釧路ロータリークラブ

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2015-2016釧路ロータリークラブ 第28回(通算3394回)例会

お客さま紹介

 本日のお客さまをご紹介させていただきます。と言っても皆さんご存じの釧路市長蝦名大也様でございます。(拍手)この後、ご講演いただきますのでよろしくお願いいたします。


会長の時間
会長挨拶 西村 智久 会長

 皆さん、こんにちは。例会案内にも書いてあります、釧路西ロータリークラブ、2月1日に、来週の月曜になりますが、釧路出身の戦争写真家で長倉洋海さんの『特別講話』ということで「ご興味のある方ぜひ参加してください」と西ロータリークラブからご案内をいただいておりますので、幹事に連絡をしていただきたいと思います。

 もうひとつ、とうとう世界的なご案内が来ておりますので、皆さまにご案内したいと思います。4月30日になりますが、イタリア・バチカンのサン・ピエトロ広場でフランシスコ教皇がミサを行うそうでございます。その席で、イタリアの第2080地区が主催するロータリーの催し物があるそうで、ロータリアンのために8,000席をご用意されているそうです。1人でも多くのご参加をということで、案内をいただいております。この後には、祝賀会・夕食会等々色々なイベントが用意されているそうです。地区のホームページからその内容が見られますので、是非ともイタリア・バチカンへ『特別ミサ』に来ていただければと思います。なぜこの話をしているかというと、やはり世界の舞台でロータリーの行事に参加をすると、そのダイナミックさが身近に感じられると思います。

年当初よりご案内しております5月にソウルで行われます『世界大会』。いまロータリアンとしては8名登録をいただいております。あと我々の家内含めていまのところ12名位の予定になっております。1人でも多くの参加をいただき、世界のロータリアンの姿を間近で見ていただき、是非ともロータリー活動の刺激にしていただきたいと考えております。

本日は、『市長の特別講話』でございます。昨年は確か欠席なされておりますよね。2年振りです。このところ明るい話題が釧路には何点かございます。それを含めて市長から『明るい釧路の街づくり』について語っていただきたいと考えております。今日もよろしくお願いいたします。

以上です。


本日のプログラム 

 本日のプログラムに移ります。『魅力あるまち釧路市の今後の動向』ということで、釧路市長・蝦名大也様、お願いいたします。

 


魅力ある町釧路市の今後の動向”

釧路市長 蝦名 大也 様

 改めまして、皆さまこんにちは。釧路ロータリークラブの例会に、このように出席し『魅力ある釧路市の今後の動向』ということでお話しをする機会をいただきまして、誠にありがとうございます。また、釧路ロータリーの皆さま方は、我が街の経済を牽引いただきながら、そしてまた様々な分野に目を向けていただいての社会づくり、本当に日々ご尽力をいただいているところでありまして、心から感謝と御礼を申し上げる次第でございます。

そのような中、いま市が考えていることなどをお話し出来ることは大変光栄な事と考えているところであります。本当は、丁度いま予算編成作業を行っていて、新年度の予算のことなどを言えれば良いなと思っていますが、まだ発表をしていないもので全部フタが閉まっていない状況でありまして、もう少々かかりますので、そこについてのお話しはちょっと出来ないところでありますけれど、釧路市が向かう方向性については、お話しをさせていただければと思っております。

会長からも「明るい話題」というお話しもございました。直近の明るい話題と言いますとやはり、3月12日にいよいよ『阿寒インターチェンジ』が開通いたします。勿論、釧路町の『釧路東インターチェンジ』も開通するのでありますけれど、これは非常に大きいものであります。1957年に『日本の国土計画』の中で、「背骨として釧路まで高速道路を持って行こう」ということが決定され、釧路まで来ておりませんけれど、そのことが59年にして阿寒インターチェンジが開通するということで、非常に大きな起爆剤になると思っています。

昨年、『白糠インターチェンジ』が開通いたしまして、その後のゴールデンウィークに色々な入り込みを見て行きますと、『MOO』入り込み数は倍になりました。そして、阿寒の道の駅『丹頂の里』エリアも3倍になりました。そして『恋問館』も3割位アップという形の中で非常に増えていました。厚岸でも、公園に止まっている車のナンバープレートをチェックしたら圧倒的に札幌や旭川などの車が増えているということで非常に良い形でした。

ここで注目すべきところが、帯広はどうだったかと言いますと、実は、帯広も以前より入り込み数が増えています。同様に占冠、こちらも一度は人の数が増えています。昔は100あるパイが伸びていけば、帯広がいくら、釧路がいくら、どこがいくら、とこのような形で経済波及効果は計算されていました。が、これは間違いだと。インフラが出来ることによって、その動線を太くしていること、つまり、需要を作り上げているということで、今までが100だとしたら130140というように総数が増えているところを注目すべきだと思っています。

ということになりますと、この釧路まで、阿寒まで来る。併せて、阿寒から釧路までの17qも整備がスタートする。併せて、釧路〜根室までと、こうやっていくことによって、他の道路が地域高規格で標津〜釧路間、これは平成8年からやっていて20年経って、供用はまだ約20%でありますけれど。それと、根室と中標津もあります。このようなものがしっかり行われることによって、それは単にこの地域に住んでいる33万人だけではなく、そこが更なる需要を作り上げながら50万人という経済圏になるのか、もしくは、更に増えていくのかということが、このインフラと結びつくということで非常に大きな期待をしているところであります。

併せて『インバウンドの対応』ということで、いま日本が世界に発信をする『広域観光周遊ルート』というものを昨年選定いたしました。日本で7ヵ所です。4泊5日くらいの周遊ルートということで、実はこれで、北海道では釧路を含む東北海道が唯一選ばれました。ここ東北海道を中心とする周遊ルートが選ばれておりますので、ここも期待しております。この選定された所は5年間で様々な整備を行っていきながら、つまり例えば、表記ではサイン・英語などです。そういったものをどうやるか。東京などでも、“何とか通り”をアベニューストリートという形に進めておりまして、我が街のところを見ていきましたら、例えば『丹頂の里』、赤いベレーの所です。「丹頂の里を英語表記しているか」と見たらローマ字表記なのです。「ローマ字と英語は違う」という話をして、しっかり英語表記にするように進めています。このようなことを進めていき、しっかりとした『インバウンド対策』を受けていこうという取り組みを行っていることも併せてご紹介させていただきます。

このような中での人口減少ではございますけれど、人を呼び込んでいきながら進めていきます。あと、クルーズ船もありますね。今年は14隻が入ります。クルーズ船の消費の金額を国で平均値を出しているものでは、「1日当たり30,000円だ」と言われています。釧路で使っているお金が、私共が調査をした中では11,000円〜14,000円。ということは、まだかなり幅があるということで、このビジネスチャンスを活かしながら、もう既に日程が決まっていて発表をしていますので、是非ともそこに合わせて色々な取り組みを街の中で練って、結びつけていけばと考えているところでございますので、よろしくお願いしたいと思います。直近で予定されている行事はそのようなものであります。 

その中で、本日皆さまへ資料として配らせていただいているものは、次第と『釧路を取り巻く環境』と表が何枚か入っていると思います。折角ですからこちらのお話をさせていただければと考えております。

いまもお話をしたように、釧路の方は『人口減少』ということで、「いま176,000人台ということになりました」ということで、若干転出が収まったものの、この減少傾向は変わらないという形になっているところでございます。

その中で、『日本創成会議』で示された数字では「2040年には106,000人台になりますよ」と言われています。併せて、『消滅可能性都市』という言葉が出ました。つまり、街がなくなる。全国で896自治体です。この定義というものは、20歳〜39歳までの女性の数が半分以下になる街、これを『消滅可能性都市』という言い方をしているものです。そこが消滅可能性都市としての定義でございます。この中で、釧路も51.5%減ると言われ、半分以上ということで消滅可能性都市というところに位置付けられているということす。

この人口減少の計算式等々を見ていきますと、これはある意味、エクセルでも計算が出来るというものです。その時の人口、そこに対してそこの地域の出生率、そのようなものをある意味で掛けてずっと行けば幾つになるか、ということになります。直近では結構正しいけれど、将来的に見ていくと、いま日本は1.42と上がっていますけれど一番低かったときは1.26でした。これら数値をベースに人口推計を行うと、日本の人口は将来的にほぼ居なくなってしまう計算になるわけです。

そのうちの、ここを抜き出してどうなる。例えば、その中には「その他の経済的背景」、これは数値に係数に表せません。だから入りません。それと例えば人口が下がっているときに「人がどのような思いをするのか」という生物学的なことも入りません。だから完璧なる数値の計算式の中で、あの人口予測が出ているということです。簡単に言ってしまいますと、そのようなものでございました。

しかしながら、そこへ向かって日本の国が、しっかりと人口減少等の対策を打つという方針を示しました。ここが重要だと思っています。やはり日本の国でありますから、国があって都道府県があって市町村がある訳でありますけれど、国がどのような施策などを打つのかということを活用していきながら、地方自治体というものは色々なことを行っていくことが重要だと思っているのであります。その国も、都道府県も関係なく、「我が街はこれでいくのだ」とやっていくためには、これは財源の問題を含めて厳しいものがありますけれども、逆にそのようなものをしっかり活用して、今まで出来なかったことに対応して行こうと、このような形で考えているものでございます。ここはしっかり活用して行こうという考え方でございます。

 あとは、ロシア200海里内のサケマスの流し網漁禁止の影響など書いてあります。ここは本当に様々な対応、101億円の対策が出ていましたもので、ここも活用していこうというものです。TPPにおいては、まだ中身が分からない状況ですね。議会の方でも「しっかりと中身を把握してやれ」と言われますが、あれは1000ページでしたか、全部英語ですよね。せんだって1月7日か8日に初めて日本語訳が出されまして、それに対する付則などについては、まだ日本語訳が出ていない状況でありますので、非常にこの中身を精査することが現状では難しい状況になっていると思っています。

では、国の12月のTPPの対策は何かと言うと、これは「如何なる状況になろうとも、しっかり足腰の強い産業を作っていこう」という形で出て来たものでありますから、私は本当に良い形だと思っています。これから詳細の分野について出て来ると思っています。私が読んだところは97ページの概要版だけで、本文はまだ見ていない。この後、本文の方を、ただ1,000ページ見るのに何日かかるのかと思いますけれど、このようなことをしっかりやっていきながら、様々な対応を進めていこうということであります。何となく、農業や一次産業ばかりが多いような感じがするのですが、私は様々なところに出て来ると思います。

 先日、食品衛生の関係で、国の方が、世界基準のところを2020年までに取って行くという方針を示されました。これは、TPPで、「強い産業」「外国を視野に入れて」ということもあり、「受け入れ」というのもあります。そのときに国内法がしっかりとしていないと出せないというのは、日本はガイドラインだけですから、世界一厳しいガイドラインを守っても、それが法律になっていないということで、諸外国から見れば「何もない事と一緒だ」という形になっている。「だから基準を作る」と言っています。しかしそうなると、そこに対応が出来ているのは、食品加工の会社等でも日本の中では3割ないというもの新聞に出ていました。そうなると、残った7割強をどのように色々進めていくのか。当然、そこに伴う色々な支援策が出て来ると思うけれど、大変な分野一つ一つに課題が出て来るという状況でございます。そのような状況の中で、しっかりとアンテナを高く持ちながら、先ほど言った国の方針や施策などを活用しながら良い方向性を作っていければと考えています。 

 そんな中で、予算はまだ言えないということで、本日このような『財政健全化』に向けたこの5年間で取り組んで来たことについて、一定のこのような状況に変わったということをお話ししたいと思います。

このグラフの1番目、なぜ人件費かなと思うけれど人件費からですね。つまり「行政側として人件費の圧縮というものを一生懸命頑張って来ました」ということであります。平成17年に1529,300万円というものが、1176,600万円ということで下げて来ているということでございます。そこで、歳出、支出ですね。「そこに占める割合も昔は13.3%あったけれど、いまは12.1%ということで行革を進めています」ということでございます。

 ここで、役所の出し方で国もそうですけれど、人件費には臨時職員は入らないのですよ。これはズルいと思いますね。嘱託などは人件費に入れないもので、これは国がそうなので、だから地方自治体も行っていますけれど、正確に出すには本当はそこを出すべきだけど、これ国自体がやっていないから私たちもやっていません。じゃ、人件費に嘱託や臨時職員を入れたらとんでもない額になるのではないかと誰もが疑問に思われますけれど、そんなに増えていません。ここは僕が「ウチの街を正確に出すためのそれも出すべき」ということで、近々これも発表出来るようにしたいと思うけれど、傾向は問題ないということで見ていただければありがたいと思います。

 グラフ2は『健全化比率』ということです。これは赤字会計かどうなのかという事と、将来的に財政に負担を要するのはどうなるのか、ということであります。19年には赤字がありました。併せて将来負担比率が224.8%あった。実は、これは魚揚場会計なのです。巨額な赤字を返済していくということになっていまして、これを計画的に進めているから、いまは132.4%で、あと2年かな。30年か31年で全部解消出来る形になっていて、順調に進んでいます。

 次は、グラフ3ですね。これは『減債基金』。これは貯金だと思っていただければありがたいと思います。この貯金17年から21年です。21年には、45万7,000円。約960億円の予算を組んでいる我が街ですけれど、貯金が45万7,000円だったということでございます。まさにこれも本当にびっくりしました。それから、しっかりとした財政を進めていかなくてはいけないという色々な取り組みで、23年には、とりあえず10億円位までは何とか確保していきながら、現在は40億円の貯金というものを確保して来ました。

予算は全て執行すべきというご意見もありますが、それはあり得ないだろう」と私は思いますね。なにか起きたときにどうするのか。例えば直近で言うと、18年の小泉さんの『三位一体改革』、あのときの交付税。釧路の税収の割合をこのように思ってください。皆さんからいただいている税金がざっくり200億円です。国から来ている交付税のお金はざっくり250億円。この450億円という収入があり、併せてそこに伴った借金などが色々あって予算が出来上がっているという状況です。その現金をどのように有効に活用していくか。現金的には450億円です。これを活用していくということになっています。例えば先ほど言った三位一体改革のときには、250億円来ている交付税、そこを国がある日突然、あのときは7%下げました。12月になってから。予算編成を行っている人たちがそのニュースを聞いた瞬間「今日帰ろうか」と。もう成り立たない訳です。あのとき私は道議会議員でしたけれど、釧路でも250億円の7%ですから、1,000万円や500万円をどうやろうかと見ているときに収入がそれだけ変えられたら、全く手も足も出なくなるような状況になります。あと、例えば『リーマンショック』のときです。あの有名な豊田市などは「税収が半分になった」と言っていました。「税収が半分になり、焦って財政健全化に取り組み、併せて貯金を崩してその分を埋めた」と言うのです。「へぇ」と思って「税収で幾ら減ったの」と聞いたら「120億円減った」と言っていました。ということは、普段240億円の税収があるのか。「貯金幾らあるの」と聞いたら「120億円を貯金でまかなった」と言うのですから。このように何が起きるか分からない状況の中で、ある金を全部使っていくということを僕はあり得ないということで、かなり批判を受けながらも行っている。しかし、その中でいまのところ40億円位の貯金を貯められるような形になったのは。

本当はもう少しここで貯めていきながら。併せてお金は貯めるだけではないと思っています。どのように使うか。それは、リターンの来るようなものに。私は、予算ですから勿論『市民生活の充実』というものがありますけれど、100万円を100万の価値で使うのではなくて、出来ることなら100万円を使ったら120万円にならないかなとか、150万円にならないかと、このような使い方が出来ることが一番理想的だと思っていますけれど、いまそのような中でその使う原資を確保しながら進めています。

この40億円が確保出来たということで、『一時借入金』のグラフを見ていただきたいと思います。この2番目であります。オレンジが、平成17年の釧路市における一時借入金、要は運転資金です。短期の運転資金と考えていただきたいと思います。4月〜3月まで1年中ずっと運転資金の借り入れを行っていたものでございます。それがようやく平成26年から借りる月は3ヵ月になりました。これで言うと4月・5月そして3月です。どうしても行政の入って来るお金は、新年度明けてから5月に色々なものを請求して、6月に入って来ますので、どうしてもこの3・4・5月が資金ショートという形になります。しかし、昔は12ヵ月全部が資金ショートということで、これだけのオーダーの中でお金を借りていたものです。

いま、それは3ヵ月ということに出来ました。逆に言うとあと40億円、80億円の基金があると、一時借入金はゼロで回転出来るということが釧路の状況になります。いま40億円である故にどうしてもこのような借り入れは行っているという形になるけれど、しかし、これでもかなり良い形になって来たと思っています。ちなみに昔、金利だけで年間1億円位払っていましたけれど、26年には、私共が払った金利が100万円位であります。これは全部皆さんの税金なのです。金利も、どこからも補助金は来ません。という意味では、税収も、少しでも健全化のところを進めていこうとしているのでございます。

次に5番目は『普通交付税』。人の推計と総合戦略における人口減少の影響。実は、釧路の税収というものも先ほど、ざっくり200億円というお話しをしました。これが大体割合がありまして、2年ほど前までは、固定資産税が一番大きくて80億円。そして皆さんの住民税が70億円という感じでいましたけれど、いまちょっと税源移譲になったもので、いま一番多いものは住民税、これはざっくり90億円位になります。固定資産税が大体70億円位。そして法人税が20億円〜21億円、たばこ税が18億円位という中で税の体系の収入は来ております。

その中で、どこの税収を伸していくのかということでは、当然企業活動の中で活発にやってもらい法人税などが伸びていければ良いと初めは考えていましたが、この10数年の動きを見ていきますと、法人税のMAXは25億円位であります。平成に入ってからのものは、平成の頭までは35億円〜37億円位の税収がございました。しかしいま21億円という形になっていまして、ここは会社の数も減っております。釧路は商工会議所のデータでいくと9,000台あったものが確か6,000台位の数になっているということでありまして、どうしても人口減少とこれはリンクする。

そうしたら次は何を見る。住民税。住民税と言いますと、ここも人口が減少すると交付税が減ります。「1人当りいくら」ということで計算をしますから、そこで見ていくと、普通交付税は、大体1,000人減すると、先ほど言った250億円の中から1億3,000万円位下がるという構図になることがこの傾向です。だから人口減少というのは、可処分所得は税収が入るのと交付税併せた450億円が下がって来るという形になるものでございます。

 隣のグラフ6ですね。これは、社会保障費に占めるお年寄りの方と子供の。少子化になってはいますけれど「昔あった子供たちの環境を整えていこう」ということで、数は減っているけれどもどうしてもこのような社会環境を作るためにお金がかかる。このようなものを、この5年間の財政の健全化の取り組みの中で進め現在があり、更に『まち・ひと・しごと創生総合戦略』に基づいて次なるステップのところへ踏み込んでいくというものでした。『まち・ひと・しごと創生総合戦略』は、このペーパーに出ています。細かい中身、KPIという目標数値などは、ちょっと沢山の枚数があるもので、コピーを持って来なかったのですが是非ともホームページ等の中でも見ていただければと思います。

2040年に釧路市の人口が106,000人」と推計されるところ、「プラス32,000人の138,000人にしていこう」ということで、それに伴いながら色々な事業を行って行く。そのスタートが28年からの5年間の中で色々なことを行って目標数値を色々掲げているものでございますので、是非ともここも見ていただければありがたいと思います。

予定の25分になりました。あと、学校の耐震化、このようなものも色々と知恵を使いながら行っております。本当は平成7年の『阪神・淡路大震災』から耐震化の課題はあったところでありますけれど、実際に釧路が取り組んだ年が平成17年から「この耐震化をしっかり進めていこう」ということで行きました。スタートの中で、この釧路市は青ですから北海道より耐震化が進んでいました。しかし北海道自体の方が耐震化を進めていくところで、赤いラインでどんどん上がっていって、釧路の場合は改修と併せて耐震化をするという方針の中で、そんなに耐震化率が進まなかったと、しかし国の制度が「平成27年までに行わなければいけない」となったことから、SPCを作らないで行っていくという『釧路版PFI』、あの独特のやり方でありましたけれど、しかも「地元だけで行っていく」というやり方であります。これを行うことによって、2校を残すだけで、あと全ての耐震化が完了するということになります。

併せて、これにおける財政の負担も平準化するような形を取っている。常にそうやって、先ほど言った財政の問題と行っていかなければいけない事業の問題、併せてまた皆さんの税金でありますからどのようにここが次のリターンと言えば良いのでしょうか、私たちは収益事業で儲けるために行っているのではないけれど、しかしそこを期待しながらお金を使っていくというやり方の中で進めているということを是非ともご理解いただければありがたいと思うところであります。

この後、予算の発表が近々に行われて来ますもので、本当は予算のお話しが出来れば良かったのでありますけれど、まだ何処にも出ていない事とフタが閉まっていないということで、いま取り組んでいる部分についてのみお話しをさせていただいたということでお許しをいただければありがたいと思います。

ご静聴、誠にありがとうございました。

司会
 蝦名市長、誠にありがとうございました。西村会長、謝辞をお願いいたします。

  

会長謝辞

 蝦名市長、本当にありがとうございました。市長がよく言われることが、「一戦必勝ではダメなのだ。色々なところに色々なチャンネルを広げて、色々なことに取り組み、十戦三勝。三割打者で良いのだ」ということをよく言われます。

 市長は、我が街にとってトップセールスマンとして、活動をしていただいているところでございます。

 先ほどの講演で、随分と咳をしておりましたので「風邪気味かな」と、ちょっと心配をしております。秋には、選挙も控えておりますので健康に留意して我々の舵取り役・トップセールスマン・リーダーとして今後もご活躍いただけるようお願い申し上げまして謝辞とさせていただきます。

 本日は、どうもありがとうございました。

  

司会

 以上を持ちまして本日の例会を終了いたします。

  

点鐘

ニコニコ献金

 お名前(敬称略)   内        容
中村 幸史 会員 東京東武百貨店にてとても頑張りました。そして釧路をアピールすることが出来ました。
木下 正明 会員 一番下の娘が高校に合格しました。
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