北海道新聞
釧路支社長
山 谷 賢 量 君皆さんこんにちは。本日はご指名を頂きましてありがとうございます。道新と地域社会というテーマで何か語ってくれないかという事だったものですから、その様な趣旨に沿ったお話しをしたいと思いますけれども、結論から言えば北海道新聞は釧路支社で何をしているのかという事でどの様なねらい、どの様な考え方で仕事をしているのだという話なのですけれども、要はひと言で言えば地域社会に貢献すると、釧路を元気にすると、その様な一言に尽きるかと思います。その様な意味で皆様の所に簡単なレジメを配らせて頂きましたけれども、その皆さんの活動のお役に少しでも立てればと、何かお手伝いを出来ればと、この様な趣旨でしております。釧路支社の業務範囲というのはそこに書きました通り、報道、販売、広告事業、制作、その他道新スポーツなどもありますけれども、大体その前の方の皆さんの目に直接触れるのは報道、販売、広告事業の当たりかと思います。けれども意外と分かって頂いている様で分かって頂いていないのも実体かと思いまして、その様なテーマにしたのですが、先日例えばこの様なお話しがありました。これは地元の水産関係の方なのですけれども、記事を書いて下さいという要請があったのです。話を聞いてみるとどうも変だと、辻褄が合わないと思いまして直接お会いして話を聞いてみると、実はいわゆるニュース記事、一般の報道記事ではなく、広告を出して下さいと、盛んにこうするのです。これは何の事かと、広告記事を書いて下さいという事を「記事を書いて下さい」というお話しがありまして、それからもう1件、また別の女性の方からもやはり記事を書いてくれというお話しがありまして、その方も電話で話しているとどうも埒があかないので会社に来て頂いて話を聞いてみましたら、やはり広告のお知らせ原稿を書いて下さいという事だったのですけれども、私共は記事を書いて下さいというと普通はニュース記事の事を、我々は仕事柄そう思っているのです。でも皆さんは広告も全部記事だと、その様な思い違いと言いますか誤解というのが結構あるのだという事が分かりました。それで先程申しましたけれども、私共は日頃何をしているかという事の話をこの際皆さんに改めて、旧聞に属する部分もあるかも知れませんけれどもPRも含めてお話しさせて頂きたいと思います。それで一番最初の、この2枚綴りの物に書きました報道の所ですけれども、今一番、今年から力を入れて始めているのがチャレンジ釧路フォーラムです。2ヶ月に1回、皆さんの所にこの様な資料を差し上げましたけれども、これまでどのくらいしているかと言いますと意外としているのです。去年の暮れに6人のメンバーを委嘱しまして、丸水の近藤副社長や鶴雅の大西社長、それから公立大の小出先生にお願いしまして、去年の暮れに1回目の会合をして、それを年明けに「今こそ立ち上がれ」という形で第1回目のフォーラムの詳しい内容を報告しました。それを受けて私共報道部の記者が第1部「光をさがして」という事で7回、掲載しております。その様な形で第2回フォーラム、「再生を阻むものは何か」は公開でパシフィックさんの2階か3階でしたはずですけれども、それを受けて第2部「眠れる宝」や第3部「アジアを狙え」、先日掲載したのは釧路の今の緊急の課題である中心街の再生、鉄道高架の問題をどうするかという事で、長野県岡谷市の状況や確か佐世保、それから福岡の話もあったと思いますけれども、その様な各地の先進的な事例を紹介して皆さんの参考にして頂くという事をしてきたという事です。そのチャレンジフォーラムのコピーをひとつ参考までにお持ちしましたけれども、この様なことを報道面では力を入れてしております。このフォーラムは結構高尚で、例えば釧路のかなりご年配の方でこれまで釧路で経済界の中心的な役割を担ってきた方もあれは大変に良いと、毎回必ず切り抜きしてきちんと読んでいると、その様な意見も伺っていますし、もっと掲載してくれという様なお話しもありました。それから今まだ現役の地元の経済界のトップの方からもよく勉強しているという事でお褒めを頂いておりますけれども、まだそれでも足りないところ、皆さんの目から見たら肝心な所は書いていないのではないか、この様な所をもっと書いてとか、その様な要請もあるかと思いますけれども、2ヶ月に1回のペースでこれからもずっと続けていきたいと思っております。それからメンバーの方ももう少し経ったら少し入れ替えていく事も内部では検討しております。ちなみに次回は6月8日ですけれども、1次産業と釧路地方の活性化というテーマで水産と漁業を中心にフォーラムをします。それを受けてさらに独自の連載記事を載せていくという事を予定しております。それから2つ目として書きましたが、アイヌプロジェクトですけれども、皆さんよくご承知の通り釧路というのは結構アイヌの人が多い所です。釧路市内はもちろん、それから白糠、阿寒、標茶の塘路の方などたくさんあります。湿原の周りには昔からチャシがたくさんあった訳ですから、それから根室の方にもあります。それでアイヌプロジェクトという事で報道部では夕刊面に2週間に1回くらいの割合で報道していこうという事で、今準備を進めております。何かひとつの小さな囲み記事ではなく、夕刊の片面10段をつぶす位の形で力の入った大がかりなものを考えております。伊東市長も予てから申しています様にアイヌの生活習慣を再現する様なイオール、サブイオールを釧路のどこかに作るというお話しもありますし、アイヌ問題というのは私共釧路に住むものにとっては忘れられない問題ではないかと思っております。その絡みでもうひとつ、すでにこれも紙面で報道しておりますし広告も出しておりますけれども、市民参加劇吉良平次郎の公演も今準備を進めております。これは道新も主催者となっております。先日の日曜日に私も少し覗いて来ましたけれども、今は釧路信金さんが公演にお力を貸して頂きまして、毎週日曜日に信金さんの5階で今稽古をしております。午後1時からほぼ半日費やしておりまして、大分順調に仕上がってきている様です。今月末になるといよいよ通し稽古が始まって、7月15日、16日に市内で3回上演するという事です。それが終わりましたら年明けになるでしょうか、札幌でも公演をしたいという事で準備を進めております。皆さん吉良平次郎、市内の方はよくご存じなので転勤族の方はあまりご存じないでしょうけれども、吉良平次郎というのはアイヌの逓送に郵便を配達する、直接配達するのではなく釧路と昆布森の間の郵便を送っていた人なのですけれども、猛吹雪に遭って亡くなってしまった方なのです。しかしその責任感を全うして最後まで、亡くなる寸前には自分の着ていた外套を郵便に被せて郵便物を守ったと、そして手ぬぐいか何かを旗につけて目印にして亡くなったという事で、戦前は修身の教科書にまで載った方です。この取材をしに先日うちのスタッフが東京に行きましたら、東京の逓信博物館に平次郎の紙芝居、当時作られた紙芝居があったそうです。これも2、3日中に報道になると思いますけれども、それから今もう一つ探しているのは当時、平次郎の映画も作られているのです。亡くなった直後に取材班が来て。これもどこかに眠っているのではないか。札幌にあるのではないかという説もあるのですけれども、これも何とかして探し出して再現してみれば面白いのではないかと思っております。それから報道に入れる際にどこに区分すれば良いのか分からない部分もあるのですけれども、政懇、いわゆる政経文化懇話会です。この中で会員になって頂いている方もいらっしゃるかと思いますけれども、これは96年の11月、ちょうど10年前からスタートしまして、年6回プラス特別例会1回という形でしております。今会員は120人ほどおります。少し減っていますけれども、それでなかなか釧路では話を聞けない人や時の人、最近政治家が多すぎるというご批判もあるのですけれども、芸能人から色々な方を呼んでお話しを聞く場を設けております。これも新聞社の文化事業と言いますか講演事業の一環だと思っております。それから2つめの事業の方ですけれども、これは皆さん多分びっくりするのではないかと思うのですけれども、釧路支社で主催ないし共催している事業というのは86件、名義で北海道新聞釧路支社後援というのが211件です。合わせて約300件あります。そんなに処理出来るのか、しているのかと思われるかも知れませんけれども、一切、これは去年の4月から今年の3月までのデータで全部取ってありますので、300件、なんだかんだでしております。名義後援の方は直接私共がお金を出す事はありませんけれども、主催、共催では出しております。それから共催、主催でも例えば道新が直接出すお金の部分は少なくても、例えば広告を何回かサービスの様な形で、半五段と私共では言っているのですけれども新聞でいうとこのくらいのサイズで新聞広告を、例えば1回して頂くとサービスで3回くらい掲載するとか、その様な事もしておりますので、また何かの機会がございましたらご利用頂ければと思います。それもやはり新聞社の大切な役目のひとつだと思っております。事業で代表的なものはここに書きました通りまもなく始まります釧路湿原マラソン、来月の末に湿原道路を走るものです。それからどんぱくや札響の定期公演やニューイヤーコンサート、色々たくさんあります。その中でひとつだけそのどんぱくの話をさせて頂きますけれども、ここにはどんぱくの関係者もいらっしゃいますね。今年は末広の繁華街の方が8月31日にはしご酒をしたいという事で、8月31日スタートの事実上4日間という形になります。9月の1、2、3日までです。それで1日目のプログラムはまだ確定していないのですが、花火は予定どおり2日土曜日にします。3尺玉が目玉だったのですけれども、これにさらに目玉を2つつけます。目玉、麻雀で言えばドラを3つつけると。最近は麻雀はやっていない様ですけれども、そのひとつは大ナイヤガラをします。ナイヤガラは地元の皆さんから、かねてからの要望が強いのですけれども、MOOと港町ビールの5階部分にワイヤーを通して、その下にロープをつけて動かせる様にしまして、そうすると斜めになっているので270メートルあるのだそうです。MOOと港町ビールの間は。先日花火やさんが来て図ってくれたのですが、そのうちの両サイドを覗いて川幅の部分で100ないし120メートルの幅でナイアガラを5階からだーっと垂らします。多分これはどこから見ても良いし、すごく見栄えがするのではないかと思っています。それからもうひとつは台船を濱谷建設さんからお借りして、台船を入れて毎年しているのですけれども、台船と台船の間に本邦初、日本で初めての新型水中花火というのをします。これもボートに乗せて一部水の上に落としていくのですけれども、赤、黄、緑の色が川面に映えましてすごい幻想的な、ビデオを見ましたけれどもとてもきれいな花火です。ですからその三尺とナイアガラと新型の水中花火、この3つをします。それから毎年各企業の皆さんに多大なご協賛を頂いている訳ですけれども、今年は協賛席も増やします。ストリートパークの方にも協賛席を広げまして皆さんのご招待も増やしますので、ご家族揃ってまたご鑑賞頂ければと思っておりますので、よろしくお願い致します。それからもうひとつそこに釧根漁業フォーラムと書きましたけれども、これはこの3日に行います。このフォーラムは紙面で報道しておりますけれども、北大と道新と協力して始めております、「北プロジェクト」と申しますものの事実上の第2弾です。第1弾は道州制の問題をこれまで何度も扱ってきておりますけれども、この漁業フォーラム自身は私が手を挙げてこちらへ引っ張ってきたのですけれども、ちなみに釧路は水産日本一の場を失って久しいですけれども、水産業の現状についてきちんとアンケート調査をしたことが無いのです。道庁もしたことが無いです。全道的に。もちろんうちもしたことがありません。でも今回初めてしました。3月末にアンケート調査をしまして、釧路管内に8つ、それから根室管内に8つ、全部で16の漁組がございますけれども、その漁組に全部アンケートを送りまして回収率60%、一番困っているのは報道しておりますけれどもやはり経営が苦しい、後継者がいない、その様な問題がたくさんある訳ですけれども、その様な実態がよく分かりました。それでこのフォーラムはアンケート調査を受けた形でする訳です。この3日に向いのキャッスルさんで。偶々パシフィックさんや他はどこも結婚シーズンで空いておりませんで、キャッスルさんだけ空いていて滑り込んだのですけれども、これは通常のフォーラムではなく、通常のフォーラムですと壇上にパネリスト、パネラーを並べて堅苦しいことを話している訳ですけれどもそうではなく、もっとフロアーで皆が一体になった形のものをします。それも生産者だけではなく市内の流通加工業者の皆さん、それから消費者協会の代表の皆さん方、一般市民の方々、その様な方々も巻き込んでこの水産の未来を開こうと、何か良い知恵を出し合って頂こうという事です。ちなみに漁組さんの関係で言いますと、釧路市漁協さんは濱組合長をはじめ30人、出席して頂きます。行く事になっております。それから道庁の水産担当の主幹も来ますし、それから今漁業関係ではマリンビジョンという港を一体とした振興策を開発局が中心になって考えているのですけれども、開発局から、札幌からも担当者が来ます。それからこの地元の釧路支庁、根室支庁はもちろん、釧路市、根室市からも参加者がきます。ちなみに釧路市の鈴木水産林務部長にもお願いしておりますけれども、10人くらい出してくれるという事を言っておりますし、流通加工で言えば水産加工業組合、それから流通協会、それから三ツ輪ウロコさんや魚市場の方、その様な皆さんからも3人や5人ずつ出して頂けるという形でお話しを伺っております。最低100人はと思っているのですけれども、何か退屈させないインパクトのある大型スクリーンを置いてする予定ですので、もしご興味の方がいらっしゃれば皆さんも是非ご参加頂ければと思います。もちろん無料です。
それから次は広告の方に移らせて頂きますけれども、広告は基本的にその通り広告を集めて皆さんの業務、お仕事の一環としてPRさせて頂いている訳ですけれども、ひとつだけ今そこにグルメツアーという事を書きました。これも実は私が今年の1月、水産センターでホテルクラビー札幌の貫田シェフが講演されたのです。その際私も貫田さんを知っていたものですからお話しを聞いて、その席で貫田シェフが釧路は道内でも地場の食材を使ってフランス料理のフルコースが出来る唯一、あるいは数少ない地域ではないかと、札幌などではその様な地場の産品だけではフランス料理のフルコースは作れません。だけど釧路では出来る、釧路はそれだけ食材の宝庫だと。私なら50人か60人くらいお客さんを連れて行きますと。札幌から。あの方はご承知の方がいらっしゃるかと思いますけれども、STVなんかでも番組を持って非常に顔が広い方なのです。その話を私が聞いたものですから、私が船に乗ったとすぐに手を挙げたのです。私実は昔、貫田さんの料理をクラビー札幌で食べた事があるもので知っていたものですから、そこから話が始まりまして今日は亀井さんはいらしてませんか、JR北海道さんの御協力とそれから全日空の楡金シェフさん、総料理長ですか、それと貫田シェフの協力を得て、札幌からツアーを呼ぶと、貫田シェフと行く夏の道東グルメ満喫ツアーと、これの第1弾を今月の23日にします。すでに貫田さんは昆布森や厚岸、その辺りの浜に何度もいらしておられる方で、よくこちらの食材を知っています。先日も改めて来て頂きましてツアーコースになる白糠から酪恵舎のチーズから鍛高譚のしそから、赤いベレー、それから阿寒湖畔、昆布森とずっと回って、改めて料理にこの様なものを使えばこの様に出来るという形で再度、下調べをして頂いております。回って頂いて2日目の夜、全日空さんで地場の食材だけを使ったスペシャルディナーとそれからその前の簡単なフォーラムと言いますか、その様なものもします。最近その様な何か単なるツアーではなく、特別なものを食べるとか特別な場所を見る、その様な目的を定めたツアーがはやっているといっていますけれども、これもそのひとつかと思っております。秋口には調査捕鯨の時期ですのでまた鯨のおいしいのが揚がりますから、秋口にも何度かしたいと。それから冬はフランス料理ではジビエと言って鹿肉や山鳥など、その様なものを食べるそうですけれども、冬場は冬場で釧路は魚がおいしいですからその時期にもしたいと。その様な形で食の面でも少しでも何か皆さんの方に貢献出来ればとそう思っています。
それからもう時間が無くなってきたのですが次の販売部の方に移ります。販売の方は要するに今、これは少し会社のPRになります。今お配りしましたけれども、「ぶんぶんクラブ」というものの入会キャンペーンをしております。後ろの方を見て頂くと加盟、加盟は無料です。世界遺産の旅ですとか、この様な北海道の選べる味覚プレゼントなど、その様な色々特典もございます。そしてコンテンツとしては学ぶ、楽しむ、役に立つという事で、この3つの柱に沿った形のものを、催し物など文化活動、その様なものをして少しでも皆さんのお役に立って行きたいという趣旨でございます。それからこの加盟店になって頂ければ紙面で加盟店一覧をこれから年2回か3回、全道版に掲載しますので、釧根だけではなく札幌からくるお客さん、あるいはこちらの名前が向こうにいる人、こちらから道央圏や道南にいく人も利用できる。そこで割引利用出来るという特典もありますので、これは紙面に最近何回も載っていると思います。それからもうひとつ就活セミナー、要するに就職活動セミナーです。これも札幌ではしていますけれども、北海道の地方でしているのは釧路だけです。この20日に教育大でプレオープンセミナーというのをしました。ちょうど時期もあまり良く無かったのですけれども、集まった学生さんは50人くらいでしたけれども、この秋からする本格的な就活セミナーには参加して頂けると、大変役立ったという声が6割以上ありました。ちなみに私も来てびっくりしたのですけれども、釧路では公立大、教育大、それから短大さんと高専さんと4つある訳ですけれども、これまでこの4つのトップの皆さんが一堂に会した事が無かったというのが実態なのです。それで4人の方をお招きして一席設けて、実はこの様なことをしたいという事で御協力を頂いてしております。釧路は就職先も非常に少ない、厳しい状況なのですけれども、このセミナーには皆さんここにいらっしゃる方もいらっしゃると思いますけれども、釧路ガスさんと信金さん、それからポータスさん、それからリライアブルさん、いずれも入社して10年前後の第1線の若手でバリバリしている方のお話しを聞きました。その時、自分の就職活動経験はどうだったか、実際に企業をどの様にして選んだかというお話しを今の現役の学生に語って頂いた訳ですけれども、非常に役に立ったという事でした。この集まって頂いた4人の社員の方が大変優秀で、私共もびっくりしました。例えば信金の方は何でしているかと言うと、やはり地域社会に貢献するのだと、信金さんの理念はそうですけれども、もうその10年前後の方が地域社会に、地元の釧路の為に私共は汗をかいているのだという事をはっきり言っていましたし、リライアブルさんの方も本当にもう出向役員になっていましたけれども30歳過ぎで、またこれが面白いのです。リライアブルさんは学生時代にアルバイトをした経験のある人を優先的に採るのだそうです。何年間かアルバイトをするとやはりそこでその人の性格なり資質とうのが分かります。ですからその様な人の中から優先的に試験を受けさせて採用する。この間でて頂いた方は1度社長の勧誘を蹴って東京の企業に就職したそうなのです。ところが札幌の美しが丘店、リライアブルさんの大きい本屋さんが出来ました。その時に改めて社長から勧誘されて、3年くらい東京にいたそうですが入社されたという事をおっしゃっていましたし、ポータスさんの方は確か短大卒業だったのですけれども、若い頃何かご親戚の方がフランスにいらしたという事で中学、高校の時に何年かフランスに行っていたという事です。その様なユニークな方も釧路にはいらっしゃるという事がよく分かりました。それから高専さんはやはり高専から、大楽毛からここまで出てくるのは大変なのですけれども、是非大楽毛でこの講座をしてくれという事で、高専さんの方はちなみに釧路ガスさんに勤めていらっしゃいまして、本当に優秀な方でした。それでこの就活セミナーで皆さん期待されているのは何かと言いますと、やはり添削なのです。作文を例えば400字なら400字、500字なら500字を30分なり1時間で書けとあるテーマを与えられて、やはり文章が上手くかけない、その添削をしてくれという希望が非常に多い訳です。我が社では論説委員などを経験したOBがそれに丁寧に、頭からけなしてこんなのダメだという事は絶対にしないで、パソコンで直すのではなく、やはり原稿用紙でマス目に書いたものに赤字を入れて、ここをもう少し、この表現をこうするともっと良くなるでしょうと、その様にして答案を返しているのです。これが非常にうけるのです。それからもうひとつは面接対策です。面接対策の仕方。この2つを中心に指導してくださいという事で要請がありますので、それを10月からは月1回のペースでしていきます。
それから最後に工場の話をします。工場は皆さんもご存じだと思いますけれども、4月23日でしたか、着工しまして、今やっと杭打ちが始まっております。日本製紙さんの一角を買い上げまして、そこに建てております。鳥取の旧鳥取小学校の跡です。来年の7月には新工場がオープン致しまして、夕刊が今は最大で4ページしかカラーで刷れないのですが、それが8ページと、朝刊が8ページなのを16ページ、カラー印刷が出来るようになります。それから印刷時間も変わります。今は一旦編集した紙面をフィルムに写して、写真を撮るのと同じです。それを輪転機にかけてしているのですが、そのフィルムの行程をなくします。直接大型のパソコンから輪転機にかける刷版というのがあるのですが、それにかける様になります。そうするとカラーの鮮度も良くなります。それから文字も良くみえるようになります。今の精度ではちょっと、例えば日経新聞さんはよくカラー写真でとてもきれいな美術の、日曜版などで立派なのがでます。日経の要請には一部まだ応えられていないところがあるのです。実は日経新聞、道内の分はうちが札幌で全部印刷しておりますから、札幌で自作印刷しております。日経新聞は今度、ちなみに46ページまで印刷してくれという事で、今手稲に道新のオフセット工場があり、そこで刷っているのですが、今度はそれを北広島のうちの工場で来年の9月から46ページ体制で印刷出来る様になります。
ちょうど良い時間になってきたのですけれども、要は地域社会があっての北海道新聞でございます。これはいうまでもなく。私共があって皆さんがある訳ではございませんので、やはり地域社会が元気にならなければ北海道新聞の部数も伸びて行きませんので、皆さんと一緒にやはり愛郷と言いますか、郷土を愛する視点という事でこれからも新聞を作っていきたいと思いますので、皆さんの方で何かご要望なり、この様な事を、あの様な事を、何故この様な事を書くのだという事があれば何でも言ってください。私の部屋は来て頂いた人は分かると思いますけれども、いつもオープンですから。皆さんいつも大体半分以上はアポ無しでポンと飛び込んできますのでいつでも歓迎しますから、お前何で来たなんてそんなことは絶対申しませんので、これからもひとつよろしくお願いします。どうもありがとうございました。