2006〜2007年度 第17回(通算2954回) 例会報告
作成日:2006.11.06
会長 青田 敏治   幹事 西村 智久   広報・会報委員長  木下 正明

会長の時間
会長 青田 敏治

 皆さんこんにちは。朝晩随分寒くなりまして今朝は今年1番の寒さ、氷点下となりまして6時で1.5度、私も起きていましたけれども本当に寒かったです。それでこれから本当に朝昼と寒暖の差が随分と違ってきますので、転勤をされてまだ釧路の冬を迎えていない転勤族の皆さんは油断をせずにこれが釧路なのだというのをこれから十分に味わえると思いますので、それもまた楽しみにして欲しいと思いますけれども、さて、次々年度の会長、次年度の理事を決めるという時期がやって参りました。理事及び役員の選挙ということで今日はお知らせをしたいと思います。釧路ロータリークラブ定款細則の第1条、理事及び役員の選挙、第1節(A)項、年次総会の1ヶ月前の例会に於いて議長は次々年度会長候補者を指名することを求めなければならない。出席会員は何名でも指名することができる。これらの指名は投票用紙に記載されて、年次総会に於いて投票に附せられなければならない。そして最多投票数を得た者を会長とする。(B)項、年次総会の1ヶ月前の総会に於いて、議長は会長を除く理事者候補者を指名することを求めなければならない。出席会員は何名でも指名することができる。これらの指名は投票用紙に記載された年次総会に於いて投票に付せなければならない。そして最多投票数を獲得した8名の候補者をもって当選とする。これは理事です。この細則に乗っ取り、次々年度会長と次年度理事の告示をいたします。自薦、他薦を問いませんので、指名される方は理事会にお申し出をしていただきたいと思います。次週までに指名がなければ会長、理事会に一任されたものとして責任を持って指名し、12月の第1例会、12月7日ですけれども、それの年次総会に皆様のご判断をお願い申し上げたいということでございますので、次々年度の会長に「よし、俺が一発なってやる」という方ですとか、理事をやってみたいという方は是非次週までに私のところにでも来てくれれば大丈夫かと思います。心待ちにして待っておりますので、是非お願いをしたいということで、お話しにさせていただきます。ありがとうございました。

会長の時間

会長の時間
「会員卓話・米山理解月間にちなんで 」
国際奉仕委員会
委員長 梁瀬 之弘
 

 皆さんこんにちは。今月は米山月間ということになっておりまして、今日は米山奨学生でありますチョウ・イコウさんに来ていただいております。私もあまり良く分からないのですけれども、米山月間ということで米山奨学金制度を理解していただくということを含めまして、山口米山奨学生のカウンセラーも見えておりますので、御両名から色々お話しを伺って造詣を深めていただきたいと思います。それではよろしくお願い致します。


米山記念奨学生
カウンセラー 山口 房伸
  チョウ・イコウさん、いつもここに来てニコニコしているのですけれども、大分皆さんの顔を見て慣れてきたのではないかと思います。今年の4月からチョウ・イコウさんのカウンセラーということでカウンセリングさせていただいております。釧路ロータリークラブできっと米山のカウンセラーを、米山を受け入れたということは過去に何回かあるみたいで、それからカウンセラーも何回かきっとあるかと思うのですけれども、きっとしばらくぶりで私もよく分からないなりにカウンセラーを今している最中でございます。それで米山月間ということで、米山奨学会委員会というのが別にございますので、私の方はチョウ・イコウさんのカウンセラーとしてのお話しを若干させていただきたいと思います。

 中国内モンゴル出身ということで朝青龍だとかがいるモンゴルとは違って、中国人でございます。そしてモンゴル人ということで少数民族の1人だということと、それからよく分かりませんけれども中国にはチベット自治区やウイグル地区だとかいくつかの自治区がある、また20いくつの少数民族が住んでいるという話も奨学生のカウンセラーをすることによってお話ししながら色々話をさせていただいたりもしたのですけれども、6年前に日本に来られておりまして、まず北海学園大学北見校で4年間学生をしまして、そして昨年の4月から釧路の教育大学の方に大学院の学生さんとして来ていると、そして今年は釧路教育大学で2年目とで、今年から米山の奨学生になったということでございます。
 米山の奨学生ということになりますと色々と制約がございまして、毎月1度釧路ロータリークラブの方に訪問しなければならないとか、それから子クラブというのがございまして、今年の場合は釧路ベイクラブが子クラブになっておりまして、子クラブの方にも年間3回から4回訪問してくださいという縛りがあります。またホームステイクラブというのがありまして、今年の場合は根室クラブでございまして、9月に2泊3日でホームステイに行っております。その際に色々と根室クラブの方々とお知り合いになったせいか、今回紋別での地区大会の時に彼女はモンゴルの民族衣装を着ていまして、すごく皆さんにもてまして、皆さんと一緒に写真を何度も撮っていたというのを記憶しております。

 次に大学の方の話なのですけれども、大学の先生は広田先生という先生でございます。先日先生にお話しを伺いましたところ、チョウさんは週に月曜と火曜にここに来ることになっているのですが、最近は水曜日も来て一生懸命に頑張っていると、それで専攻が大学院教育学研究科の学校教育というのを専攻なさっているということで、私も先生と少しお話しをさせていただいた時に、モンゴルの教育といいますか学校の先生になるなり方というのが国の許可だったり、町の許可だったり、部落の許可だったりということで、学校の先生になるのが非常に難しいと言いますか、もし地区で学校の先生になっていたら大体止めないでずっとそこにいるとか、それから給料も全然違うという中で、モンゴルにお帰りになった時には何とか学校の先生の様な教育関係の仕事をしたいということを何回か聞いております。そしてその様な面でモンゴルの教育と、それから何か話に聞くと弟子屈町あたりの教育と何となく似ているということで、今年はこれから弟子屈町の方に何度かお伺いして教育長さんと色々勉強する機会があるという用にお伺いしております。後は一応、今回も地区大会もそうなのですけれども、
1118日の70周年、またその次に12月のクリスマスパーティーなんかの時にモンゴルの民族衣装を着て是非出席してくださいとお願いしてありますので、きっとその時にはその様な形で参加して下さると思っております。後の続きはチョウさんの方から色々とお話しをしていただきたいと思います。私の方からは以上です。ありがとうございました。


米山記念奨学生
趙 偉紅さん

 先程紹介していただいた米山奨学生のチョウ・イコウです。現在は釧路教育大学の修士課程2年生に所属しています。私は日本に留学して6年目になります。日本での留学の感想を今日は少し話したいと思います。
 
 私は中国の内モンゴル出身で、モンゴル語と日本語の発音がすごく似ていることから日本語に興味を持ち、日本への留学を決めました。実は留学のきっかけはこれだけではありませんでした。私の親戚にあたるおじさんは今年
85歳になりますが、そのおじさんが18歳の時に日本の、現在の東北大学に留学したことがあります。その後も研究活動の為、何回か日本に滞在して暮らしたことがありました。そのおじさんは私も何年間か一緒に生活したことがありましたので、そのおじさんから日本のことをよく聞いていました。それで日本の自然はとても豊かで、街もきれいでとても礼儀正しく、とても優しいのだと常に話していました。それを聞いて私の留学の決心がもっと強くなりました。

 実際に6年前、
2001年4月に日本に来たのですけれども、実際に来てみて本当にその通りでした。誰かが毎日掃除している訳でも無いのに街のどこでもゴミを見かけない、とてもきれいだと。どこの店に行っても、どこに出かけても「いらっしゃいませ」「こんにちは」「ありがとうございます」とか挨拶をしてくれます。何か質問があると親切に答えてくれますし、最後まで手伝ってくれます。日本の皆さんはこれが当たり前のことだと思うかも知れませんが、私のような外国の方から見れば日頃のこの様なことがとても素晴らしいことだと本当に思いました。あと、留学の生活の中でも日本の文化や伝統の文化に多く触れることがありました。その中でお花見や祭りなどの独特な伝統文化がとても魅力的でした。特に北海道は夏になると全国皆そうなのですけれども、北海道の場合は春から夏にかけてとても自然がきれいでどこでも緑が一杯であちこちに花が見えます。何より日本の皆さんの自然や環境保護に対する意識がとても高いことに気付きました。また日本はとても短い時間で経済の高度成長を成し遂げて、安定且つ平和な社会を築き上げました。その理由は日本人の精神にあるのではないかと思いました。日本人は自分のポストに於いて努力し、且つ愉快な姿勢で生きていくと感じます。日本留学経験者は日本の社会を1つの時計に例えられました。つまり人の前でまじめに働く針もいれば、苦労を厭わず裏でこそこそ働く多くの部品もいます。私はこの様な例えに完全に同感しています。日本の方はそれぞれ自分のコストにつき、整然且つ実情を持ち、お互いに支え合い助け合っていく中で安定且つ平和な社会を築き上げたと思います。いくら競争の時代に突入していると言っても、社会の安定と発展は単に注目される針の様な人のみによってつけられるのではなく、むしろ何もない部品の様な人間によって成り立つのではないかとつくづく思いました。日本に来てこの様な色々な日本の素晴らしいことを発見してこれをしっかり身につけて、帰国したら自分の国の、本当に少ない力かも知れないのですけれども、活かしていきたいと思っております。以上です。ありがとうございました。

青田会長の話
 地区大会や地区協議会で米山奨学生の発表会などがよくあるのですけれども、研究教育の方ですけれども1つのことを研究している人が非常に多いです。女性も男性もそうですけれども、男女の比率がないくらい物事の色々なことを研究する。それを発表してそして国に帰ってその後も活かしていくということで、もちろんこちらに来るくらいですから優秀な方が多いのですけれども、その研究発表も映像でずっと見るのですけれども見る度に感心するくらい、皆さん一生懸命に努力しているというのがよく分かります。チョウ・イコウさんは教育で、今教育大学大学院の2年生ですけれども、国へ帰って僻地の教育をもっとレベルを上げたい、そして教師になってその方向へ行きたいという希望がありますので、当然普段の勉強にも熱が入ってくるということになろうかと思います。結婚されていますので、旦那さんは釧路市内で働いて、お子さんが1歳3ヶ月でしたか、おりますので、家庭も安定しておりますので、奨学金は本人1人だけしか出ませんけれども、皆さん喜んで奨学金を大切に使っているということです。これからもまた一生懸命勉強をして頑張っていって欲しいと思います。また18日の70周年には是非参加、出席してもらえればと思います。お願い致します。その時にまた民族衣装で。間に合うそうですね。そうですか。はい。その時会長から民族衣装を1着プレゼントするので、今作っている最中なのですけれども、出来てくるのが私も楽しみにしています。その様なことで終わらせていただきます。ありがとうございます。

会員卓話

梁瀬 之弘 会員

 時間があるようですので、私の卓話になってしまったのですけれども、米山とはまったく違う話をさせていただきます。今リクエストがありましたので海底力(そこぢから)の話をさせていただきますけれども、実際のところいつも言うのですけれども、実は試験貯蔵で坑内に囲ったというのが現実でございまして、まずそれが第1点、そして炭坑の中ですから当然、コールマインさんの要望とかキャパシティの問題がございまして、まずそれが2点目、もう1つは私のところから出る時には未納税と言いまして税金がかかっていない酒が出るのです。それを保税しなければならいという保税施設を炭坑の中にさらに作らなければならないという色々な問題がございました。

 今回は一升瓶でわずか
600本な訳なのです。半分は大吟醸と言いまして山田錦の一番良いものを使いまして作っております。山田錦というお米は日本で一番高いお米でございまして、私のところで仕入れているのは百姓さんのところの価格で1俵3万円くらいします。玄米で3万円ですから、それを半分以上削ってしまいますとその経費は倍になってしまうという様な非常に高いお米を使って入れておりましたので、それが1つ。もう1つは北海道産の酒米を使いまして、吟風というお米を使ったのですけれども、それは純米酒として古来の作り方をそのまま、いわゆる純米作りをしたお酒を入れさせて貰いました。
 結果といたしましては
31日の日に試飲をしたのですけれども、試飲というと皆さんにお披露目をするという意味も兼ねるのですけれども、実は数が数なもんで、あくまでもテイスティング、試験貯蔵をした結果を見るという形を取らせていたのですが、最初地元の新聞社と道新さんと2社くらいにちょろちょろと話したところ、どういう訳かテレビ局さんが目をつけてくれたという言い方は失礼なのですけれども、ありがたかったのですけれども、全社来ていただきまして、早速そのニュースに流れてしまったものですから、それで私は道新さんの方に「問い合わせは小売り屋さんにして下さい」というように書いたのです。それがどういう訳か私の会社名が書いて電話番号が出てしまったもので、朝から電話が鳴りっぱなしで、非常に仕事にならなかったし、非常に困ったなと、ありがた迷惑ではないですけれども、ちょっと困ったなという感じがした商品でございます。過去に一升で大吟醸というのは2年に1回だけ、それも200本くらいしか詰めていないのですけれども、その時に初めて出した時にも同じ様なことになってしまって、色々とお叱りを受けてしまったのでその伝手は踏まない様にしていたのですけれども、今回はちょっと、税務署の方が何かすごく乗り気になってしまって、結果的にあそこで第1番目のラベルを貼る式をしようとか何とかということになってしまいまして、それもしたのですけれども、それは画像に載せないでくれという様に押さえたのです。実は。そのくらいお役所というのは体質が変わったのかと思いまして、ちょっと苦慮しましたというのが今のところ私の感じでございます。来年はもう少し数を増やして、何とか皆さんのお口に入るようにしたいと思いますので、その説は是非、五明商店、五明さんの方にお買いに行っていただきたいと思います。ちょうど時間でございますので、この辺で終わらせてもらいます。

出席優秀会員表彰
 先の地区大会において出席優秀会員の表彰があり、本日は山本壽福会員が15年、川本和之会員が10年の表彰の記念品を青田会長より受取られました。その他の表彰者は以下の通りです。

 20年:小川 一典 会員、羽田野 榮久 会員、矢澤 武彦 会員
 15年:久島 貞一 会員
 10年:伊貝 正志 会員

青田会長より15年表彰の
記念品を受取る山本会員

10年表彰の川本会員
会長の時間
11月09日(木) 12:30〜 「70周年記念式典に向けて」 
会長の時間
舟木 博 新潟棚田のコシヒカリ試食して旨さに感激
梁瀬 之弘 お蔭様で海底力完売しました。
川本 和之 表彰ありがとうございます。
会長の時間 会長の時間
本日合計 本年度累計
25,000円 576,000円
日時 会員数 出席率
10月26日 98名 36.7%