釧路ロータリークラブ

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 2015-2016釧路ロータリークラブ 第38回(通算3404回)例会 
 会長の時間 
  会長挨拶  西村 智久 会長

司会

 委嘱状が届いておりますので、会長から発表をお願いいたします。

荒井剛君、登壇下さい。邵龍珍君、登壇下さい。

 

会長より委嘱状授与

 次年度地区の委員会の委嘱状が届いております。

   委嘱状 荒井 剛 殿

 貴殿には、2016-17年度、国際ロータリー第2500地区のグローバル補助金小委員会委員として地区のロータリー活動にご奉仕下さいますよう委嘱申し上げます。

2016年3月5日 

国際ロータリー第2500地区2016-17年度 ガバナー 駒形 曙美

 

 よろしくお願いいたします。

 (拍手)

 委嘱状 邵 龍珍 殿

貴殿には、2016-17年度、国際ロータリー第2500地区の姉妹地区委員会委員として地区のロータリー活動にご奉仕下さいますよう委嘱申し上げます。

2016年3月5日 

国際ロータリー第2500地区2016-17年度 ガバナー 駒形 曙美

 

よろしくお願いいたします。

 

(拍手)

 
   

 皆さん、こんにちは。本日は、たくさんの方々においでいただきましてありがとうございます。

僕には声がかかっていませんが、本日、第1回80周年実行委員会が開かれるということでございます。80周年というと記念事業でご存じだと思いますが、台北中央ロータリークラブとの『姉妹ロータリークラブの締結式』も多分予定されていると思います。その式を向こうで行うか、こちらで行うかは、実行委員会で検討されると思います。次年度・木下会長は、もう自分の年度になったらすぐ台北へ行く予定になっていると聞いています。ぜひ私も誘って、私も行きたいと思っております。よろしくお願いします。

 本日は、栗林会員もいらしておりますが、今週火曜日に商工会議所主催の俗に言う『空港民営化』の話を聞かせていただきました。言っては悪いですが、いつも商工会議所のセミナー系は退屈して眠くなるものですが、珍しく1時間30分、大変有意義な講演をいただきました。実は待ったなしで、もう俗に言う空港民営化は既定路線で決まっていると初めて知った訳であります。新千歳・釧路・函館・稚内という国営空港みたいなものが否応なしに国が進めているとおりになってしまうということです。いま、帯広や旭川がよく新聞で「どうするか検討をしている」ということは、あそこは俗に言えば『市営空港』で、市が運営を行っているような空港ということ。それに、この国営の4つの中に入るか入らないかをいま検討をしているという話を聞かさせていただきました。

ざっくり言うと、新千歳空港の利益で他の空港を維持して行こうという話なのでしょうが、実際には、仙台空港では、そのようなことがこの3月・4月に始まっているということです。あと、福岡と高松が、年度が決まっているということであります。釧路空港も運営管理を全て民間の会社が行うということですので、我々もこれからは空港を利用するにも、色々と陳情するにも、また状況が違うと感じたところであります。

 昨日、全道で私たちの業界の集まりがありました。稚内や函館は全く「え、そんなことあるの」というように聞いていました。釧路商工会議所の取り組みに敬意を表して本日の会長挨拶とさせていただきます。

 本日もよろしくお願いいたします。

 本日のプログラム 

『ティンプーロータリークラブへの訪問に関して』

 

国際奉仕委員会 委員長 荒井 剛 会員

 皆さん、こんにちは。本日は、国際奉仕委員会が例会を担当させていただくということで、3月28日から4月5日までタイとブータンへ国際事業の可能性を探るということで、行って参りました。その報告をさせていただきます。報告は、私自らさせていただきます。

 

報告

 改めまして、こんにちは。

ティンプーロータリーとは、ブータンにある唯一のロータリークラブです。そこへ行った際に、そこのロータリークラブの内容を冊子にしているそうですが、その冊子をいただきましたので、いま、前の方からでございますが、順に回していただきますのでお時間のある方は目を通していただければと思います。

 本日は、『国際奉仕』の例会ということで、最初は簡単に5分程度、国際奉仕の事業についての「補助金の仕組み」についてもう一度説明をさせていただきたいと思います。

現在、国際奉仕事業として海外の方で事業を行う場合どうしてもお金が必要となって来ると思いますが、そのお金はロータリー財団というところからの補助金を利用させていただいております。その補助金というものが、大きく分けて、現時点の制度ではありますが『グローバル補助金』というものと『地区補助金』というものに大別をして2つに分かれております。色々と条件はありますが、大体、規模が全く違うということで、まずご理解をいただければと思います。

 グローバル補助金の方は、予算としては3万ドル以上。円に換算すると330万円〜350万円位だと思います。対象事業としては、全部ここには載せていませんが『6つの重点分野』と呼ばれています。例えば、『水と衛生』『識字率向上』『母子の健康』など6つのどれかの事業に充てなければいけないという条件があります。

Aの地区補助金は、それよりも規模が小さくなっていますが、おおむねどの程度の規模かと申し上げますと、4,000ドル〜6,000ドル。40万円〜60万円程度の規模になっているとお考えいただければと思います。

この補助金の財源は何かということでありますが、ロータリー財団のところに行っている『年次基金』があるのですが、このような仕組みになっているということです。少々ややこしい話ではありますが、基準となるものはあくまで3年前の年次基金が基準となっています。3年前の年次基金が、それぞれの地区からロータリー財団の方へ寄付されますが、その寄付が3年後に使えるとなります。

使える内訳として、『地区財団活動資金』『国際財団活動資金』という形で振り分けられているという感じになっています。結局、3年前の年次基金が幾らだったかによってその年に使える補助金の額が変って来るということになります。

この補助金を使うためには、勿論、無制限に使える訳ではございません。承認等も必要です。また、クラブ自体が行おうとする場合に、そのクラブ自体が何らかの拠出をしなければならない、これが最低限あります。ただ規模からいくと、拠出を求められる額というものは、そんなに大きくはございません。地区補助金の場合、グローバル補助金の場合、最低でも1,000ドル位。いまの円レートでいくと11万円位だと思いますが、この分を「その事業を行おうとするクラブ自体からのお金を」ということで拠出して下さい。逆に言いますと、「11万円程度を提供する」となると、これが補助金等を上手く利用するということで、巡り巡ってグローバル補助金については、額としては300万円以上の規模になる。また、地区補助金でも40万円〜60万円程度の規模になるというところになります。これが地区補助金に関しての簡単な総論ということでご説明をさせていただきました。

 

今回、何をしに行ったかということでございますが、ここ2年3年ほど、タイの方へ何度か行かせていただいておりますが、タイのプーケットという所で行おうとしているグローバル補助金事業のあり方、現在進行中というか、グローバル補助金の申請を行おうとして協議中というところであります。その事業の視察ということであります。これは日程等の関係もありまして、私1人で行って来ました。その後、ブータンには舟木さん・土橋さんと合流をさせていただきまして、一緒に視察をさせていただきました。

ブータンの方は何をしに行ったかと言いますと、ブータンの方も「何がそもそも出来るのだろうか」ということもありますが、向こうのロータリークラブの窓口になっている方と「どのようなことが出来そうですか」「どのようなニーズがありますか」ということをお尋ねしたところ、やはりタイと同じような状況で「水の衛生に問題があります」「特に小学校についてこのような問題があります」ということの報告を受けましたので、地区補助金・グローバル補助金どちらを使うのか、使えるのか、もありますけれど、そもそも、どのようなニーズがあるのだろうかということで行って参りました。

 

まず初めに、タイに関して簡単に説明をします。これは過去2回の報告でも使っていますけれども、一応、場所についてのおさらいということです。タイの南の方で、出っ張っている黒い丸で囲まれている所、これがプーケットです。バンコクで降りて、バンコクからもう一度飛行機を乗り継いでプーケットに行くということです。

プーケット自体は、ご存じのとおり凄いリゾート地ではありますが、ウラを見るとなかなか酷い状況になっています。建設ラッシュではありますが、建設労働者はミャンマーからの不法入国者たちが担っています。その子どもたちが大変だ、ということもあります。そもそも、プーケット市内の学校へ通っているタイの子どもたちの水状況もやはり良くないということでありました。

このバンヤーラーニングセンターというところは、過去2回行ったときに報告をさせていただいている所でありますが、バンヤーラーニングセンターということ自体は、対象としている生徒は、先ほど申し上げましたミャンマーからの不法入国労働者の子どもたち。その子どもたちは、タイの住民権を持っていませんから、タイの学校へも通うことが出来ない。ミャンマーに戻ることも出来ず何も出来ない。そしてそのまま大人になる。そうするとなかなか教育も受けられないということで、キリスト教系のボランティア団体が「学校を創ろう」ということで創ったものがありました。それについて当初、釧路クラブの方も「何らかの援助は出来ないか」ということで、そのときは、地区補助金。冒頭に申し上げました、グローバル補助金・地区補助金どちらを使うかということで、規模が割と少ない「地区補助金で浄水器を1つ作ろう」という話が出まして、それで進めていましたが、バンヤーラーニングセンター側の都合で色々問題がありまして、結局設置することにはなりましたが、設置する場所がバンヤーラーニングセンターではなくプーケット市内のとある幼稚園になりました。それは、ミャンマー人ではなく、完全にタイの幼稚園に通っているタイの幼稚園生でした。これは、田中年度で、地区補助金を使って1基設置させていただきました。これは非常に喜ばれています。「毎日どのような状況ですか」と聞くと、「冷たい水・美味しい水が飲めるところがそこしかないので、休み時間になると行列が出来る」ということでした。今回、私はそこへも行きました。そうすると「あまりに並ぶので、1基では足りない。もう1基設置してほしい」という話も出ました。

また、バンヤーラーニングセンターはちょっと置いといて、「プーケット市内の普通の小学校についても、いま全く飲める状態ではないので、浄水器があるとありがたい」。また、バンヤーラーニングセンターはプーケットから少し離れていますけれども、「プーケット市内自体も、ミャンマーの労働者の子どもたちを一時的に預かっている所があります。そのような所も水が必要です」と。あるいは、保育園・幼稚園・小学校、その他職業訓練学校があります。そのような合計8つの学校に浄水器を設置する事業が出来ないだろうかということをいま詰めています。

1基の浄水器を地区補助金規模で行っていましたから、8基になるとそれだけの規模になりますので、いま行おうとしていることは「グローバル補助金を使って行えないか」ということを進めているところでございます。

対象が、この写真に写っている所が、いま建設予定の小学校です。結構大きな規模です。600人程度が通う学校で、6月に完成予定となっていますが、なかなか進んでいない感じがします。このような建物は造るのですが、向こうはインフラを全く行いません。「それは勝手にやってくれ」ということですが、そう言われてもなかなか出来ないので「この点で浄水器を設置するのが良いのではないか」ということでいま進めているところでございます。

左の写真がハッピーホームといわれています。下に子どもが写っていますが、ミャンマーの労働者の子どもたちです。

タイへ行ったのは3月末ですが、タイが一番暑くなる時期が3月・4月なので、日本でいう夏休みがこの時期になります。普通、小学校であれば学校は休みですが、この子どもたちはミャンマーの子どもたちで、そもそも学校へ通えていないので、預かる必要があってそこにいまでも子どもたちがいたということです。

このような事業で関わっている人が、タイのプーケットのパトンビーチクラブというロータリークラブとやりとり出来ないかということで行っています。こちら側は、釧路と中標津ロータリークラブも関与することになっていますけれども、そのパトンビーチクラブと交渉をしています。

パトンビーチクラブは、特徴がありまして、タイのクラブではありますが、唯一白人等が多く集まっているクラブになります。そのため、一番左に写っている白人の方がピーターさんという方です。この方が窓口になって、「どこの学校が良いか」「見積りをとって下さい」という形で行っています。真ん中の方がパトンビーチの会長さんです。「どうなっていますか」ということで、色々な話をしています。

右は、プーケットサウスロータリークラブで、ここ何年も釧路クラブと3300地区の色々な事業で協力をしていただいている方々です。パトンビーチとは少々違います。黄色い服を着ている方が、パストガバナーのオラチョンさんという方でございます。

このようなことを行った後、1人でしたけれどもいよいよブータンへ行って舟木さんと土橋に合流しました。

 

この写真はよく見かける写真になりますが、イケメンの国王ですね。何年か前にきれいな奥さんを連れて日本に来たことがあります。そのお二人待望の赤ちゃんが今年の2月に生まれました。赤ちゃんが生まれたことによって国民中が大騒ぎです。1週間、2週間、ずっと騒いで・騒いで・騒ぎ続けるということで、「王族が幸せであれば、私たちも幸せだ、ということで祝っている」と言っていました。

人口は70万人です。場所としては、もう一度地図を見せますが、あまり「どこだ」と私もはっきりとは分かりませんでした。いまだによく分かりませんが、インドの隣であり、チベットの下、ネパールと直接繋がっている訳ではなかったと思いますが、そのような国に囲まれています。行き方としては、バンコク経由でパロ空港というところがブータンにあるのですが、そこへ行くます。

実は、パロ空港は、山の谷間に突然現れる空港です。そこへ着陸するということが世界一難しく「世界一怖い」と言われている所らしく、後で聞きました。ネットで調べていただきたいのです。「世界一怖い着陸」と検索するとパロ空港の動画が出て来ます。1週間に1・2回は山にぶつかるなど、そのようなことを知っていたら、とても行けなかったという気がいたしますが、そのような所でした。

着いた、パロという所です。首都はティンプーですが、これは空港がある所です。40分くらい首都から離れています。写真としては、左の円形のものは、国立博物館と言われている所で私たちも行きました。この博物館自体は、地震によって壊れて、実は8階建てです。そうは見えないかも知れませんが、中はズタズタに壊れていますが、いまインドからの寄付を受けて修復しています。右側はパロ市内です。パロ市内は、大体どのブータン国内の建物も同じような建築様式でありますが、一応建築の規制がありまして「どのような物を造っても良いけれど、ブータンの伝統を取り入れるように」という法律があり、それに基づいて造られているので大体同じ形になっています。

ここからティンプー、首都です。世界の首都で信号機がない唯一の国がここみたいです。一番左、見え難いかも知れませんが、ここはメインストリートで、真ん中に警察官らしき人が2人立っています。これは手信号で行っています。手信号を撮るために観光客がパシャパシャ撮っているところです。唯一ある信号、それが人による手信号です。

ブータンの特徴としては、チベット仏教の影響も凄く強く、基本的に殺生は禁止されています。「ハエも殺すな」と。これも見え難いですが、左の手信号を行っている下にイヌが寝そべっています。ここはメインストリートです。何匹もいますけれども。真ん中は普通の街中でも牛がたくさんいます。一番右の写真これも見え難いかも知れませんが、普通の横道にイヌが何匹もいます。みんな何も気にしていません。

 

本来の話に戻ります。見にいったところは学校です。このような屈託のない笑顔を見せている子どもたちがいます。この学校は、幼稚園生から10年生、日本では高校1年生までが通う結構大きな学校で、1,000人規模の生徒がいます。校長先生にも会いました。真ん中に座っている人は、校長先生ではなく土橋さんです。

どのような問題があるかのお話しを聞いてきました。まず絶対的に問題だというのは「とにかく水が足りない」と。足りないとはどのような意味か色々聞いてみますと、やはりブータン・ティンプー市内は、インフラが全然整備されていません。どうなっているかというと、朝と晩に市が設置した水道管で水を配給する。常に24時間供給されているのではなく、朝と晩2回しか供給されません。そうすると、朝供給されるが、それを受ける側のタンクが小さければタンクの分しか溜められないということになります。写真に写っているもの黒いプラスティック製のタンクが3つあります。この3つのタンクで小学校1,000人と先生が使う水。使う水とは、トイレで使う水と手を洗う水に使います。飲み水ではありません。

1,000人もいると、この3つのタンクでは絶対に足りない。そうすると、朝供給して、夕方、夜までになくなることがあるので極力使わないようにしているという話です。

そうすると、「まずは、タンクを大きくすることが必要だ」と強く言っていました。素朴に「それくらいの水であれば、雨が多く降る場合には雨水を使えば良いのではないでないですか」と思い、質問をしたところ「学校の中に雨水を溜めているところもあるがそれでも全然足りない」ということでした。

それで、手を洗う場所がどのようになっているかというと、日本のように蛇口を捻ると水がパッと出て来るようなきれいな手洗い場所はありません。これは、校長のアイデアですが、プラスティックのカンを横に付けてその管に穴を幾つか空けます。そうすると穴を空けたところから噴水のように水がピューピューと出て来ます。それで手を洗います。

「これでは、水洗い場としての機能を果たしていないのではないか」。生徒は1,000人います。手を洗う場所は10数ヵ所しかありません。休み時間にちょっと手を洗ったらすぐ交代という話になり「ほとんど手も洗えないからすぐ手が汚くなる」という話でした。これが2つ目の問題。

 

そして3つ目。そもそも、この水は飲めません。飲めないので、家から、水を買って来るのか分かりませんけれども、それぞれが持って来る。中には、貧困が理由でそもそも水を持って来られない人もいます。「出来れば上にタンクを設置、かつ浄水フィルターを付ければもっとありがたい。そうすれば水が飲めるようになる。この3つの問題をなんとか解消したいのです」という話でした。「じゃ、どのようなことが出来るか」ということで色々と詰めて「もしそれを行うのであればどれくらいの予算ですか」と事業者等にあたってもらって、出してもらいました。

いまの3つをクリアすることを前提にした場合、5,300ドルという予算のきれいなインボイスが出て来ました。「これくらいの規模になりそうだ」と。

そうすると事業の可能性として、まだ何も約束はしていませんが、行うとすると「地区補助金を使った援助が可能ではないか」ということになります。その場合には、冒頭で申し上げましたとおり、地区補助金を使うとしても、やはり釧路ロータリークラブ自体がこの事業に関わるとなると、クラブからも最低1,000ドル以上。この規模だと2,000ドル位は必要になって来るのではないか。1人頭で割ると2,000円程度になると思いますけれども、このようなことで大きな事業が出来る可能性があるということです。もし、これが本当に現実的に進めることになれば皆さんのご協力をお願いしたいと考えております。

いまのが学校視察の話です。

 

翌日の夜に、正式にティンプーロータリークラブの例会へ参加しました。これは、私たちが民族衣装の“ゴ”と呼ばれるものを着て写真を撮りました。本当は、今日みんなで着て来ようと思ったのですが「写真で良いのではないか」ということで写真に代えさせていただきました。

 ティンプーロータリークラブの紹介をさせていただきます。実はこのクラブ2014年4月に設立したばかりです。まだ2年経っていません。当初、チャーターメンバーは30人。ただ何も分からずに設立に参加をした方が半分位いたらしく、気が付いたら半分になっていたということで、いまのメンバーは15人です。でも、この15人は非常に熱心に活動をされていることが分かりました。この日の例会でも、どのようなことを行っているか色々話をしてくれました。ドイツ・ネパール・アメリカなどのロータリークラブのボランティアのところと一緒に既にプロジェクトを始めています。例えば「人工透析の関係で機械が足りない。ティンプー市内の患者数に見合う機械を導入しょう」とプロジェクトを立ち上げて、既にそれを実施しています。あとは、「貧困のために看護学校を卒業出来ない」という人に女性から援助を受けたことをキッカケとして「教育基金を創立しよう。この4月に『創立パーティー』を開催する」と言っていました。このような形で非常に熱心に話をされておりました。

 その後、一番奥にドンと構えている人が舟木さんですけれども懇親会を楽しませていただきました。少し手前の右に座っているジョニー・デップ風の若者が僕たちをガイドしてくれた方です。少々、ブータンとは変わっておりまして。ブータンへ行かれた方はお分かりと思いますけれども、入国をする前、事前にキッチリとした報告で、何時・何日・何処に泊まるのか、どのような行程で行くのか、を全て伝えた上でビザをもらうシステムになっています。それがないと入国は出来ません。

ということは、移動手段もこちらは全然分かっていない訳です。どうなるかというと、必ず専用のガイドが付きます。専用の車も付きます。それでそのお金はどうなるのかというと、ほぼ決まっています。1日250ドルを払うことになっています。10日いたら2,500ドルになります。簡単なのです。このようなシステムになっています。この250ドルには、宿泊費・食費等が含まれています。エキストラとしてお酒を飲んだり、個別に頼む場合には、現地で払うことになっていますが、大体それ以外は最初から含まれています。入って来る外国人を管理するというと何ですが、大体、何処にどう行っているのかが分かるシステムになっていることが特徴です。このような会にも全てガイドが付いて来ています。

 これが、ティンプーロータリークラブのホームページです。先日、調べたところ、早速私たちが例会に参加したというものがアップされ紹介されていましたので、ここでもご紹介をさせていただきました。

 ここからは、せっかく舟木さん・土橋さんにも一緒に行っていただきましたので、写真等を使ってお二人に説明をしていただきたいと思っています。ここでバトンタッチさせていただきます。舟木さん・土橋さんよろしくお願いします。

舟木 博 会員

 右側の仏像です。ちょっと良く分かりませんが、40〜50m位はあるもので、香港の金持ちが造ったというもので、標高が2,000m以上あるところで、非常に景色が良いところでした。下は全て棚田のようになっていまして、これからの観光地として有名になるものと思います。

道路は、全く舗装されていなくて、ガタガタ道で上がって来ました。隣が『ターキン』という名前の牛と鹿が混ざったようなちょっと変わったもので、小さいものを見ると日本カモシカのような形でしたけれど、国の国獣になっているようです。何か「坊さんがどうだこうだ」という話は聞きましたけれどよく覚えていません。

 

 

土橋 賢一 会員

 これは、山に登って、お寺のようなところへ行きました。右側の写真で僕の後ろに黒いものが見えると思いますけれど、ヤギがいました。ガイドがかまったのでヤギが怒って僕らの後をずっと着いて来て「グー、グー」といって、怖くて「早く写真を撮ってくれ」と言っている状態です。

 この前に、バンコクに1泊して翌日でないとブータンに入れないのですけれども、僕は、ブータンにあるパロ空港へ真っ直ぐ行くと思っていたら、何の予告もなくインドのカルカッタに停まって、僕は着いたと思い降りる気でいました。荒井さんたちと一緒に行っていなければインドで降りてしまい、いまここにいなかったのではないかと思っております。

また、凄く印象的だったことは、殺生を行わない国ですから、肉を食べない訳ではなく肉も食べるのですけれども、鳥も豚も山羊も全部、インドで処理をしてそれを輸入しているのです。「魚も捕ってはダメ」という国ですから釣りも出来ないので、魚も輸入しています。

また、建築工事を行っていますが、建築工事もインドの人が来て行っています。道路工事もインド人が行っています。ですから食べる物も、人も、ほとんどインド頼みなので、凄くそれが印象的でした。

これは、市場の写真です。一番右上が干した魚です。あとは唐辛子。どのようなものを食べるかというと、とにかく辛いもの。唐辛子を何かで煮込んで、そのまま食べるという料理がほとんどです。僕はタイ料理の方が好きですね。

あとは、どこへ行ってもこのようなお寺があります。お寺と行政機関が混じっているようなそのような役目があるそうです。

 

舟木会員

 ミャンマー、タイ、チベットというかブータン式の3つの形の塔が建っていました。

これは、ティンプー空港に着いたときの写真だと思いますが、釧路空港よりもチャチな「これが国際空港か」と思うぐらいで、タラップから歩いてターミナルまで行くという感じで、ちょっと考えられないぐらい質素な空港でした。

 先ほど、動物のことを言っていたのですけれど、向こうの動物は、ほとんど殺生をされることがないがないので、凄く人間に慣れていています。実は、ハエも殺されないものですから我々がポンと叩けばすぐに死ぬという感じで、バカバエと言いますか、人を見ても逃げませんでした。誰も殺す人がいないので。イヌもそうですけれど、街中で何十匹も群れを成していて、リード・ヒモが付いていません。

これは、皆さんよく見えますか。家の守り神のようなもので、実は大きなチンチンが飾ってあります。喜んでいるのは外国人ばかりで、ブータンの人は全然喜んでいません。

これは、至るところに「ウェルカム」と書いてある大きい看板がありました。

 

荒井会員 

 「これは、ちょっと良くないのではないか」ということでモザイクを入れる指示がありましたので、モザイクを入れました。ちょっと間違ったところにモザイクを入れた人もいましたけれど。

このようなことが見られたということで、ちょっと唐突ではありますが、タイ、ブータン視察の報告を終了させていただきます。

 どうもありがとうございました。

点鐘

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大道 光肇 会員  不良会員の大道です。欠席ばかりでごめんなさい。
土橋 賢一 会員  ブータンから無事、帰ってきました。
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