2004〜2005年度 第26回(通算2866回) 例会報告

2005.1.20


会長 久島 貞一・幹事 浅野  洋

広報・会報委員長 西村 智久




  久島 貞一 会長


 皆さんこんにちは。今日は伊東市長がみえているという事で出席率が非常に良い様に思います。本当に伊東市長ありがとうございます。最近地球はやはりマグマの上に乗っかっているのだなという事が切実に感じる様な出来事がたくさん起きています。地球の温暖化を始めとした、これからのテーマは環境問題が一番大事になっていくのではないかと思っています。世界のあちこちで天変地異が起きていますし、私達釧路も釧路沖地震、それから十勝沖地震を経験していますので、真剣に環境問題、それから地震対策等々を考えて行かなければならない時期なのだと思っております。特に僕の所は透析医療をしているものですから、水をたくさん使うのです。1日何トンも使う訳ですから、その様な事で綺麗な水を確保するという事も大前提になる訳ですけれども、地震が起きたときには非常に不安を感じております。皆さんも色々な立場から不安を感じていらっしゃると思いますけれども、皆でまた考えながら知恵を出し合っていけたら良いと思っております。今日は伊東市長がいらっしゃっていますので、短くこれで終わりにしたいと思います。どうもありがとうございます。

 



 


1)釧路北RC  1/26(水)  夜間例会「クラブ全員協議会」 プリンスホテル 18:30〜
2)帯広RCの70周年に現在25名の登録をいただきました。
3)RIカード入会のお願い


市長の時間」 
伊東 良孝  釧路市長 

            

伊東良孝 釧路市長


 
皆様こんにちは。今日は釧路ロータリークラブの例会にお呼びを頂きましてありがとうございます。常日頃から市内第一線で活動されております皆様方に昨年は大変お世話になりました。心からまた厚くお礼を申し上げる次第でございます。今日は30分の持ち時間で好きなように話せという事でございますが、最近出来事が多すぎて何を話して良いのか何からいこうか迷う位ですが、まずスタートは一番新しい所で合併問題から入りたいとこの様に思うところでございます。
合併問題、釧路と
釧路町がスタートして3年半あまりでありましょうか。そしてその後広域で合併問題を論議すべきだという、これは白糠町町長の発案で広域合併の論議がスタート致しました。6市町村でスタートした所でありますけれども1年1ヶ月前に釧路町が離脱し、昨年5月に鶴居村が抜けました。そして4つの町が合併協議会を立ち上げる時は、今度は合併ありきでいくのだという確認をきちんとした上でスタートしたつもりでございました。1240数項目の調整項目というのがありましてそれぞれの小委員会を作り、あるいは専門部会を作り、あるいは助役による幹事会を作り、特には首長会議を行い、これまでも何回も何十回も会合を重ねて昨年の12月14日にこの合併協定書がようやく完成致しまして、あとは署名して判を押すだけという事になっていた訳でございます。その署名日が実は明日の予定でございました。ところが残念ながら白糠町の議会が住民投票をするという事を急遽年末に12月の議会でこれをお決めになりまして、16日に合併の是非を問うこの投票を行い合併せずとしたところが55%を占めまして、離脱が正式に表明されました。当初から何故今頃合併の住民投票をするのかとか色々な話はあったのですけれども、これはしかし住民の意志の確認でありますからそれはやむを得ない話であります。ただ残念だと思ったのは白糠町の町内に賛成をする人達が丁度二派に分かれて、投票に行かない運動と投票に行く運動をした賛成派がおりました。投票に行かない運動というのは60%いかなければ開票しないのだから規定の方針通り合併推進でいく、だから60%いかない様に頑張って賛成派は投票に行かない様にしようと、この様な運動を投票日当日までしていたグループがありました。一方でそれではなかなか、もし60%越えたときに大変な事になるとして賛成派も積極的に行くべきだと言って運動していた人達もおりまして、この両者のきちんと賛成派と統合して意見を1つにして行動を1つにするリーダーが残念ながら居なかったという事に尽きると私は思っております。 これはマスコミも町内も役場関係者も皆等しく言っておりました。投票率が75%以上であれば間違いなくこれは賛成が上回ったはずだと、この様なお話しをされていました。残念でありますけれども、しかしながら合併を一番先に言い出し、そしてまた一番勉強して町内で論議してきた町が抜けたという事でありまして、これは重く受け止め、死んだ子の年を数えてもしようがありませんのでぐちゃぐちゃ言わないですっぱりとここを諦めて、残る3市町によって合併を進めようと今しているところであります。ただ音別町が飛び地になりますので、音別町の町民の中に釧路市は本当に俺達と一緒になってくれるのだろうか、あるいは本当は邪魔だと思っているのではないか等と不安を持つ声が確かにございまして、その様な面では私共はその様な事はありません、あなた方が望むなら釧路市はお受けしますというお話しをさせて頂いております。と言いましてもこの合併、白糠が抜けたと言っても、この先5年、10年、20年、あるいは30年先、どうなるか分かりません。もっと早い時期に、おそらくここ10年か20年以内に国がもう一度大きな合併推進策を多分取ってくるのではないかと、あるいはそれまでもしかしたら白糠は持たないかも知れないという話もあります。今飛び地だからと言って音別を拒否する様な事を釧路市がすれば、また合併の話が出てきた時に音別町は10年前釧路市に袖にされた、振られたとこの様な話が恨み言で出てくる話でありますので、私共としてみればもうその頃は私は市長をしていないかも知れないし今の職員も居ないかも知れませんけれども、昔の釧路市が昆布森村との合併の時にその様な話があった事があの釧釧合併が上手くいかなかった事の原因の1つだと言われますと、将来にやはり禍根を残してはいけないと思いますし、思いやりの気持ちというのが私はきわめて大事だろうという様に思うところでありまして、その様な面で是非クラブの皆様方も飛び地だから違和感画あると言わずにやさしく、温かく、小さな町村、これから1人では生きていけないと言って釧路市と一緒になりたいとプロポーズしてきておりますので、どうかご理解を頂きますようにお願い申し上げる次第であります。白糠町が抜けますと、合併特例債、今まで304億円と言っていたものが226億円くらいに、約77億円、合併特例債が減ります。しかし、そう心配した事は私は無いと思っておりまして、合併特例債というのは公共事業債でありまして、国が認めるいわゆる合併した町村の社会資本のレベルの格差を是正する、あるいは新しい町にどうしても必要な施設を作る為のお金、建設費を3分の2、国が肩代わりしてくれますという、この様な借金の出来る制度であります。ですから230億円くらいありますとその範囲で相当の仕事が出来る訳であります。例えばメンバーの清水幸彦先生が一生懸命進めております所の釧路の総合体育館があります。これは道立が駄目になりましたから、私が国の公園整備事業に切り替えを図ったのですけれども、国の公園整備事業というのは2分の1が国の補助であります。建築本体これは約40億円、その他付帯設備あるいは外項を含めて46億円くらいではないかと言われておりますけれども、このうち2分の1が国です。例えば40億円の2分の1、20億円が国だとすると地元が20億円になります。ですから地元が20億円を本当は負担しなければならないのですが、この道立で進めてきた経緯がありますので、私は道庁に10億円持ってくれという話をしております。そうなりますと残り10億円、4分の1が地元の負担です。この10億円を合併特例債という220数億の内の10億円を当てると市の持ち出しは3億4千万円で良い訳であります。残り3分の2、6億6千万円は国が払ってくれるという、この様な仕組みになります。ですから3億4千万円のお金で40億円の建物が建つというこの様な事になる訳でございます。活用の方法というのはこの様な事であります。ただこれも借金だという論調をするマスコミもいますけれども、いずれにしても行政は住民の皆さんの要望を形で事業化していかなければならない事業がたくさんある訳でして、まるまる自分で持ち出しのものをする訳ではありません。これは本当に3分の1の負担で自分達の希望のものを作っていけるという事でありますから、私は計画的に大いに活用すべきものであろうという様に思っております。さて、その様な事で合併に伴って新しい町の中で希望を持って是非進めて参りたいとこう思っておりますが、
釧路もようやく少しずつではありますけれども明るい兆しも見えて参りました。去年は特にコールセンターが2社、進出して頂きました。5月と11月開業で2社ありまして、特に11月に開業した所はスタートから120名くらいの正社員の雇用をして頂きまして、オクノの後のビルに入りましてスタート致しました。この間、年末私も少しお邪魔してきたのでありますけれども、120名でスタートした所が12月末段階ではもう130数名、そして1月入社予定の研修社員が25名程おりました。ですから1月1日現在で150名を越える社員を雇用されておりますし、年内に200人を目指したいとこの様なお話しでありました。これは通常パートとかその様なところが多いのかという様な印象を持っておりましたら基本的には全部正社員、常用で雇用したいと、どうしても事情があってパートをお望みの方についてはパートで我々が対応致しますとこの様な話ですから、一般と全く逆な訳であります。釧路で生活保護を受けている女性、あるいは主婦等も積極的に応募をさせまして10人の雇用をスタート時点から頂いた所であります。そうすると生活保護費を払わなくて良い、なおかつ自立していくという事でありますから一石二鳥な事でありますけれども、この様な形の中で女性の職場、一部男性もおりますけれども、大幅な雇用の拡大を図れるというのは非常に有り難い話でありまして、特に両方とも事務所は末広町でありますから、その様な面では中心街の大きな活性化の1つにもなってくるだろうとこう思っているところであります。
またもう一方、隔年で1年置きに50頭ずつ獲っておりました調査捕鯨がいよいよ去年から枠10頭増えて60頭枠で毎年9月10月に調査捕鯨を釧路沖で行う事に、これは水産庁に決定して頂きました。これまでも相当陳情を申し、鯨に対する情熱と理解がある姿を見せながら鯨の街づくりという様な事を言ってお願いをしてきたのがようやく実を結びまして、鯨が毎年これから60頭ずつ釧路沖で揚がって来る訳でございます。もちろん商業捕鯨というのは当面無理ではありますから調査捕鯨による副産物、この肉を特に水揚げ地である釧路に優先的に配分してもらうという事でございまして、釧路沖で獲れる鯨は非常に今、日本で、おそらく世界中で獲れる鯨の中でおそらく最上質だろうとこう言われております。というのは歯鯨系と髭鯨系というのがございまして、あごのないぺろんとしたのが髭鯨系であります。これの小さいもの8メートル前後のものがミンク鯨と言いまして、大幅に近年増えております。商業捕鯨が無くなったのが今から23年位前なのですけれども、この当時からミンク鯨は大幅に増え続けておりまして、太平洋沿岸だけでもおそらく2万5千頭から3万頭位、常時
北海道から東北沖等々に掛けて居るとこう言われている位増えてきております。南氷洋には70万頭から80万頭位居ると言われておりまして、このミンク鯨は食べているえさが主として鰯、サンマ、スケトウダラ、秋には鮭、イカ等がその主たる食料でありますものですから、毎年60頭は秋口に釧路に、春先に宮城県沖という事に実はなっております。5月に宮城県沖で50頭、60頭の枠が確保されておりますが、この時期の鯨は冬眠明けで早い話がえさをあまり食べておりません。ですから全く脂っ気が無いと言われておりまして、肉質的にはイマイチぱっとしません。ところがやはりこの東北から釧路に掛けてそのサンマ、鰯、イカ、その様なものを追っかけて北上してきて、太って脂肪が付いて10月に釧路で捕獲されると、これが最上の肉と言われておりまして半身位は緒の身と言われている位、最上質の肉であります。ですからこれが生肉で流通出来るのは獲った時から1週間からせいぜい10日と言われておりまして、是非釧路の名物に今年は本格的にしていきたいとこう思っているところであります。新年度の予算編成を今しておりますけれども、このうち今年は是非1頭をまず解体した後、1頭の骨格を土の中に埋めてバクテリアに1年間食べさせます。そして油分とか色々な物を土の中に染み込ませて、そしてバクテリアで自然処理をして掘り出して、それを専門業者がきれいにまた掃除をしまして組み立てて、2年掛かりで骨格標本という物を是非ここで作って、釧路のまさに象徴たるその鯨の標本という事でマリントポスか博物館かMOOかどこかにその骨格標本を展示したいという思いを致しているところでございます。そして鯨の町を目指したいという様に考えているところでもございます。さて私共、このほかにもたくさんの事柄を手がけて参りました。
産業再生推進会議という会議を立ち上げて、特に経済界で皆様方にもたくさん委員になって頂いて、それこそ委員報酬を無報酬で頑張って頂きました。私共がその中で提言をたくさん頂いたのもある訳でありますけれども、今特に環境問題等が大きなものがあります。実は今、古川に下水処理場がありまして、大楽毛にも下水処理場があります。大楽毛の下水道処理場から毎年4000トンの下水道汚泥というのが出ます。古川の処理場という所で8000トンの下水道汚泥が出ます。これを今までずっと農家の肥料にする為に少し天日で干して水分を抜いたものを農家に行ってばらまいていたのですけれども、これが今環境問題が相当厳しくなって参りまして、事実上出来なくなって参りました。それでどうしてもこれを処理しなければならないという事で乾燥化施設を今年、実は古川で導入する事になったのですけれども、大楽毛の4000トンも古川にトラックで運んできて乾燥させようというお話しになっておりました。ところが一方で
阿寒町の皆さんから阿寒湖畔のホテルから出る食品残渣、生ゴミを何とか釧路で処理する設備を作ってくれないかという要請が前々からありまして、議会の中でも市立病院や学校給食やあるいは大手のホテルやレストランから出るその食品系廃棄物をこれから焼却炉で燃やすという事で処理しなくてはならなくなる訳ですが、そうではなくてもっと有効な活用で安く処理できないかという事からこの度大楽毛にその食品系廃棄物と下水道のその大楽毛で出る下水道汚泥を一括処理する施設を、これはいわゆる菌を使って堆肥化させてしまう施設を今計画しているところでありまして、本当は一般家庭からの生ゴミもここに集めて処理出来れば一番良いのではありますけれども、なかなか家庭から出る生ゴミを集めてあるく作業というのがこれまた大変な、莫大なコストを要する事でありますし、取り扱いも実に大変になります。あのぐちゃぐちゃのものを本当にビニール袋だけでその辺に置いておいて、誰かが持って行くというシステムを本当に上手に出来るかどうかというのがきわめて難しいところでございまして、今の釧路は電器生ゴミ処理機というのを1台2万円ずつ補助を出して、相当数出てきております。毎年数百台単位でこれが売れておりまして、家庭の中で処理して頂いておりますけれども、この生ゴミが将来、本当はどの様な形かで回収出来れば良い訳でありますが、今のところは業務用のもの、あるいは学校給食、病院給食等々の生ゴミとこの下水道汚泥の大楽毛分を一括処理する為にしたいと思っているところであります。合わせて今年、実は行政改革が待ったなしで迫ってきております。国の予算が削られ、あるいは交付税が削られる中で本当に難しいのは、では市役所の規模をもう少し小さくすれば良いのではないかという、ごくごく当たり前の民間の発想から行きますと、なかなかこれがそう上手くいきません。実は私も相当号令を掛けておりまして、去年から5年間で150人の市役所の職員定数を減らす交渉を今している最中であります。去年40人減らしました。今年も4、50人いこうと思っていたのでありますが、この間もう一歩号令を掛けましたら70人までこの1年で減らせそうだという事で、今組合と最後の詰め交渉に入っております。どういう事かと言いますと、今までゴミ収集をしていました。今年4月からこれが有料になります。このゴミ収集業務を全部民営化させたいという様に思っています。今直営車両19台、民間にそのゴミ収集を委託しているのが16台あります。民間16台、直営19台の内、私は19台の直営部門をまず廃止してゴミ収集にあと10台追加する、民間に26台の台数でそのゴミ収集をして頂く。それで資源物とかあるいはその他プラスチックというのは実は別に分別するのですけれども、この様な事を市職員の既存の部隊を一部活用する。そして不法投棄その他が相当出てくるでありましょうから、その様な対応部隊も用意しなければならないという事で、これから定員をさらに減らしていきたいとこう思っておりました。しかしこれも相当組合が抵抗しているところでございまして、私は3人、運転手さん1人に後ろ2人居るのですが、この休みとか何とかの交代要員を含めますと3.3人でゴミ収集車1台を運営しています。これの市が抱えるコストはおそらく年間1台当たり3000万円位のお金になっていると思うのです。これを民間委託すると約2000万円であります。ですからこれはどうしても民間委託をしていかなければならない。私はこの間札幌で歩いておりましたら、札幌は運転手も後ろでゴミを積むのも3人とも女性のゴミ収集車というのを見ました。私は、しばらくずっと見ていて付いていったのですけれども、実に見事に処理しておりました。女性もピンク色の作業着を着ておりまして、見た瞬間から女性だという華やかなゴミ収集車でゴミを持って行っておりました。ですからその様な先進地では女性によるゴミ収集も現実にしている訳ですから、釧路も男性で無ければならないし、職員でなければならないというのはもちろん無い訳でありまして、これらの改革にはやり真剣に取り組まなければ合併したとしても今時釧路管内1市9ヶ町村の中で直営で公務員がゴミ収集をしている町は釧路だけであります。ですからこれは変えなければならない、いつも言いますけれども民間で出来る事は民間にやらせなければならないという事でございまして、全く今日に至るまで改革がなされてきておりません。もうひとつ問題なのは公立の保育園でありました。公立の保育園というのは13館あります。民間保育園というは12館あります。丁度半々なのです。そして民間保育園が一生懸命小さな子供をたくさん、定員の110%、120%まで、待機者がたくさんいるものですから入れようとします。それで新年度市役所の管轄の保育園が88%とか91%とかその様な入所率なのです。空きがあるのです。空きがあって応募してこないのかと思ったらそこに待機者がいると言うのです。空き待ちで待機していると言う。では88%の保育園が何故その子供達を入れないのだという事で問いつめましたところ、0歳、1歳という乳幼児を法的に3人で1人の保母さんが見るとなっています。2歳は6人で1人、3歳は20人で1人、4・5歳は30人で1人保母さん居れば良いとなっています。手が掛かる、掛からない度合いの違いでありますが、そうなりますと例えば民間の保育園ですと3、4、5歳合わせて50人いても保母さん2人で良い訳です。ところが市役所の市立の保育園は3歳児が例えば10人でも保母さん1人なのです。4・5歳児の20人でも保母さん1人、年齢別に保母さんの割り振りを決めていまして、この柔軟なフレキシブルな対応を全くしておりません。何故その様な事になるのだと聞いたら組合との交渉で昔からこの様に決まっていますとこの様な話であります。何故保母さんが面倒を見る子供の数まで組合と取り決めをしなければならないのか、3、4・5歳を一緒にして柔軟な対応をすれば保母さんはそこで1人浮いてくるのです。そうして乳幼児の3人を任せれば待機している乳幼児をそこで抱え込む事が出来る訳であります。ですから小さな子が皆待っている、お母さん達はその子供が保育園に預けられたら働きに出たい、こう言っている、このリクエストに市の保育所が答えられない、民間の方は答えている、だからこの様な事を給料を倍も貰っていてさせている方がおかしい訳であります。何故それが組合とその様な事になるのかと言って、私は組合幹部にも文句を付けましたら、今まで提案された事も無いし交渉した事もただの1度もありませんという話なものですから、保健福祉部長を呼んですぐに交渉しなさいと言いました。そしてこれは段階的にとにかく保母さんの欠員が6人溜まったら定員6人の保育所を1つ民営化に回せというお話しをさせて頂いたところでありまして、その結果春採の保育園が実はこの17年度一杯で閉園する事になって、民間に委託化が決まりました。保母さんがいつ退職するかが分かるのです。こちらで見れば。そうしたら6人退職したら6人の保母さんの定員の保育所を1つ明け渡せば良いのです。7人、8人になったら少し中型の8人の保育園を民間に任せれば良いのです。ですから誰も首を切ると言っていない、誰も強制的に辞めろとは言っていない訳でありまして、この様な計画も作れないという話は無い訳でありまして、私の現在のこの半年間でその計画を作らせまして13園を3園まで減らす事に致しました。残り10園は計画的に民間に委託をしていこうとこの様に思っております。これだけ財政状況が切迫していても直ちに来年から、再来年から大なたを振るって全部という事にはなかなかなりません。公務員とは首を切れない、公務員のリストラがきちんと出来るような法律でも出来れば日本全国の自治体は一気にこの財政問題が解決に向かうだろうとこう思っておりますが、なにせそれを決めるのも公務員でありますから公務員が公務員の都合の悪い様な事は全くしない訳でありまして、民間で常識のその様な事すらなかなかその法的な壁、厚くて上手くいきません。しかしながら最大限頑張って、可能な限り補充を少なくしていきたいと思っております。ただ時間も時間ですが、最後に一言でありますが再任用制度とか、あるいはまた公務員改革の中でご指摘を受ける部分がたくさんあります。再任用というのは60歳で定年を迎える、しかし年金支給開始が62歳、あるいは63歳に将来なるというその空白の期間を一定程度能力があって、やる気があって、そして即戦力になるような職員を何人かその職員定数の範囲内で1年、2年単位で使っていこうという事であります。私自身も若い人達の職場がなかなか無い中で定年退職後、退職金をたくさん貰ったのがまだ働くというのもおかしな話だとずっと私もそう思って参りました。出来る事なら止めたいと何回も思ったのですけれども、その代わり例えば新入の職員を入れてしまいますとその先40年間、その職員を抱えてしまう訳であります。ですからこの先どんどん定数を減らして合理化していく為には一時、1年2年の雇用制限の付いたベテラン職員を持って税金の徴収業務に当たらせる、あるいは生活保護の相談業務に当たらせる等々、新人ではすぐに出来ない様な事をさせながら、そして職員定数の削減の1コマとしてこれを活用するという事もやむを得ないのかと最近その様な思いで居るところであります。また退職不補充の原則は貫きたいと思いますが、それはあくまでも現業部門についてであります。ゴミの収集、給食調理員の皆さん、あるいは道路維持や保育園などその他、現業部門はこれはもう民間の皆さんに任せて良いのだと思います。ただ一般の事務職を含めて市職員、ある年代からスポッといなくなった若い人がいないというのはこれは将来に大きな問題を残す可能性がありますので、100人辞めたら20人か25人位はやはり若い人を採用して活力の一部でも維持させなければならないという、その様な思いでおりますのでリストラしておきながらまだ採用するのかというお叱りの声もありますけれども、これはこれでまたご理解を頂きたいという様に思うところであります。時間となりました。まだまだお話ししたい事はあるのですけれども、話していると後2時間位掛かるものですから、また別の機会にお話しをさせて頂きたいと思います。ご静聴ありがとうございました。


 


入会40周年の白崎功一会員 ソングリーダー 北畑雅彦 会員


 

      1月27日  「人間尊重」  藤井正信 会員卓話      
    
                 


石田 博司 年末家族会で福司の吟醸をいただきました。
北畑 雅彦 じいちゃんになりました。
松並 弘宣 新年交礼会の御礼

本日合計 本年度累計
39,000円 1,140,540円


日時 会員数 出席率
1月  13日 98名 46.5%