釧路ロータリークラブ 国際ロータリー第2500地区 Rotary Club of Kushiro
通 算
3466
2017-2018年度
06回 例会報告
2017年08月10日
例 会 内 容
釧路港とクルーズ振興について
お客様のご紹介
釧路市水産港湾港 港湾空港振興課 みなと活性化 主幹 澤口 理絵 様
新入会員ご紹介
吉田 秀俊 会員
 新入会員の菅原淳さんをご紹介致します。職業分類は新聞発行。北海道新聞釧路支社支社長として6月下旬に着任されました。出張等公務が重なり1か月半ほど遅れましたが、今日晴れて入会となりました。生年月日は昭和33年1月9日、若く見えますが、還暦間近の59歳です。釧路へ来る前は東京支社で論説副主幹ということで、主に社説の取りまとめをやっておりました。北海道新聞1面の下に「卓上四季」がありますが、ここを4年間執筆された経験をお持ちです。ワシントン支局に特派員として赴任中に、ニューヨークで起きました同時多発テロに遭遇されて、現場で取材をされた経験をお持ちですので何かの機会にお話しいただければと思っております。趣味は、私と違い麻雀、ゴルフはやりません。ファイターズの観戦、バードウォッチングと高尚な趣味をお持ちです。お酒の方は大好きだそうで、釧路クラブの福司職場訪問例会のお話をしたところ「今から楽しみにしている」ということですので、ぜひその時をお待ちしております。釧路へは単身で来ており、自宅は久寿里橋の近くにありますので、会社から自宅に帰るときに必ず末広町を通らなければならないので、誘惑にかられながら毎日帰宅しているわけです。なかなか誘惑に勝てずにその辺をうろついているかと思いますので、飲み会がありましたら声をかけて、良い店を紹介していただければと思います。一日も早く菅原さんがロータリークラブの会員として馴染めますよう皆様のお引き回しをお願いいたしまして、スポンサーからのご挨拶とさせていただきます。
新入会員挨拶
北海道新聞社釧路支社長 菅原 淳 会員
 歴史と伝統ある釧路ロータリークラブの一員に加えていただけるということを大変光栄に思っております。先日まで東京におりました。この間、一緒に飲んだ仲間たちに北海シマエビとトキシラズを送りました。「こんな美味いものを食っているのかお前」というメールが来ました。「しかも、気温が最高で23度だよ」と言ったら、向こうは蒸し暑いさなかだったので「なんとうらやましい所に行くのだ」と言われました。私も喜んでおります。このホテルの向かい側、釧路川を挟んだ対岸に住んでおりますので、この釧路川がきれいなことを含めて、とても釧路と上手くやっていけそうな気がします。釧路が大好きな街になっていくのではないかという予感がします。よろしくお願いいたします。会社員人生36年目に入りました。振り出しは浦河支局でした。長靴を履いて牧場の厩舎の中に入る、魚市場に行く、あるいは定置網の漁船に乗っちゃう、というのが私の新人記者のスタートでした。それから、旭川に行きました。旭山動物園は今でこそ全国区になりましたがどん底の時です。お客さんが誰も来ない、遊園地のジェットコースターに乗りにしか来ない時代の取材をしております。その後、東京で経済をやりました。最初、東京証券取引所に行って赤い絨毯を革靴で踏んだとき、長靴で厩舎のワラを踏んでいた感覚とあまりの違いに驚きました。北海道拓殖銀行が破たんの時に大蔵省担当をやって、ちょっとした修羅場をくぐっております。その後は、いま吉田会員からご紹介いただいたように、アメリカでの仕事や卓上四季等。卓上四季は基本一人でやります。4年間で1000本書きました。体重が6キロ痩せました。1000本で6キロ痩せるということは、卓上四季を1本書くことで6グラムの減量効果があるということです。ダイエットを目指す記者がいれば卓上四季執筆者になることを薦めております。ともあれ、地酒福司が美味しい、肴も美味しい釧路に来られて、とてもホッとしております。35年間記者生活をやってきて、ずーっとペンを持って来たからペンを持たなくなるのは寂しいかと思ったらそんなことないですね。皆さんと友情とご厚情を深められることを祈って、そして釧路の発展に尽くして行こうと思っております。 どうぞよろしくお願いいたします。
杉村 荘平 会員
 水口喜文君のご紹介をさせていただきます。水口喜文君は、事務機器販売のトーワという会社の社長さんを経営されております。生年月日は昭和40年の9月3日です。中学校、高校は私と同級生で同じ歳、邵会長も同じ歳です。中・高ではサッカー部でご活躍され、専門学校に行かれた後、平成元年に釧路に帰って来てトーワさんを継いで頑張っておられます。ご家族は奥様とご長男が東京の大学に行かれているということです。趣味ですがゴルフ、麻雀は残念ながら今のところしないそうです。僕が言うのも変ですが、これだけのしっかりした体格をしておりますので、ゴルフはやった方がいいかなと思います。お酒はがっちりいけますのでお誘いいただければと思います。その他の趣味としては家族旅行です。最近も沖縄、ヨーロッパ、ハワイに行かれているということです。「旅行が好き、と言われると出ものに行かなければならないので言わないでくれ」と言われたのですが、旅行が大好きでドンドン行っているということです。僕も少し早口の癖がありますが、非常に早口な方でありまして、これからご挨拶をいただきますが、ゆっくりとお話いただければと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
新入会員挨拶
株式会社トーワ 代表取締役 水口 喜文 会員
 歴史と伝統ある釧路ロータリークラブに入会させていただいたことに感謝申し上げるとともに、これからお世話になりますのでどうぞよろしくお願いいたします。先ほどご紹介があったとおり、杉村君とは学生時代が一緒で、何年か前から熱心にご勧誘をいただいておりました。ただ、私自身はこういった集まりに参加していなかったので躊躇しておりまして、まだ先でいいかと思いながら時間が経ってしまいました。今回、いよいよとどめを刺されまして、入会に至った次第であります。会社は、父親が創業した会社のいわゆる二代目ということで引き継いでおります。父親は81歳になりますが、現役というか毎日会社に来ておりまして、私を助けてもらっている状況です。仕事以外でこういう団体に参加していなかったものですから、慣れるまで時間がかかるかと思いますが頑張っていきたいと思っております。ゴルフは言われたとおりやったことがないです。高校時代は麻雀に明け暮れた生活をしておりました。ですから機会があったらと思います。普通に生活しておりましたので皆さんにお話しできるような経験はしておりませんけど、メンバーになったからには一つでも二つでも皆さんにお役に立てるように、私自身の成長も含めて頑張って参りたいと思っておりますので今後ともよろしくお願いいたします。
新入会員へ歓迎挨拶 邵 龍珍 会長
 菅原会員、水口会員、本日のご入会ありがとうございます。心から歓迎いたします。菅原会員はファイターズ観戦が趣味ということ、そして水口会員におかれましては巳年生まれが1人増えたということで大変うれしく思っております。ロータリーは親睦を大事に考えております。例会に参加していただいて1日も早く雰囲気に慣れて交流を深めていただければと思います。 菅原会員の所属委員会は、青少年奉仕委員会。水口会員の所属委員会はプログラム委員会です。今後ともよろしくお願いいたします。
会長の時間
会長挨拶 邵 龍珍 会長
 先週のガバナー公式訪問例会、皆さまのご協力の下、無事に終えたことを感謝申し上げます。 6日(日曜日)に当クラブと日台親善協会の共催で日台親善文化交流コンサートが行われました。ご協賛下さいました会員の皆さまには心から感謝申し上げます。今日は、地区大会のお知らせとお詫びとご協力をお願いしたいと思っておりす。先日、事務局から地区大会のご案内を送付しましたが、例年と違う参加スケジュールになっていることで皆さまにご迷惑・困惑を与えたと思います。三役でも深く議論した結果でありますが、本来ならば、金曜日に釧路ナイト、土曜日のクラブ紹介を終えて、本会議に参加、自由行動となっているのですが、今年度は吉田潤司ガバナーを輩出するクラブとして、地区大会を運営面等含めて学び体感しなければならないと考えの下、ご案内の通りのスケジュールとさせて頂きました。土曜日の本会議8時30分ですから、釧路を6時前後には出ないといけないかと思いますが、是非ご理解の上多くのご参加をお願いしたいと思います。また本会議が終了後、大会記念懇親会があります。例年ですと、PDG、会長、幹事と数名の参加かと思います。吉田ガバナー年度を考えますと参加者全員で懇親会に参加して、その後に釧路ナイトという形でやっていければと思いますので、重ねてご協力をお願い申し上げます。また、早朝の出発が大変だという方には前泊のホテルにまだ余裕がありますので、前日に入っていただいて地区大会・本会議に参加していただくのも可能です。網走への移動車に関しては、経験豊富な先輩方、中堅、若手とバランスよく同乗して頂けるよう考慮致しますのでご理解をお願いします。
本日のプログラム
釧路港とクルーズ振興について
講師ご紹介 プログラム委員会・松井 聖治 委員長
本日の例会ですが、講師に港湾空港振興課の港活性化主幹・澤口 理絵様をお迎えして「釧路港とクルーズ振興について」というテーマでお話頂きます。澤口様の略歴ですが、釧路市出身、平成3年に釧路市役所に入所。以降、保育課、教育委員会、広報、産業振興室などを経て平成29年4月から現職としてご活躍をされています。それではご講話お願いいたします。
港湾空港振興課みなと活性化主幹・澤口 理絵様
 諸先輩の前で緊張しておりますが、気軽に聞いていただけたら幸いです。
 私は、今年4月に異動してきたばかりで、その前は水産加工振興センターという所で釧路の水産物の商品開発と販売を担当しておりました。4月からはクルーズ船を主に担当していて今日に至った訳です。日曜日には、記念すべき第70回港まつりも担当させて頂きました。港まつりは、北大通をディズニーパレードが練り歩いたということでもの凄い人が集まり警察とも相談していたのですが、予想では4〜5万人と考えていましたが、ディズニー側の公式発表で7万人の来場と発表させていただきました。駅前からスタートしてゴールが幣舞橋前だったのですが、そこには「追っかけ」といわれる人たちが後ろから追いかけて行き、我々スタッフ・警備員・警察などが止めましたが暴動状態になりました。幸い事故、けが人もなく無事に終えたことは皆さんのご協力のお蔭だと思っています。ディズニーですが、今回は、帯広、北見をはじめ全道各地からの来場者も多く、バスの増便と特別料金のご協力もいただきました。JRも普段1両編成を増設するなどのご配慮を頂きましたが、いずれも満車状態と伺いました。今後も緊密な関係を図り経済効果を模索、統計担当と協議中です。一部では税金の使用についてとの声もいただきましたが、これだけの集客力と反響があれば釧路のアピールには寄与したものと考えます。裏話ですが、当方からの依頼ではなく、ディズニー側からのPR依頼でしたので費用としては最小限となっています。
 クルーズ船について、皆様のテーブルにクルーズカレンダーを配置しております。平成23年、MOO横の耐震岸壁ターミナル供用開始以降、外国船が毎年増加傾向にあります。クルーズ船事業自体は日本全体を見ても年々増加していて、2015年が111万人で初めて100万人を突破しました。2016年には199万人とほぼ倍近くに膨れ上がっています。世界中のクルーズ人口が急増中で、元来クルーズ船の利用は欧米人が多数でしたが、近年ではアジア地域からのお客様が増えて、アジア各国からスタートするクルーズコースが増加しています。クルーズ会社はアメリカが持っていることが多いので、ヨーロッパ方面を回るクルーズが多かったのですが、最近ではアジア方面を回るクルーズが増えてきています。その中でも、日本を寄港地とするコースの利用が急増しているそうです。身近な話をしますと、港町の賑わい創出ということでは、クルーズ船が寄港することによって街中にお客さんが歩いて来ますし、歓迎するという意味では官民で取り組んでいる「釧路港おもてなしクラブ」を中心に岸壁にて地場商品を物販するお店の展開や、お見送り、お出迎えのイベントなどを行っておもてなしの心を表現しています。クルーズ船の寄港数ですが、北海道全体で昨年に100回寄港を超え、昨年釧路港へは14回寄航しています。道内で多い箇所は函館、小樽、釧路。釧路は3番目に多い寄港地となっています。平成23年の耐震岸壁供用開始以降、同年2回の寄港から始まり、最多は平成26年の24回となっております。供用開始以降は年間14〜15回の平均値を保っています。おもてなしの内容ですが、おもて釧路港おもてなしクラブが中心に和商市場協同組合さんが地酒福司を使った甘酒の無料振る舞いや地域ブランドの根釧牛乳の提供を季節に応じて行っており、好評を博しております。甘酒は「米のワイン」と外国客から高い評価を得ています。その他観光案内として「観光ガイドの会」「国際交流の会」のご協力で通訳ボランティアも行っております。更には、外国客が多数の際は「EGG」を活用して国際交流サロンを開き着物の着付け体験、書道体験、民謡や小学生のヒップホップダンスの披露、アイヌ文化の体験など、クルーズ船が寄港する度に様々なイベントが関係団体の協力の下開催されます。その一環として、高校生が語学力を高める経験を積みたいということで、2年前より標茶高校の生徒が率先して通訳ボランティアとして参加者の手助けを授業の一環として行っています。今年から湖陵高校、明輝高校、商業高校が率先して活動に参加。国際交流の会が中心となり時間調整等、円滑な運営に努めております。。標茶高校の活動は、地域貢献賞を受賞され注目を集めています。
 市民の皆さまへの「まめ」なお声がけ、報道関係への働き掛けの甲斐もあり、入港時の歓迎、お見送りに市民の皆さんが自然と集まってくるようになり、休日には200人〜500人が集まるときもあって釧路市民を挙げての機運の高まりを感じています。お見送りでは港へ夕日が沈む情景をバックに、ソウルオリンピックでも演奏された日本を代表するサックス奏者ナリタマモルさんの演奏や、釧路出身のアーティストが登場するなど趣向を凝らした演出を行い搭乗客に楽しんでいただけるよう努力しております。和商市場様がご好意でMOO岸壁から和商市場までシャトルバスを運行していただいてます。これも大変好評で、多くのご利用をいただいています。今後南大通まで延伸する構想もあり、地元協力企業様のお力を借りて実現さに漕ぎつけたいと考えております。この企画に賛同される企業様がいらっしゃいましたらご紹介していただければ幸いです。以上のような「おもてなし」の仕掛けがクルーズ船の船長さんからも評価いただいていて、毎年、年当初の入港船には初入港記念として市長以下ご挨拶させていただいています。ここ数年ご入港されている「フォーレンダム」という外国船の船長が「釧路港から耐震岸壁に着くときの情景が素晴らしい。関係されている全ての皆さんのホスピタリティ、おもてなしの心が感じられ、この街釧路が日本で一番いい」と言ってくださっています。それは皆さんにお伝えしています。このような評価が次回の入港につながっているのではないかと思います。資料では今年度15回の寄港が決定しており、翌年以降も既に今年度並みの寄港数を予定しておりま。まさに一つひとつの積み重ねが、今後の寄港数に繋がると感じます。クルーズ船就航に関しては日本の企業・代理店を通してもスケジュールを決める権限がないことが最近分かってきました。海外の船舶運航会社が「釧路港に行こう」と決定するようです。昨年あたりから船舶会社のキーパーソンをお招きして招致活動を始めていますし、今年度も継続する予定です。今後、受入体制の充実が大切になります。耐震岸壁で使用できるWi-Fi環境の整備も7月から始まっています。また、富裕層の方達はその地域でしか体験、体感出来ないもの。いわゆる「オンリーワン」を求めています。私たちも情報収集を心掛けていますが、コアなファンが喜びそうなツアーメニューがありましたら教えて頂ければと思います。今後、釧路市として、小型・中型船のラグジュアリー船誘致を推進しています。リーズナブルな大型船舶も大切ですが、経済効果を考えたときに、北海道開発局調べの試算に基づくと、例えば飛鳥Uクラスのラグジュアリーな船舶は、1日停泊すると5635万円の経済波及効果があるそうです。乗客1人あたりに換算すると1万6000円ほどの消費。平成24年に釧路市独自で行ったクルーズ客向けのアンケート結果では、こちらも同じく飛鳥Uで1万5673円が1人当たりの直接経費となっております。800名ほどが乗船しておりますので同様の結果がでております。今後、釧路市としてはラグジュアリー船をターゲットに働きかけを行い、より経済効果の高い発着地となるような「フライ&クルーズ」飛行機で来て釧路に1泊して湿原や阿寒湖などを散策しながら次の日クルーズに乗って旅に出かけるなど、釧路での滞在を長くしていただけるような誘致活動も続けて行くように考えております。機会がありましたらクルーズ船の見送り・お出迎えなど、岸壁に足を運んでいただき、一緒に歓迎の輪を広げて頂ければと思います。
今後ともどうぞよろしくお願いします。本日はありがとうございました。
会長謝辞 邵 龍珍 会長
 冒頭に港まつりのディズニーパレードの話が出ました。ディズニーのキャラクター達が、釧路居るということは、ディズニーランドにはミッキー達は不在ですか?と疑問に思い、噂を聞きつけたところ不在ということ。徹底したディズニーランドの姿勢に感銘を受けました。パレード当日、台湾印心合唱団との交流コンサート終了後、多くの人たちが北大通に向かって歩いていました。港まつりの人手にも繋がり素晴らしい相乗効果が得られたと感じます。
 クルーズ船のお話ですが、函館では地元の女子高が語学の勉強を兼ねて通訳ボランティアを率先行っているとニュースで拝見しました。見送りの際には函館いか踊りを学生たちが踊り、乗船客がうれしそうに手を振りながら見ている。そんな光景を素晴らしく感じましたし、釧路においても様々な工夫をしておもてなしの心を表現していることを知り、今後の就航数の増加を確信致しました。ラグジュアリータイプのクルーズ船が釧路を出港して世界一周できる時代もくるのではと未来に期待を持ちました。これからも講師が先頭に立って、クルーズ船誘致事業の推進に取り組まれること期待致しまして謝辞とします。本日はありがとうございました。

閉会・点鐘
その他の報告
ニコニコ献金
お名前(敬称略)内     容
邵 龍珍皆様の御協力によりガバナー公式訪問例会を無事に終えることができました。有難うございます。
西村 智久なゆたで優勝しました。中村会員ごめんなさい。
濱谷 美津男第13回釧路港舟漕ぎ大会を無事に終了することができました。
小野寺 俊日本大学サッカー部の阿寒合宿、無事本日終了いたしました。
岐阜城RC直前会長 杉山昌治有り難うございました。
今年度累計 135,000円