会長 石 田 博 司 君
ここに共同募金の箱がございますけれども、共同募金会の足立あつ子さんが今日お出で頂いて、皆さんにお願いするというおつもりだったのですけれども、ご本人が風邪で体調を崩されたので、まず箱だけ回しますので是非お願いして下さいという事です。10月から始まって年度一杯の募金期間で、このご時世を反映してか集まりが悪いという事でお願いをしに来る、来週あたりご本人がお見えになると思うのですけれども、今日はこの例会の途中で箱を回しますので、皆様のご奉仕をお願いしたいと思います。
先週は家族年末夫婦会でございました。親睦委員会の皆様には大変ご活躍を頂きまして、大変楽しい会にして頂きまして、お礼を申し上げます。どうもありがとうございました。それでお詫びなのですけれども、次年度理事の発表という大変大事な場面で、うかつな事にそれをとばしてしまいまして、次年度青田年度の皆様には大変ご無礼を致しました。その様な事でけちの付くような青田年度ではないと思いますけれどもお詫びを申し上げます。
我らの生業、今日、歌って頂きましたけれども、ふりがな「やわらぎむつみ」という様に言っていたのを、白糠へ公式訪問、表敬訪問へ参りました時に、白糠の歌詞は「むつび」と貼ってあったのであれは白糠弁かと思った訳ですけれども、調べましたら「むつび」が日本語として正しい。帰ってきてからも調べましたら「むつみ」ではなく「むつび」が正しいという事で直しました。全部直さずにわざわざそこに貼ってありますので、あれを見る度に石田年度の時にこれが改正されたのだと、釧路ロータリークラブ70年の歴史を変えた男という様に長く語り伝えられると私にとってはこれほど嬉しい事はございません。というのは冗談でございまして、どうぞ来年度の時は綺麗に直されたらいかがかと思います。その歴史という事ですけれども、もう一点。会長にならないとこの様なものはしみじみ見ないのですけれども、見ましたらこのゴング、ここに名が打ってあります。これは大山さんに今日急遽、書いてくれと頼みましたら、大山さんはこれを「美しい」という字ではないかと言うのですけれども、この様に書いてあります。「美しい」とすれば音読みをすれば「美酒」になるのか、和読みをすれば「よしはる」と言うのか分かりませんけれども、わざわざ名の打ったゴングです。これは清水パストガバナーに「いきさつをご存じですか」とお聞きしましたら、「詳しくは知らないけれども、昭和11年、我がクラブ創立の頃からあるのです」という様におっしゃっていました。私がかれこれ15年前に入会した時にはこの首のところが壊れていまして針金で吊っていた、それがいつの間にか直っていました。それでどなたの年度の時にどの様な主旨で直したかは分からないのですけれども、あ、福田さんですか。福田さんの年度の時に直されたのですか。だそうです。直したのは一時会員であった共立鉄鋼の浅川さんに直して頂いたと思うのですが、いつの間にか立派になっていました。それからこのハンドルのところに溶接した跡があります。これもどうやら一旦折れたものを直したのだそうです。この様に大変伝統を刻み込んできたゴングだとしみじみ思うのですけれども、来年は70周年、伝統を守るというと保守と革新と常々思うのですけれども、保守というのはその国なり地域なり組織の伝統を守ろうとする心の働きであって、それに対して革新というのはそれを変えていこうという、それが進みすぎて破壊しようとするのが革新というものではないかと思うのです。ですが物事が発展するためには頑迷固陋の保守では物事が発展しない、終いには組織、国は崩壊するし、かといって革新が全てに良いのだという事になったのであればまたその組織なり国は崩壊をすると思うわけです。保守と革新のせめぎ合い、真摯に語り合うところで素晴らしい国なり組織なりが生まれてくるのではないかと私は思うのですけれども、来年は70周年、これは全員参加で総力戦でございますから、全員が是非色々な意見を述べて頂きたいのですけれども、会議の場等では守るべきものと変えていくもの、変えていくというエネルギーが無ければ伝統もまた光ってこないと思いますし、まるっきりかたくなにただ守ろうとするのであれば、また組織は硬直するのではないかと思います。来年の70周年に大いに期待を申し上げたいと思います。もう1点、先週、先々週に続けてのお詫びになるのですけれども、その70周年の委員会構成がもう決まっておりまして、それを例会で発表するという吉田実行委員長の意向があったのですけれども、本当に申し訳ない事に出番を作らずに2週きておりますので、今日はまず、吉田さんはメインプログラムでも出番があるのですけれども、今この場で大事な事ですので吉田さんに70周年実行委員会メンバーを発表頂きたいと思いますので、よろしくお願い致します。
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