2005〜2006年度 第17回(通算2905回) 例会報告
2005. 11. 17
会長 石田 博司   幹事 武石 光樹   広報・会報委員長  五明正吉
会長の時間

会長 石 田 博 司

まずお祝い事ですけれども、クラブ会員の山本寿福さんが黄綬褒章をお受けになられました。拍手でお祝いをしたいと思います。おめでとうございます。それとお祝いですけれども地区大会で私が代理でお受けして参りましたけれども、泉敬さんが今日で入会45年、残念ながら今日はご出席されていませんけれどもお祝いを申し上げたいと思います。それとこれはお祝いというよりもお気の毒といいますかご苦労様な事で、70周年の実行委員長に吉田潤司さん、先程理事会で決定致しましたので吉田さん、大変ご愁傷様でございますがひとつ何卒70周年の舵取りをお願いしたいと思います。どうぞひと言、就任のご挨拶でも愚痴でもお願いします。

(吉田さん挨拶は後掲)

最後ですけれども、その様な時期になりました。釧路ロータリークラブ定款細則の1条にございますけれども、次年度理事の告知をこの場をもってさせて頂きます。どうぞ次年度会長に、あるいは理事にという自薦、他薦がございましたら、私の耳元でそっとささやいて頂けたらと思います。何もなければ来月の第1例会をもちまして会長、理事会に一任されたものとしてこちらでご発表させて頂きます。今日はこれを持ちまして会長挨拶とさせて頂きます。ありがとうございます。

会長の時間
1.釧路西RC  11/14(月)  夜間例会「クラブフォーラム」  全日空ホテル   18:00〜
2.釧路東RC  11/15(火)  休会
3.釧路北RC  11/16(水)  夜間例会「新入会員歓迎会」  プリンスホテル  18:30〜
4.ガバナー月信  第6号  到着
5.ロータリーの友  11月号 到着
会長の時間
「循環型社会について  これからの廃棄物行政」

70周年記念事業挨拶  実行委員長  吉田 潤司 君

こんにちは。ガバナー事務所が終わりましたから、私はもう役は何もないと思ったのですけれども、どうしてもロータリーで指名されました場合は拒否も出来ないものですからやむを得ず受けさせて頂きましたけれども、先般帯広の70周年に行きまして非常に盛大なのを見ましてあの様な事は出来ないと思っているのですけれども、取り敢えず私はガバナー事務所でもそうでしたけれども皆でしようという事で、これから実行委員会を作っていきたいと思っておりますので、私に指名されました人は喜んで参加して頂きたいと思います。また只今情報集会で70周年の色々な事をしていると思うのですけれども、私も出来ればその時の会長である青田君と一緒に参加しまして皆様の色々なお話しを聞きたいと思います。ご協力をよろしくお願いします。

 釧路市市役所 環境部次長  川上 三郎 氏

只今ご紹介を頂きました環境部の川上と申します。日頃から廃棄物行政におかれましては皆様方をはじめ非常にご協力を頂きまして、この場をお借り致しまして感謝申し上げたいと思います。本日は非常にお忙しい中、皆さんの貴重なお時間を頂きまして、釧路市の廃棄物行政という事についてこれまでの釧路市の在り方、そして今後の釧路市の進むべき方向、この様な事を近々の情報なども含めましてお話しをさせて頂きたいと思います。 先程の上田議員のご紹介にもありましたけれども、私のほとんどといいますか30年役所にいる訳でございますが総務系統が多かったのでございますけれども、5年前に廃棄物の方を拝命致しまして、まず一番最初に取り組んだのがまもなく、来年4月に稼働開始をしようとしている焼却施設、そちらの方を途中で交代しまして、今度は皆さんから非常にするべきだという方と何を考えているのだという方と色々賛否両論ございました有料化の方を担当させて頂いて何とか皆さんのご協力を得まして4月からゴミ有料化を導入しました。これは約40年ぶりに家庭系のゴミ有料化を復活する事が出来たところでございます。この間、色々勉強させて頂きましたが、やはり釧路市のゴミが非常に多い、1人あたりのゴミ量が非常に多いという事が分かりました。何故この様に全国に比べても釧路市のゴミが多いのか、これはやはりいくらでも捨てるところがある、それとその様な理解が市民の中に定着してしまっている。ただ実情はご存じの方も多いと思いますけれども、釧路市の処分場というのは安原、それから高山とありますが、自分の処分場として釧路市のものとなったのはつい最近でございます。それ以前はずっと奇特な方がおりまして釧路市が借りていた。もしこれがダメになれば捨てるところがない、その様な状況の中でゴミ問題というのは山本市長の時代からもそうですけれども、処分場については困っていた。ところが現実は一般の市民に知らされずに釧路はいくらでも捨てられると、この様な事が結果として釧路の1つの特徴でございますけれども1人あたりのゴミが非常に多く、ここに書いてございますが全国平均の1.3倍、この様なゴミ量となってきたところでございます。その結果、釧路市は他の都市では行われている適正な処理をする為の焼却処理、この様なものが財源の問題もございましたけれどもなかなか進まず直接埋め立てを行っていた、昨今では地球温暖化等で話題になっておりますけれども、いわゆるメタンガスが発生していて、これが通常の二酸化炭素の21倍、この様な状況になっていました。この様なものをなんとか解決していきたいという事で大量に処理をして、そして処分場にも余り負荷を掛けない焼却施設、この様なものが現在約3年を掛けて建設を致しまして来年4月から、現在稼働に向けて試運転を開始しております。今月の15日には一応火入れ式という儀式をする予定になっております。この間、ここに至るまでの廃棄物行政に在り方については議会に於いて特別委員会、この様なものを設置致します。それで廃棄物処理の在り方について積極的に議会で議論されております。中村議員もこの議員の1人でございましたけれども、その他市民、それから有識者の方々の意見を踏まえていわゆる循環型社会、この後ご紹介致しますが、この循環型社会の実現へあゆみを始めたところでございます。その様な意味で今年はこれまでの廃棄物行政の転換期と言いますか、ターニングポイントになるかと考えております。それで新たな廃棄物行政への転換として、それでは具体的にどの様な形になっていくのか、なってきたのかと申しますと、埋め立てから埋め立てを止めて焼却をする、ただ焼却をするのではなく、熱回収という言葉を使っておりますが熱回収によりまして発電をし、これを北電さんに買い取って頂く、売電。この様なものも収入にしたい。いわゆるサーマルリサイクル、リカバリーという言い方をしますが、この様な熱回収にこの焼却施設を貢献させていきたいという様に考えております。それからより一層のリサイクルという事で循環資源品目の拡大という事で、今まで不燃ゴミであった容器包装プラスチック、これを資源ゴミという様に位置づけまして将来的には国のルートに乗せるか、焼却、サーマルリカバリーの対象とするか、今これは議会の中で結論が出る様になっておりますが、いずれに致しましても処分場の残余年数を何とか確保していきたい。平成14年に処分場が出来ましたが、このまま焼却施設がなければ出来たばかりなのに後4、5年、この様な状態が続いております。このプラスチック類というのは重量としての量は大したことが無いのですが、容積が非常にいわゆる処分場を縮めてしまう、寿命を縮めてしまうという事でこれを何とか処分場には入れない様にしようという事で今取り組んでおります。その他いわゆる可燃ゴミの有効利用という事で昨今も新聞に載っておりますが、刈草の堆肥化、今のところは順調に進んでおりまして、刈草だけではございますけれども約70度の温度を保って順調に進んでおります。但し実際に出される方が刈草だけではなく色々な普通の花も入ってきておりますので、なかなか安定したものとするにはまだまだ時間が掛かるかという様に考えております。その他、剪定枝をチップ化致しまして、マルチング材という事で小学校、それから公園の散策路に敷くということも行っております。それと来年の4月予定でございますが、民設・民営によりまして事業系の生ゴミ、これについても生物分解と言いますか減容化の為に新たな処理施設を設けまして、燃やすよりも資源化すべきだという事が議会の方でも提言されておりまして、この様な事業系の生ゴミからまず資源化をしていく、この様な取り組みもしております。それと4月からのゴミ処理手数料の有料化でございますが、これにつきましては皆さん実感として感じられているかと思いますが、次のページのところでご説明致しますけれども、非常にゴミの量が急激に減っております。これが結果としては環境の負荷を、環境に優しい社会を作るのに効果が出ているという様に考えております。これと並行致しまして福祉政策の実施という事で市民負担の軽減を少しでも行おうという事で、乳児世帯ですとか在宅の介護、その様な世帯、いわゆる紙おむつを使っておられる世帯へのゴミ袋の無料交付、それから地域共同作業所、この様なところに対する負担軽減の措置、この様なものも合わせて行っておりまして、尚、高齢者の方で単身、この様な世帯の方でやはりお身体が悪い、この様な方につきましてはご自分で分別するのが大変だったりステーションに出すのも身体の具合が悪くて大変という方につきましては、ふれあい収集という事で新たにその様な施策も打ちまして適正なゴミの排出というものも実施しております。この様な事をしているうちに実は片方で合併という話が進んでおりました。それで釧路市の廃棄物行政はこう、それで音別、阿寒はこうとそれぞれ違った動きをしてきた訳ですけれども、合併協議の中でいわゆる政策については釧路市を基本に調整、そしてさらに収集体制に於いては新市に於いて委託化の方向で効率的な体制を検討するとともに積極的なゴミの減量化、資源化に取り組む、この様な事が合併の協定書の中で確認されております。一番の問題はこの委託化の問題でございます。後の方でご説明致しますが、組合、その様なところの問題もございます。但しやはり市民に一定のご負担をお願いしている以上、市役所としても当然その様な経費の節減、この様なものに積極的に取り組まなければならない、この様に考えております。続きまして4番目でございますが、ゴミの排出状況はどの様になっているのか。先程かなり減っているという事だったのですが、実は昨日出来てきたばかりの数字でどこにも出していない数字でございますが、一応10月分までの数字が出ております。いわゆるゴミと資源物という様に分けておりますが可燃ゴミ、不燃ゴミ、粗大ゴミの中で計画収集というのがそれぞれの欄にあると思います。これが家庭から出てくるゴミです。例えば可燃ゴミでしたら一番右側の昨年と比べてどの位減ったのかと申しますと、この10月までのトータルで4割も落ちています。一挙に落ちています。そして資源物の方は159.8%、これは確かに不燃ゴミの中にあった容器リサイクル法に伴うプラスチックがこちらの方に来ております。プラスチックとして計画収集が1678トンという様になっております。全部これが不燃ゴミの中に入っていたものがきたのかと申しますと必ずしもそうではなく、ゴミそのものを家の中に持ち込まない努力がそれぞれの家庭、もしくは事業所でなされてきている結果なのかと分析しております。その結果どの様になったかと申しますと、実は平成14年度をスタートと致しまして平成23年度にゴミ総体で30%、10年間掛けて落とそうと、その様にする事によって1人あたりのゴミの1日排出量が全国平均並にしようという計画を作った訳でございますが、この現在のゴミ量をそれに当てはめますと、実はこの10月末でもってすでにそのゴミ量を一挙にクリアしております。今、全国平均並にきております。全国平均並というのは1日約1100グラムです。昨年までは1600グラム出していたのです。ですから非常に市民の努力というものには感謝しているところであります。この様に1年でもってクリアしたという事は、次に計画をまた新たな方向に向けて施策を作って行かなければならないという様な時期にきております。タイミング的には合併も致しましたし3市町合わせてこの計画の見直しを来年度以降に行って、またさらなるゴミの減量化、それからゴミの資源化、この様なものに努めていきたいという様に考えております。ただ一つ問題なのはリサイクルをすれば良いのだという考え方が長い間あった訳でございますが、現実としてリサイクルをしていけばゴミの量総体が減ったのかと申しますと、実は減っていなかった。そこでそれをどうすれば良いのだろうというのがこれからの課題でございまして、その様な事を目指す為にはどの様な社会にしていけば良いのでしょうかという事で、この5番目の形成すべき循環型社会という、循環型社会というのは何ですかというお話しをさせて頂きますが、この様な社会を目指すべきだと。この社会の一番の目的はまずゴミを出さない、出さない為にはどの様にしたら良いのだろうという事をしていく訳でございますが廃棄物の発生抑制ですとか、それから資源を循環して使う、いわゆる鉱物資源などは、通常で言えば鉱山などと言いましてそちらの方で掘り出す訳でございますけれども今はいわゆる都市鉱山と言われているものが実は一般的でございます。都市の中に本来の鉱山から上がってきて廃棄されたものが眠っている。これをそのまま捨てるのではなく、それを再利用する。実際にそれを再利用して業として成り立っているところもございますが、この様な都市鉱山としての位置づけ、そして実際にはこの様な資源が約6億トン、毎年捨てられる訳でございます。総体としては21億トンくらいのこの様な資源を投入し、6億トンが廃棄物として捨てられる。この6億トンのうちの3割、これを何とか循環しようという事で、今その様な社会に取り組む時期に来ているという事で、国を挙げてしているところでございます。まだ芽が出始めたところでございますが、そこでその様な社会、循環型社会としてはどの様なイメージを抱くのかという事で内閣府で調査を行ったところでございます。最後のところに少し見にくいのですが、その様なイメージ社会の図が載っておりますが、1番目と致しましてはこの技術、開発、推進型シナリオと言いまして非常に高度な工業社会、廃棄物はより品目別に収集し静脈物流システム、この様なものにより集積、廃棄物発電などのサーマルリサイクル、この様なものを活発化する社会という事でございます。この静脈物流というのはいわゆる生産する工場というものを生産して出すところ、この様なところを動脈といいます。動脈産業と位置づけまして、そして商品が流通し、そして廃棄されというところで今までは終わっていたのですが、この廃棄されたものを新たにその動脈の方に戻すという意味で静脈産業と言っております。その様な静脈産業に載せる物流システムにより集積して、そして経済も活発化させる社会、この様なものを目指す社会が技術開発型シナリオ。それからライフスタイルを変革して、今より生活がスローペース、スローダウンさせて、そして出来るだけものを使わない、それから地産地消、この様な小さな経済で充足感を得る社会。それと3つ目として環境産業発展型シナリオ。要は環境への配慮型製品を使う、または環境配慮型サービスを使う事によって暮らしの面でも環境負荷が低減する社会、この様なイメージの中で一番多かったのがライフスタイル変革型シナリオ。ただこの3つのどれが良いかという結論は少し早計であって、例えば釧路の場合は当然港で働いて発展してきた街でございます。その様な意味からも静脈物流システム、この様なものについても十分検討していかなければならない。その目と致しましてもう既に自動車リサイクルや事業系の生ゴミの堆肥化、それから食品系事業廃棄物リサイクル事業、この様な創出の他、まだ構想段階ではございますが道内の主要貨物駅を対象にしての集積基地としての位置づけ、この中にも釧路が入っております。この様な物流システムによっていわゆる経済を発展させていくという考え方も考え方の一つになってきております。いずれに致しましても私達の行政と致しましては、これまでの廃棄物処理を中心とした行政からこの様な循環型社会の実現へ向けて新たな展開を図る、その様な時代に入っているという様に理解しておりますので、今後ともスリム化、小さな市役所を目指しながら、一層市民の皆様の行政に貢献出来る様に努めて参りたいと考えておりますので、実に簡単、雑駁ではございましたけれども、これを持ちまして廃棄物行政の一端のご説明を終わらせて頂きます。どうもありがとうございました。

新入会員  鳥取神社宮司 木下正明 君

こんにちは。この度矢澤先輩、ならびに吉田先輩にご推薦を頂き、皆様から入会を認めて頂きまして末席を穢させて頂きます木下でございます。よろしくお願い致します。今少しお話しがありましたけれども生まれは東京でございまして、横浜と東京を半々くらい、30歳までおりました。その後途中で鳥取神社の娘さんに捕まりまして、ソニーは大体6年間勤めると工場を建てたり、輸出輸入をしたり、設計者全部、業務を任される様になるものでございますので一丁上がりということで辞めさせて頂きまして、神主の資格を取る為に國學院大學の大学院にあたる専攻科というものがあるのですけれども、そちらの方の入学試験を受けさせて頂いて合格して晴れてと言いますかこちらの方に来させて頂きました。12年前の4月にこちらの方に来させて頂きまして12年経った訳ですけれども、小さい神社ですので先代の宮司と私と一緒にこの様な会に入るというのはなかなか難しいので、私は何も入らないでここまで来た訳でございますが、この度推薦をして頂いたので皆様のお仲間に入れて頂く事になりました。感謝しております。釧路というところはとても良い所でございまして、夏にクーラーがいらないという事で研究するとか勉強するとか仕事をするには最適な場所だと思っております。この様なところで、多分身体を見ても分かるかと思うのですけれども食べるのが大好きでございまして、食べるものがおいしい、なおかつその様な特徴のある釧路に来られて大変感謝しておりますし、転勤する方もいらっしゃるかと思いますけれども私は一応永住希望でございますので、末永く死ぬまでお付き合いの程をよろしくお願いしたいと思います。よろしくお願い致します。


山本寿福 会員

黄綬褒章 受賞おめでとうございます。
会長の時間
11月17日 夜間例会 「新入会員歓迎会」  
会長の時間 会長の時間
本日合計 本年度累計
58.000円 591.000円
日時 会員数 出席率
10月10日 97名