2004〜2005年度 第34回(通算2875回) 例会報告

2005. 3. 24


会長 久島 貞一・幹事 浅野  洋

広報・会報委員長 西村 智久





     久島 貞一 会長

 皆さんこんにちは。今日は嬉しいニュースが1つありました。先日私共の(嵯峨記念育英会)奨学生として見えられて北大の医学進学課程を受験しているという話をしていた、石川麻倫さんですけれども、後期日程で無事合格されたという事で連絡が入りましたのでお知らせしたいと思います。一緒にいらっしゃった中川陽介君も北大の水産学部に合格したという事で、うちの奨学生は2人とも無事進学出来たという事です。大変有り難い事だと思っております。話は変わりますけれども、この間テレビを見ていたら釧路地方の高校卒業生の就職率が非常に良くなり67%近くが決まっているというニュースがありました。大変嬉しいと思って聞いていました。釧路地方の景気も良くなっているのかと少し思いました。

 




 


1)釧路東RC  3/29 (火) 「桃の節句夜間例会」  石川長寿庵 18:00〜
2)釧路ベイRC 3/29 (火) 休 会
3)釧路北RC  3/30 (水) 休 会
4)上川RC30周年の案内が届いています。



              「平和で安全な社会を目指して」
            
釧路地方検察庁 検事正 會田 正和 氏 
           

會田 正和 氏

 

只今ご紹介を頂きました、釧路地検の會田でございます。今日私はこの黄色いネクタイをしてきたのでございますけれども、実はこのネクタイは伊東市長さんに昨夜頂戴致しました。何故頂戴したかと、それからこのネクタイはどの様な意味かというのを少し申し上げたいと思います。まずこのネクタイのデザインは全て鯨でございまして、鯨のネクタイでございます。それで何故私が市長さんから鯨のネクタイをもらったかという事でございますけれども、実は私は4月8日で検事正を退官致しまして新潟で公証人をする事になりました。それで昨夜は更生保護女性会の名士職域かくし芸大会のメンバー7人で踊ったのですけれども、そのメンバーの送別会が鱗という所でございました。その席で伊東市長さんから、全部で送別対象者は3人でございましたけれども、3人メンバーが欠けるのですけれども、3人の方々に是非釧路を思い出して頂きたい、釧路を忘れないで欲しいという気持ちを込めて頂きまして、ネクタイを頂戴致しました。それで今日はこのネクタイを締めさせてこの席に望ませて頂きました。私は平成15年12月5日の発令でございまして、釧路は1年4ヶ月間の勤務でございました。大変短い時間でございましたけれども、皆様方から絶大なご支援を頂きまして、本当に楽しく勤務をさせて頂きました。次の検事正に自分で辞めると言わなければもう1ヶ所くらい行ったかも知れませんけれども、しかし次の任地に行きますと釧路の印象が薄まりますので、この釧路の良い印象を抱いたまま辞めたいという様に思いまして、それで新潟に、父が今97歳でございまして、私は長男で1人子なものですから、父がそろそろ新潟に帰ってくれないかという様な事を言いますものですから、それで最後は父の親孝行をしたいと思いまして、それで新潟に帰る事に致しました。従いまして講演は今日が最後でございます。以前、商工会議所でも講演をさせて頂きまして、基本的にはその時のものなのでございますけれども、それに新しいバージョンを加えました。
それでは地域の犯罪を減らす為に釧路地検がどの様な取り組みをしているのかという事についてお話しをしたいと思います。今日、お話しさせて頂く概要でございますが、まず私共の役所の概要でございます。それから事件の受理、処理をどの様にしているのかという事でございます。それから管内の最近の犯罪情勢はどの様な情勢か、それから犯罪を減らす為の私共の取り組みでございます。それから犯罪被害に遭わない為の情報提供で、これは私共が捜査、公判をしている過程でどの様な事に気をつければ犯罪被害に遭わずにすむかという事の情報の提供でございます。それから関係機関や市民の皆様方が色々犯罪の予防や非行防止の活動をしておられますので、その活動をご紹介させて頂きたいと思います。最後に私共の釧路管内は犯罪が減りつつある傾向にございますので明るい兆しがございます。最後にまとめという事をさせて頂きたいと思います。まずこれが釧路地検の庁舎でございます。柏木町にございます。これが裁判所でございまして、これは平成9年に私共の庁舎が出来た時の写真であります為にこれは古い裁判所で、裁判所は平成12年に出来ておりますので今は新しい庁舎でございます。それからここが刑務所、この一帯が刑務所でございます。それでここ全てが丘になっておりまして、結構犯罪をする人は裁きの丘という様に言うそうでございますけれども、それで検察庁で起訴されて裁判所に行きまして、それで実刑になって刑務所に行きまして、釈放されると又犯罪をしてまた戻ると、ここを回っている方も中にはおられます。これが私共の庁舎の全景でございます。1階から4階までが検察庁で5階が公安調査事務所でございます。次が私共の館内、これでございます。道東部分を担当しておりまして、管内面積は四国の1.5倍でございます。全国50検察庁のうち、最も釧路地検は管内の面積が広うございます。次はこれが私共の管内の本庁と支部の位置でございます。釧路に釧路地検の本庁がございます。ここが私共の本庁で、それから帯広に帯広支部がございます。それから北見に北見支部がございます。それから網走に網走支部がございます。それから根室に、根室はここでございます。根室に根室支部がございます。それからこれが私共の事件受理の状況でございます。平成15年と平成16年を見て頂きますと、平成15年の総数は1万9407人でございます。平成16年は1万8644人でございまして、763人減少しておりますので犯罪は減っております。それからどの位を起訴するかと言いますと、平成15年48.2%、平成16年47%で約半分くらいの人達を起訴しているという事をご理解頂くと宜しいかと思います。次にどの様な犯罪を受理しているかと申しますと、犯罪を大きく分けますと刑法犯と特別法犯でございます。刑法犯というのは刑法に規定されている犯罪でございます。特別法犯というのは刑法以外の特別法に規定された犯罪でございます。刑法犯の中で多いのは交通関係の業過、交通事故でございます。それから窃盗であります。それから次に特別法犯では道路交通法違反が多ございます。それからその他の特別法犯の覚醒剤等でございます。従って私共の捜査する事件の大部分が交通事故、それから酒気帯びとか無免許運転という事でございます。次に管内の最近の犯罪情勢でございますけれども、先程申し上げました様に事件の受理総数が減っております。しかし一部の犯罪につきましては増えております。窃盗はここに書いてありますようにこの様に増えております。1250から1270、それから横領、背任も110から183、それから詐欺も77から104、強制猥褻、強姦も17から40で、これらの犯罪は増えているという事でございます。それから釧路地検の管内は通常は平穏でございますけれども、時として重要事件が発生致します。大体1月から3月にかけて発生するというのが釧路地検管内の特徴でございます。ここに書いてある1月には、昨年1月北見市内で少年による女子高生殺害、死体遺棄等の事件でございます。これは懲役20年を求刑したら懲役13年で検察官が控訴致しまして、懲役15年でございます。それから釧路市内でもって女性による独居老人強盗殺人放火事件でございます。これは無期懲役でございます。それから2月、これは帯広市内で暴力団員に因る暴力団組員殺害事件でございまして、主犯格の男は懲役12年、現在控訴して争っております。それから最後は今年の1月に釧路市内でトラック運転手に因る上司殺害、銀行強盗未遂事件で、これは現在起訴して公判継続中でございます。それから次に当庁の特徴としましては、振り込め詐欺事件が発生、全国的でありますけれども平成16年は37件発生しております。これにつきましては後ほど申し上げます。それから蟹の密漁事件も平成16年は159件発生しておりまして、周りを海に取り囲まれております為にこの様な密漁事件も発生するのが当地検、管内の特徴でございます。次は管内の犯罪を減らす為に私共はどの様な取り組みをしているかという事でございます。まず凶悪重大犯罪に対しましては厳重な処罰を裁判所に求めております。先程申し上げました通りでございます。それから警察と連携致しまして、重要未検挙事件を出来るだけ早期に検挙したいという事でございます。現在当管内の重要未検挙事件は根室の漁船爆殺事件、それから鹿追町の老婆強盗殺人事件の2件が最近の重要未検挙事件でございまして、これを現在釧路方面本部と連携致しまして何とか検挙しようという事で全力を捧げているところでございます。それから犯罪被害者の方を支援するという事で釧路地検は被害者支援制度と被害者ホットラインを設けております。これも後ほどご説明致します。それから犯罪被害に遭わない為の情報を皆様方に提供したいという事でございます。それから関係機関の犯罪予防活動をご紹介致しまして、それを推奨して是非実行して頂きたいという事でしております。犯罪被害者支援制度について申し上げます。当地検には被害者支援員が常駐しております。午前9時から午後5時まで常駐しております。月曜日から金曜日まで受け付けております。それから夜間、休日も伝言FAXの利用ができます。実際、現在ストーカー被害に遭っているけれどもどうしたら良いでしょうかという様な飛び込みの相談もございます。私共の方で色々適切な対応をしております。この被害者支援はうちのOBでありますけれども、色々相談に乗って最終的に申し上げるのは次席検事のところまで決済を上げて申し上げる事が出来ますので、出来るだけ皆様方の支援が出来るように法律的な知識に基づいて性格に申し上げております。それからホットラインがこれでございまして、これが電話でございます。ですから余り知られておりませんけれどもこの様な制度がございますので是非ご活用頂きたいと思います。次に犯罪被害に遭わない為の情報提供でございます。出来るだけ犯罪被害に遭いやすい様な分かりやすい犯罪を申し上げたいと思います。これは平成15年で私の前任地の愛知県で発生した事件でございます。絵旅館の脱衣所のかごの中から部屋の鍵を持ち出しまして、その鍵で部屋に入って中の金品を盗んで、鍵は脱衣所のかごの中に戻しておくという窃盗事件でございます。従いましてこれを防ぐ為には部屋の鍵は脱衣所の貴重品入れがある訳でございますので、貴重品入れに入れて、その鍵を手首に付けてお風呂に入ると、決して脱衣かごの中に鍵を、自分のパンツの下だったら大丈夫だろうという事でパンツの下に鍵を隠しておくという様な事は決してなさらないようにして頂きたいと思います。犯人はその辺を良く分かっておりますので、先にパンツの下を探しますので、そうすると完全に当たる訳でございます。次にこれは平成14年の釧路市内の銭湯で発生した事件でございます。これは脱衣所のロッカーに着衣を入れてその鍵を手首に付けたところまでは良かったのですが、女性でありますが髪を洗う時に手首から鍵を取り出しまして洗面台の近い所に置いておきました。そうしたらそれを犯人の女性はその鍵を取りましてロッカーを開けて着衣を盗んでいたと、なかなかよい度胸をしている女性でありまして、被害者の女性も大変だったと思いますけれどもこの様な女性がおりました。だから必ず手首に、折角付けている訳ですから、絶対に手首から貴重品、あるいはロッカーの鍵は離さない事が非常に重要でございます。次は侵入等でございます。これは平成14年に釧路市内で発生した事件でございます。新聞の葬式の広告を見て自宅での葬式ではないという事が分かりますと、お通夜とか告別式の時間帯に合わせましてその人の自宅に電話を掛けて不在を確認し、無人の自宅に侵入して金品を盗むという窃盗事件でありまして、これは犯人を逮捕しましたら死亡広告をもの凄くたくさん持っていました。実際に当庁で処理した事件でございますので、これも非常に盲点でありますので必ず近所の人などに留守番を頼む等という事をされると良いと思います。次は車上ねらいであります。これは平成14年に帯広市内とか根室市内、15年は釧路市内で発生致しました。お母さんが幼稚園に子供を送迎する時に付近の路上にエンジンを掛けっぱなしにして、それで施錠しないで車の中からバッグ等を盗むという窃盗でありまして、これは私の官舎の前にも保育所がありますがお母さん方はほとんど車のエンジンを掛けて、鍵を掛けっぱなしにしているお母さんが大部分であります。これも皆様方の嫁いだお嬢さんとかお孫さんとか、奥さん、おそらくお子さんが幼稚園に行っておられる方は居られないと思いますけれどもご注意頂くと良いと思います。僅かな時間でも必ず施錠する事でございます。それから車外にバッグ等を置かないという事でございます。次でございます。これは車両盗でありまして、昨年に和商市場付近路上と釧路中央郵便局駐車場で発生しました。エンジンを掛けたまま5分間車から離れた隙にその車を乗り逃げされたという事件であります。これも僅かな時間でも必ず施錠するという事が大切であります。それから先程申し上げました振り込め詐欺、以前はおれおれ詐欺と言っておりましたが色々架空請求の手口がおれおれ以外にもありますものですから振り込め詐欺という様になりました。これは平成15年以来管内できわめて多く発生しております。電話で、これは従来型のおれおれ詐欺なのですけれども、おれおれだけを言って相手に孫か何かだと思わせて交通事故の示談金とかサラ金への返済資金が必要だと言って銀行や郵便局の口座を指定して現金を振り込ませてそれを払い戻してだまし取られるという詐欺事件でございます。先程会長先生の病院にも非常にこの様な手口の電話がやたらに来るという事でございますので、まさか自分のところには来ないだろうというのは間違いで、必ず来ると思って頂いた方が良いと思います。相手に名前を名乗らせて確かめる事です。それから電話番号や口座番号を聞いて一旦電話を切る事であります。それで孫や娘さん、息子さんに確認して交通事故があったかとかサラ金への返済が本当かどうかとか、それから医療事故を起こしたかどうかとかその様な事を確かめる、決してすぐに振り込まない事が大切であります。それからもし振り込んでしまったらどうするか、すぐに振込先の金融機関に電話をして事情を説明して振り込みを撤回したいと、これは要するに振り込まなかった事にして欲しいと、金融機関ではこれを組み戻しと言っておりまして、よくある事で間違って振り込んだ時に組み戻しの手続きを取ると、これも時間との勝負でありまして相手はATMで直ちにおろしますので直ちに振り込み銀行に組み戻しを頼むという事が大切であります。次はおれおれ詐欺を撃退したという事で新聞に載っているものでありまして、おれおれ詐欺がきた、家の名字を名乗ってみろという様に追求したら相手が絶句して電話を切ったという様なものであります。この様な新聞記事は結構参考になると思いますので、皆様方も後でお手元に配布しますのでご覧になって下さい。これは日高信用金庫の職員のこの女性です。美人の女性ですが、この美人の女性が窓口でもって高齢の女性を説得して警察に通報して未然に防いだという事でありまして、金融機関の方々は窓口での職員の教育をして頂く必要があるかと思います。そうすると警察から表彰状が出て、その銀行は日高信用金庫だという事で日高信用金庫の預金も増えるのではないかという様に思います。次はこれも金融機関が連携しましておれおれ詐欺を防いだ成功例であります。こちらは失敗例であります。釧路で300万円の被害にあったという失敗例でございまして、これは詳細に書いてありますので後でご覧頂くとよろしいと思います。防いだ場合は全て銀行の名前が出ますのでその辺もしっかりと認識して頂くと効果は絶大だと思います。宣伝効果はこの様な形で宣伝して頂いた方がよろしいと思います。次は氏名や住所不定でも振り込め詐欺の訴訟を起こす事が出来るという新しい名古屋高裁金沢支部の判決、決定が出ました。これも非常に武器になると思いますのでこれも後ほどご覧頂くとよろしいと思います。それからこれはおそらく初めてご覧になるものではないかと思いますが、北海道庁の不当請求業者等の情報提供のホームページでございます。北海道庁におきまして不当請求の架空請求をする業者名を全てピックアップしまして、これをホームページに載せて情報提供をしております。このホームページは平成17年1月31日でありますが、月に2回くらい更新しております。どんどん最新バージョンが出ます。従いまして皆様方の会社の社員教育教材に使って頂きまして、この様な業者の、例えばLOC債権回収機構という所が葉書を出した場合には、これは不当請求業者だという事でチェックを掛けて頂く。それでこの様な場合にどの様に対応するかと言いますと、まず第1は無視する事であります。実際に対応しない。それから次に心配な時は検察庁の被害者支援の窓口に来て頂く、警察に行って頂いても結構です。その様な対応で必ず電話をしたりしない事であります。ここが非常に重要で一切無視するという事が最も大事であります。これは非常に架空請求業者が多いという事でございます。次にこれからは関係機関や市民の皆様方の犯罪予防、非行防止の活動の紹介でございます。まず釧路少年鑑別所に於きましては一般相談を受け付けております。これは鑑別所と言いますと身柄になって少年鑑別所に入るとだけ思われるかも知れませんが、まったくそうではなく、一般の皆さん方の子供さんが不登校や何かで、家庭内暴力等で困っているという様な場合は釧路少年鑑別所に相談に行かれますと無料で相談に応じます。ただ色々テストをする場合は実費を頂くそうでありますが、話だけなら無料だという事で、この様な制度もございますので活用して頂くとよろしいと思います。次の釧路法務局では人権相談の窓口を開設しております。次は釧路市が釧路子供家庭支援センターというのを設けました。これは釧路まりも学園に設けたものでございまして、これも色々子供の問題で悩んでおられる方々はご利用頂ければよろしいと思います。実際に非常に中高生からの悩みも相談があって、非常に実際に役立っているという事でございます。それからこれはDV、ドメスティックバイオレンスでございますが、夫が妻を殴るとかその様な事を防止する法律、DV防止法が出来ましたので、それでその様なDVの被害に遭っている人を救おうという事で連絡調整会議をしております。行政と警察と民間が協力しております。釧路の国際ソロプチミストアミティもこれに参加しているそうでございます。これがその記事でございます。釧路市女性団体協議会の平間育子会長さんが中心になってしておりまして、ソロプチミストアミティも参加しております。それから次は今回の司法制度改革の裁判員裁判は5月に小池裁判所長がお話しを申し上げますけれども、それ以外の点で皆様方のお役に立つのは日本司法支援センターでございます。これは来年の10月に多分北大通の市民活動センター辺りだと思いますが、そこに発足致します。どの様な事をするかと言いますと、相談の窓口でございまして、色々困った事が起きた場合にはここに駆け込んで頂くと交通整理をします。あなたの場合はこの様な所に行きなさいとか、あなたの事件については法律扶助協会で受けてしますとか、それから現在被害に遭って困っているという場合には警察とか検察庁に紹介されるという事で、これは今回の司法制度改革の目玉でございます。来年の10月に発足するところでございます。これがその中身でありますので、後ほどお手元の資料をご覧頂ければと思います。それからこれは市民が実際に危険地域を子供達の為に作って、これは釧路市駒場小学校の支援ボランティアの方々が管内の校区内の何所で交通事故があって、何所で子供が追い掛けられたかという地図を実際に作った訳です。それでそれを配布致しまして、注意してもらおうという取り組みでございます。それからこれは北海道警がこの4月1日から発足する制度でありますが、犯罪とか交通事故があった地点を道警のホームページに載せるという事で、これは現在試行中です。試作中であります。これが釧路の該当犯罪の発生マップで、この三角印がひったくり事件でありまして、この青丸印、ここが路上強盗事件で、この路上強盗事件は私共が起訴致しまして実刑に持ち込みました。これがそれを拡大したものであります。この様な情報も北海道警のホームページでご覧になれます。先程の資料にホームページのアドレスがございますので、ご覧頂きたいと思います。それからその犯罪の内容、これです、路上強盗です。これは私共が起訴しております。それから不審者から子供を守ろうという事で、これは子供110番の家というのをこれも北海道警が作っております。それで子供が駆け込める家を作っている訳で、この様に、これは帯広管内です。大きな垂れ幕を出しまして、それでそこに変な叔父さんに着けられたらすぐ駆け込む、そして実際に効果があったと、旗を見つけて逃げ込んで若い男に追い掛けられた女子中学生が助かったという事であります。この様な事も市民の協力が絶対に必要でございます。皆様方も是非ともご協力頂きたいと思います。それからこれは高齢者のお宅を、これも帯広管内でありますけれども、帯広市の若葉なんとか町、町内会でお年寄りの家を回って、それで交通事故に遭わないように、おれおれ詐欺の被害に遭わないようにという様な事を啓発活動しております。これは私の住んでいる浦見のすぐ近くの宮本町町内会でもって防犯パトロールをしております。この様な活動も昔はかちかちと拍子木を打って火の用心をしていましたけれども、この様な活動こそ重要であります。それからわんわんポリス隊でこれは犬に同じ様なマークか何かを首に付けまして、それで散歩させる時に色々と市内の警戒と言いますか警備をしている訳でございます。単に犬も散歩するだけではなくて役に立っているという事で犬も非常にやる気が出てくるのではないかと思いますので、この辺も犬を活用して頂くとよろしいかと思います。次は青灯を回して地域の防犯であります。ここに青い、少し見にくいのですが青い灯がございます。赤色灯は警察の許可が無いと駄目ですが青色灯は回しても良いそうでございまして、これで防犯組合といいますか防犯協会の方々が青色灯を回してパトロールしているという事でございます。これは連獅子のメンバーの浦谷警察署長で、今度は警察学校長にご栄転になるのですけれども、この方が釧路署でセイフティーパーキングと言って、パチンコ店とかそれからスーパーの駐車場に駐車している車に鍵を掛けてもらいたいと、あるいは見回りをしてもらいたいという様な事で商店内の放送をして下さいという事でお願いした時のものでありまして、効果があったという事であります。これは机の上に差し上げてあります私のつたない番茶の味という事でございまして、その1つで、車椅子でゴミ拾いをしておられる方が居られましたので非常に感心致しました。たばこの吸い殻を車椅子で拾いながらビニール袋に入れておられました。犯罪発生の原因の1つは地域の環境が非常に大きい訳でございます。従って地域の環境を浄化するという事は犯罪の防止に貢献、繋がりますので是非とも街を綺麗に、ゴミを拾うと、街に痰を吐かないと、その様な基本的な事が最も重要でございます。それをしておられるのが釧根地区トラック協会でございます。皆様方の中にもトラック協会の会員の方も居られるかも知れませんが、この様な事をしておられるのはまさに推奨事項でございますので、皆様方の会社もこの様な事をして頂くと新聞に必ず出ます。これも最大の効果だと思います。ロータリークラブと言いますのはやはり公共の奉仕のクラブだと思いますので、是非して頂いて宣伝効果を併せてねらうというのは非常に良い事だと思います。次は釧路駅で一條支社長さんのところでございます。一條支社長さんのご指導もあったかと思いますが、警察とタイアップしまして、駅前で少年のマナーアップ作戦をしております。たばこを吸ったり、うんこ座りをしている子がいないか等、その様な事を注意して回っている訳でございます。うんこ座りというのは本当にあの様な座り方というのはマナーゼロでありますので、あの様なものは注意する必要があるかと思います。それからこれは子供達に生命の尊重という教育を子供の頃から植え付けなければならないという事で、人権の花という事を、これは稲澤先生が人権擁護委員会の会長をしておられますけれども、そこでもって法務局が子供達に、これは釧路の清明小学校なのですけれども、そこにサルビアとマリーゴールド、ペチュニア、これの苗をあげまして、これを子供達に育ててもらいました。それで一生懸命に水をあげたりして育てている訳でございます。これは育てている時のものでございます。植えているところでございます。それで清明小学校に法務局から感謝状を差し上げたという事でございます。それでまたその花の絵を描いてもらいまして、それをカレンダーに取り込んでいるという事でございます。これも配布してございます。それで最後に明るい兆しでございますが、街頭犯罪、車上ねらい、ひったくり、自動車荒し、それから侵入盗、路上恐喝が大幅に減っております。平成15年が2059件でございましたが、平成16年は1820件で209件の減少であります。何故この様に減少したかと言いますと、警察がパトロールを強化するという非常に努力をされております。また地域の皆さん方も防犯活動に非常に協力をして居られます。この様な事が非常に大事だと思われます。最後にまとめでございます。警察は犯人の検挙に努力している訳でございます。私共検察庁は犯人を適正に処罰する事によって、犯罪の防止に努めております。検察庁はさらに犯罪被害者への支援や地域の防犯活動にも協力をしたいという様に思っております。地域の皆様方は地域の連携を深めて頂いて、町内会やPTA等で町内をパトロールしたり、落書きを消したりゴミを拾う等、積極的に自分の地域を良くして犯罪を防ごうという共通の認識を持たれるとよろしいかと思います。また、官に対する提言も必要かと思われます。例えば信号機が無くて交差点で事故が頻発するような所には是非とも信号機を作ってもらいたいという様な事を警察に言われると良いと思いますし、また街灯が無く暗くて女性が夜に歩けない様な所には街灯を作ってくれという事を言われた方が良いと思います。また今日はマスコミの方は来ておられませんけれども、マスコミの報道も、今日は大分、北海道新聞と釧路新聞、あとは帯広十勝毎日新聞を使いましたけれども非常に効果があると思います。最後のまとめでありますが官民一体となってマスコミにも協力してもらって新規の犯罪を減らして、安全で平和な釧路にしたいと思いますので皆様方の絶大なご協力をお願い致します。本日はどうもありがとうございました。


本日のソングリーダー 武石光樹会員




 

      3月 31日   「釧路北ローターアクト活動報告」
                     釧路北ローターアクト会員
                       


小田 静司 六花亭ベアーズが全国優勝しました。ありがとうございました。
白幡  博
五明 正吉 ちょっと良い事がありました。

本日合計 本年度累計
37,000円 1,534,540円


日時 会員数 出席率
3月 17日 100名 43.3%