。これが前で撮った写真です。分からないかも知れませんが、壁自体も綺麗になっています。中はどうなったかというと、前の写真はないのですが、物置の状態だった所が今回、内装や本棚、机など入れてこのように綺麗になったという写真です。
 これの贈呈式に参加させていただいたということで、学校の子供たちのウェルカムダンス・伝統芸能などを披露していただきました。式典は外で行いました。ものすごく暑くて、座っている中で、水をどんどん運んで飲んでいただかないと倒れるくらい暑かった感じでした。贈呈式の際に、様々の方からスピーチをしていただきました。右の写真の女性は、現在のプーケット南ロータリークラブの会長です。メンバーの写真で紹介させていただいたオラチョンさんからもスピーチいただき、2500地区からは奥ガバナーにもスピーチいただきました。最後にタイの3300地区の現在のガバナーのクワンチャイさんです。去年の帯広大会にもお越しいただいたクワンチャイさんにスピーチをいただきました。
 私も子供たちと土橋さんと一緒に感謝というポーズをとって写真を撮ってきました。これが図書館事業の話です。
 
 訪問目的の2つ目、バンジョースクールですが、ミャンマーの難民のキャンプ支援です。これは少し説明が必要ですが、スクールというのは読んで字の如く学校です。バンジョーというのは場所です。当初はバンジョーという場所に学校を作ろうということでバンジョースクールと呼ばれていました。対象はミャンマーの子供たちです。ミャンマーから無国籍というか、ミャンマーから仕事するために越境してタイに入って来ている方が沢山います。推定ですが、ミャンマーからの不法労働者はタイ国内に200万人位いると言われています。正確な数は分かりませんが、今回案内していただいた方の話ではプーケットだけでも10~20万人はいるという話でした。そうすると当然、働いている子供たちも沢山います。ミャンマーから来ていますから、正式な住民登録していないのでタイの学校に行ける訳もなく、またタイ語も喋れることができません。そのまま親が住んでいる場所に、親が日中出稼ぎに行っている時はタコ部屋みたいな所で日中過ごしております。そのような状況を見かねたグッドシェパードというカトリック系のシスターの団体ですが、「これはいかんね」ということで、難民キャンプというかタコ部屋みたいになっている所ですが、「空き部屋等を使って教室を開こうじゃないか」ということになったのがきっかけです。
 最近、小船井さんから情報提供いただき、私も色々と読んだのですが、2008年にはこんな事件があったようです。ミャンマーからプーケットにドドッと難民を載せて来るトラックがあります。大型冷蔵庫を載せ、その大型冷蔵庫の中に人を入れて入国してきます。その大型冷蔵庫の中に人が120人ほど押し込められております。そのトラックの冷房は当初は効いていましたが、途中で冷房が壊れてしまったらしく、中のミャンマー人がドンドンと叩いてタイ人のドライバーに対し「冷房が切れているぞ、どうにかしてくれ」と言ったにもかかわらず、運転手はまったく気にせずそのままトラックを走らせました。途中で止めて中を見てみたら50人位が死んでしまっていた。狭い場所なので窒息していた。1人が50cm四方に突っ立っている状態で120人が詰め込まれて、なおかつ冷房が切れた状態で運ばれた結果、50人位が死んでいたという事件が起きたのです。タイ人の運転手は怖くなって逃げてしまった。これがタイ国内でニュースとなり、国内に衝撃が走り、何とかすべきじゃないかと。不法に入ってしまった労働者を合法的に受け入れる手続きをすすめるようにはなりましたが、それでもなかなか進んでいないのが実態です。そんな事件がありました。
 グッドシェパードが主体となって、子供たちに教育を受けさせるべくバンジョーに学校を作ったのでバンジョースクールをやっていました。当初やっていましたがバンジョースクール内でも、誰がどう嫌がらせするか分かりませんが「バンジョースクール自体もやや危険だ」と言うこと、もともと不法労働者に対して敵意を持っている地元の人らが来て嫌がらせを行う、そして、その嫌がらせの対象がグッドシェパードのシスターさんに対しても及ぶことがあるため、シスターさんも危険を感じて「引っ越した方がいい」ということになりました。そこで移ったのがバンヤーという場所です。ですので今はバンヤーラーニングセンターと呼ばれるようになっております。
 これは、ちなみに今回視察したのは、元々あったバンジョースクールと呼ばれている難民キャンプの場所、今でもミャンマーの労働者が住んでいる場所です。そこに行ってきました。スライドで映っている写真のような狭い場所の横に入ったりしますが、こういう鉄格子みたいな所で子供たちは当初は勉強していたみたいです。
 この写真はバンヤーラーニングセンターの場所です。モーテルみたいな所で、旅行者が泊まれるような部屋が8つ位並んでいるうちの2部屋を借り、ミャンマーの子供たちの教室として開放しています。そこに私たちは去年の8月に行きました。ただ、このバンヤーラーニングセンターでも子ども達の人数が多くなってしまって、また、バンヤラーニングセンター周辺に難民の子ども達全員が住んでいる訳ではないので、難民キャンプからこちらに来るために毎日バスで送り迎えしています。送り迎えしているのがグッドシェパードだったり、グッドシェパードに協力しているパトンビーチクラブだったり、そういったボランティア等が運転してミャンマー人のキャンプに行き、運んだりしています。
「もっと行きたい、通いたい」というと子供たちが沢山いて、2部屋だけじゃ足りなく、もっと大きくしようという話が去年の夏に出ていました。どういう話かというとモーテルの2部屋を持っているランドオーナーがこの話を聞いて、「もう少し大きい土地があるからそこに学校を建設したらいいじゃないか」という話が出ました。「じゃあ、いいね」ということで、設置して教室を開いた上で、そこで浄水化装置も設置しましょう。浄水化装置で余れば図書なども寄贈しようと、去年8月に話合いをして、当初の予定では今年の2月~3月には完成する予定でした。タイの新学期は5月なので、まさにゴールデンウィークに行った時には「新学期の際に駆けつけて良かったですね」と考えてスケジュール組んでいましたが、残念ながらそこまで上手くいかなかったのです。途中で話が二転三転してしまっています。
 パトンビーチのロータリークラブやプーケット南ロータリークラブの方と色々話していると、今後も学校として新しい所に移る可能性あるにしても、その先、さらに移転する可能性があるため、浄水装置を設置するにしても固定の浄水装置ではなくて、持ち運びが出来る浄水装置、そんなに高くないですが、40万以内で収まります。そういうのを設置したらいいじゃないかと。今後、そのような動きになるのではないかと思われます。
 なぜ頓挫したのかは、色々事情があるようですが現在のバンヤーラーニングセンターが入っているモーテルを持っているランドオーナーと同じオーナーですが、一説によると「資金難に陥ってしまった」とか、もう1つは「相続問題で兄弟ともめたか分かりませんが、バンヤラーニングセンターを建てようとしている土地を処分しないといけなくなった。そこが使えなくなってしまった」ので頓挫してしまったという話も聞きました。
 
 2つの事業、グローバル補助金を使った図書館整備事業の贈呈式、本来の目的は達成出来ていませんが、ミャンマー難民の子供たちの支援の現状等を見てきました。
 このような国際奉仕事業等で海外に行くと、こういった事業の調査を通じて、現地でのロータリーアンや日本からの別のロータリークラブの方と今回も交流を深めることが出来ました。
 これは、5月4日の夜だったと思います。1番右のボワッと映っている写真が舟木さんです。舟木さんがちょうど誕生日でしたので、皆さんとお祝いをしました。真ん中の下が、輪になって踊っていたりしていた場所です。このようにバナー交換をしてきました。プーケットには7つのロータリークラブあったと聞いています。そのうち、5クラブに来ていただきました。来ていただいた5つのプーケットのロータリークラブのうち3つの会長が女性で、非常に印象的でした。
 これは番外編になりますが、せっかくプーケットに行ったということで、ちょっと象に乗って来ました。象に乗るツアーは「1人1、200バーツ」と言われたのですが、舟木さんが、旅行会社に対し、「いや、600だ」と。いきなり半額を要求したら、本当に半額になってしまいました。ああ、こんなことって本当にあるのだなあと思いました。本来の値段より半分になったというのがすごく衝撃を受けました。しかも、ズバッと言って、スッとではないですが通ってしまうのを目の当たりしてびっくりしました。
 ごめんなさい。舟木さんの承諾を受けないで載せてしまいましたが、これは舟木さんがヤケドというか日焼けした際の写真です。私はタイ・プーケットにたった3日間しかいなかったのですが、舟木さんと土橋さんは前乗りして、しかも私が帰った後も何日か滞在していました。私が着いた時点でこんな状態で、体が真っ赤っ赤になっていました。土橋さんと舟木さんがビーチに行って、何時間かいたら真っ赤になってしまったそうです。特に足がひどい状態です。すみません、上半身も脱いで下さいと言って、写真を撮らせていただきました。真っ赤っ赤になっています。本当は土橋さんの写真を撮りたかったのですが、これはR指定が入るくらいひどい状態で、水ぶくれがひどくて私が着いたときには、病院でアロエを塗ったり、ガーゼ等を貼りまくって、「アルコールを飲んだらとんでもない」ということで、私がいる間はジュース飲んでいたので、大変な思いをされたのだなと。
 日差しが半端ないということです。ああいう所に行くと2~3時間位で外を普通に裸で歩いたり、ビーチで横になっているとこんな状態になります。もし、プーケットに行かれることがあれば気を付けてください。おまけのような話もありましたが、タイでの今回の視察についてご報告とさせて頂きます。


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