通 算 3444回 |
2016-2017年度 第30回 例会報告 2017年3月2日 |
例 会 内 容 『ロータリー財団 100 周年の歩み』 |
来訪ロータリーアンのご紹介
RI第2500地区パストガバナー・葭本正美君。
釧路ベイロータリークラブ創立20年記念実行委員会実行委員長・成田育夫君。
釧路ベイロータリークラブ・漆崎隆君。
釧路ベイロータリークラブ・伊藤広樹君。
釧路ベイロータリークラブ・池田圭樹君。
ご挨拶 創立20年記念実行委員会 実行委員長 成田 育夫 様
皆さんこんにちは。本日は5名で歴史のある釧路クラブに訪問させていただきました。そして、ご挨拶の時間にご配慮賜りましてお礼を申し上げます。
私達ベイクラブは、今年で20周年を迎えることになりました。平成9年5月6日に、故坂本一ガバナーの時に故坂本一ガバナー時に、創立総会を発足し、5月14日に国際ロータリーより認証されました。
20周年を迎えるにあたり、釧路クラブ様初め、各クラブ様にはご支援、ご協力を賜り感謝を申し上げます。
5月13日土曜日には、ANAクラウンプラザホテルにて、式典は午後2時より、記念講演は東京銀座ロータリークラブのパストガバナー市川伊三夫氏による記念講演を予定しております。
祝宴は午後5時30分よりとなっております、我がクラブの元気印「行儀良く・ド派手に」にて、皆様を「おもてなしの心」でお迎えしたいと思います。「躍動する20周年、出会いに感謝」テーマに、会員一同が準備をしているところです。一人でも多くの釧路クラブ様のご臨席を賜りたくお願いに参りました。
本日は貴重な時間をご配慮下さいまして、重ね重ね御礼を申し上げます。
最後になりましたが、釧路クラブ様の益々のご繁栄と会員皆さまのご健勝をご祈念申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。本日はありがとうございました。
皆さま、改めましてこんにちは。本来この3月はロータリーでは「水と衛生月間」ということになります。水と衛生について当クラブはなにもしていないということではないのですが、今日のプログラムは「ロータリー財団100周年の歩み」ということで、甲賀会員にお話いただくことになっています。本来11月がロータリー財団の月間になりますが、11月は周年行事がありましたので財団の話は全く出来ずに過ぎてしまいました。今年はロータリー財団100周年ということで、非常に大事な節目の年でもございます。ですから、今月を『水と衛生月間』並びに『ロータリー財団月間』とさせていただきまして、本日は当クラブの甲賀会員からお話をいただき、2週間後の例会では葭本パストガバナーにお越しいただき、パストガバナー講話の中で財団のお話にもふれていただければと思っております。100周年で相乗的に例会を開催させていただくということになっていますので、皆さまも楽しみにしていただければと思います。 当クラブは元々そんなに国際奉仕に積極的ではなかったのかなと思いますが、伊貝年度から小船井パストガバナー、葭本パストガバナーの薫陶を受けまして、マッチング・グラントでタイとカンボジアに浄水施設や図書を寄贈したというところから一生懸命活動するようになったのかなと私は思っております。間違っていたらごめんなさい。その時から、寄付も1人100ドルということで頑張らせていただいています。 これは言い訳っぽいですが、本当は3月後半にタイへ荒井会員と私で浄水装置の設置が終わりましたので式典に伺う予定でした。諸事情がありまして、式典が5月のゴールデンウィークあたりになるということです。釧路ロータリークラブも水と衛生月間を頑張っているぞ、ということをお話しし、挨拶を終わらせていただきます。 |
ロータリー財団寄付推進委員会 委員長 橋 直人 会員 皆さん、こんにちは。本年度、ロータリー財団寄付推進委員会委員長の橋でございます。本日は当委員会の副委員長・甲賀会員に『ロータリー財団 100
周年の歩み』ということでお話をしていただきます。最初に動画を見ていただきまして、それからお話をするということです。皆さまどうぞよろしくお願いいたします。 ロータリー財団寄付推進委員会 甲賀 伸彦 会員 皆さま、こんにちは。甲賀でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 今日はパストガバナーが3名いらっしゃいます。その中でロータリー財団の100年を喋るなんて、間違ってしまうのではないのかなと不安です。途中で間違っても、温かい目で見守っていただければと思います。また、仕事的には確定申告の真っ最中で、このような役割を与えていただいたことは、自分への試練になっているのではないのかなと思っている次第でございます。それでは、パワーポイントを使って説明させていただきたいと思います。ロータリーファンデーションということで、ロータリー財団100年の歴史を振り返ります。 100周年ということですが、ロータリー財団の使命ということが出ていました。ロータリーアンが、健康状態を改善して教育への支援を高めて貧困を救済することを通じて世界理解・親善平和を達成できるようにしようという部分です。ロータリー財団というのは、我々のロータリークラブの奉仕活動を資金面で援助されている団体です。 100周年に関しては、2016年の昨年度が実は100周年目であったということです。1917年がスタートということです。韓国でロータリーの国際大会が行われました。今年、2017年になりますが、ジョージア州のアトランタで国際大会が開かれることになっています。後ほど、なぜ今年がアトランタなのかという理由が出てくると思います。 こういった資料はロータリークラブのホームページから取っています。その他にも非常に多くの物があります。 今、ロータリークラブの100周年のホームページ開いてみたいと思います。こういう形で、いろんな情報がありまして、100周年を祝う歴史のチャート、などがあります。その中のひとつで、今日の100周年について皆さんに説明して、その主旨を理解していただいて、寄付を募っていこうという部分ですが「ロータリー財団がなにをしているか」というビデオが4分くらいでまとまっていますので、先にそれを見ていただいてから補足説明したいと思います。では、ご覧ください。 (ビデオ上映) 『ロータリー財団のビジョンは100年前に遡ります。1917年のロータリー大会でアーチ・クランフ会長は世界で良いことをするための基金を提案しました。クランフ会長のビジョンはクラブを超え、世界へと拡大。26ドル余りの資金で始まった財団は、100年で30億ドルを人道奉仕に投入してきました。』 『ロータリーのプロジェクトは、どれもひとりのアイデアから生まれ、ロータリーのボランティアの力で大きなプロジェクトに成長し、世界を変えて行くのです。』 『ロータリー会員は本当に変化をもたらしています。財団の最初の補助金は身体障害のある子ども達のためのものでした。そして、今はポリオのない世界が実現できる日が近づいています。子どもが予防接種を受け、病気から守られるとホッとする母親の顔を見るのは素晴らしいものです。ポリオ撲滅活動は、はじめから全力で戦ってきたロータリーなしには成果が上がらなかったと思います。』 『大戦が終わった世界のために、国際研究のための奨学金を提供しました。今日、世界平和を推進する人材を育成しています。本当に平和に貢献したい学生にチャンスを与えるのがロータリー平和フェローシップです。社会貢献をする熱意だけでは足りません。その為の教育機会を提供すること、それがロータリーの役目です。これからの子ども達のためにも世界を変えることが自分の使命だと思っています。』 『ロータリーの神髄は、人として職業人としての繋がりです。そのために研究グループ交換制度を作り、現在は世界中で職業研修チームを派遣しています。』 『自分の専門スキルを活かして、人々の生活を改善できるのです。もっと大規模なプロジェクトを実施出来るよう財団が資金提供を始めました。10年後、保健・飢餓、その他の大規模な人道支援を始めました。今日、財団は影響が末永く続くプロジェクトで人類の難題に取り組んでいます。』 『アーチ・クランフの100年前のビジョンはロータリーに今も息づいています。ロータリー財団は世界を変える手段です。信念を持ってビジョンを行動に移す、これこそロータリーです。ロータリー財団はこれからの100年も世界で良いことを続けます。』 概略はこれでご理解頂けたのかなと思っている次第です。 ここで、100周年に関して何らかの活動を実施していただきたいという思いがRI、また財団からも要請があるということです。 最初に、皆さま方は歴史という部分はあまりご存じないかと思いますので、財団の歴史について触れてみたいと思います。1917年、今から100年前ですね。先ほども出ていました「世界で良いことをするため」がアーチ・クランフさんの理念だったそうです。基金を作って何かやろうということをこのクランフさんは考えたのです。そこで、財団みたいなものを作ってみたらどうかということで、1917年にアトランタという所で大会がありまして、基金を作ってはどうかという定款を改正するに至ったそうです。 この年、1917年にカンザスシティーで、初めて寄付が26ドル50セント集まりましたが、その後10年間ほとんど何もなされなかったということです。クランフさんは10年後の1927年、ここでロータリー財団という名前を付けて、5人の財団管理委員の1人となり財団がスタートしたのです。現在は15人の方が財団のお金を管理される委員に当たっているということです。 では、この基金をもって何をしたのかということです。初の補助金、先ほどのビデオにもありましたが、1930年に国際身体障害者協会というところに寄付したのが始まりだそうです。その協会の理事をやっていた方が二人目のエドガー・アレンさんという方です。その横、よく名前が出てくる方で、ポール・ハリスさんです。実際に活動しましたが、国際研究会にお金を出したということが書かれていました。 ここからはどんなプログラムが用意されているのかを歴史の中で見ていきたいと思います。初期の財団プログラムですが、まずは大学に対する奨学生です。それから国際親善奨学金、それとロータリー奨学金、と名前がどんどん変わっていったそうです。日本人では宇宙飛行士の山崎直子さん、それから国連難民高等弁務官の緒方貞子さんがこれを受けていたそうです。 今、どうなっているのかといいますと、財団のグローバル補助金、それから地区補助金を利用して、先ほど出てまいりました世界6ヶ所にあるロータリー平和センターで学んだりしています。ここで出てきたのは、職業スキルの向上にロータリーは力を入れて行こうというところで、職業研修奨学金で、1964年は僕が生まれた年ですが、GSEといわれる研究グループ交換プログラムというのを導入いたしました。これは二国間の交換プログラムですが、今は名前を変えて職業研修チーム(VTT)というプログラムに変遷されています。 先ほど、木下会長からもお話がありましたが、マッチング・グラントということもありました。これも1964年くらいですが、いわゆる冷戦による緊張状態を緩和することを重要視しまして、マッチング・グラントと名前が改名されましたが、特別補助金を開始することをやったということです。 このプログラムを通じて、5億ドル以上、3万7千件くらいのマッチング・グラントプログラムが200を超える地域で行われたということで、例えば、水の提供などもここで行われた、と書かれていました。 これは韓国、あるいはモンゴルですね。ロータリーアンがマッチング・グラントを利用して、ゴビ砂漠の緑化プロジェクトを行っていたということです。いずれ、このあたりに当クラブの荒井会員が浄水装置整備の形で出てくるのではないのかなと期待しているところです。あと、保健・飢餓の追放、人間性尊重ということで、『3H』です。3つのHですが、Health(ヘルス・保健)、Hunger(ハンガー・飢餓)、それからHuman
nature(ヒューマンネイチャー・人間尊重)ですね。そういった言葉の頭文字で開始されています。 これが後のフィリピンの600万に対する「ポリオのきっかけ」といわれている部分です。あと行ったのは識字率です。文字を読めない、書けない、子ども達がいたのでCLEという集中助長プログラムをやりました。左側がブラジルで、右側が南アフリカでやられたということです。 あとは保健教育の分野ですが、左はルーマニアのようですが、孤児院や病院で食料やミルクの提供。右側はウガンダの女性です。裁縫のスキルを広めていこうという活動をされていたということです。 先ほど出てきたロータリー平和センターというのが1999年に世界6ヶ国で作られました。ここを拠点にいろんなことが考えられています。 あとは、2013年に新しい補助金モデルという部分があります。ロータリー財団はいろんな補助金を出していましたが、ごちゃごちゃになってきたということで、それをすっきりさせようと2004年あたりに『未来の夢』と呼ばれる新しい補助金モデルを考案したそうです。地区補助金、グローバル補助金、あとパッケージグラントということですが、このように変わってきています。 地区補助金はどういうものに使われているのかといいますと、人道的なプロジェクトです。奉仕活動を行うための現地への渡航やいわゆる災害復興に使われ、奨学金、職業研究(VTT)に使われています。 グローバル補助金というものもありまして、こちらも人道的。あとは奨学金、VTTで使われています。左ですが、ブルキナファソという所だそうです。干ばつがずっと続いていて井戸を設置しようということで、グローバル補助金を使って井戸が作られて、遠くから歩いていた女性や子どもが開放され、水が使われるようになっています。この右側はメキシコです。車いすを修理するクリニックがあるそうですが、ここもこういったものを使ってやっているそうです。 面白いのは、これはホンジュラスという所ですが、女性の経済的な自立支援で、これも裁縫というか織物関係のようですが、この方が中心となって織物を行っていこうとしていたそうです。 次に大きい流れはポリオですね、財団のポリオ。先ほどの3Hのポリオ補助金があります。フィリピンで600万人のポリオ予防をやって行きましょうということで始められたものです。言葉の問題ですが、ポリオプラスという「プラス」がついた言葉ですが、最初はポリオしか使えなかったのですが、ポリオの他にもこれを使うこととが出来るというようにとしたそうです。 キャンペーンを打ってやって行きましょうということですが、1980年代、ちょうど半ばくらいですが1億2千万ドルを集めましょうと。今のレートで言うとどのくらいですかね。1980年なのでもっと高いですね、300億円位だと思います。その結果、1億2千万ドルを集めようと思いましたが「これは良いキャンペーンだ」ということで、2億4千700万ドルと2倍ほど集まったそうです。日本円でいうと600億円が集まったということです。これはロータリーとしても非常に画期的なことと思われます。 世界ポリオ撲滅推進運動ということで、いろんな方を巻き込んでやったと書かれておりました。ロータリー、WHO(世界保健機関)、そして米国疾病対策センター、ユニセフなどが絡んできまして、先ほどのビデオに出ておりました例のマイクロソフトのビル・ゲイツさんの財団も賛同していただいて、いろいろやっていただいたということです。15億ドルと相当な金額で、最終的にはいろんな国の政府から90億ドルですから相当なお金が、ロータリーが提唱したものから発展して出来たということが言われています。 具体的には、NID(全国一斉予防接種日)という予防日にやっていきましょうと。それを識別できるように「打った人、打っていない人が分かるようにやっていきましょう」ということがありました。パートナーという制度も1995年に作られてやってきたということです。 今度は、寄付と承認というところで、どのくらい寄付されているのかというと、グーンと伸びております。いま、財団の資産はどのくらいあるかというと、10億ドルあるそうです。1,000億円。レートの関係もありますがものすごい数で寄付が集まっているのがこれで分かると思います。 では、皆さまからいただいた寄付・浄財がきちんと管理されているのかというところも報告されておりました。「責任を持ってやっています」とここに書いていました。皆さま方から寄付をいただいた、まず1,000ドル以上の寄付をされた方をポール・ハリス・フェローと名付けていて、さらに複数回、2千ドルいった方にはマルチプル・ポール・ハリス・フェローとして認証されている。2006年に100万人を超えて、今は150万人ほどの方がいらっしゃるそうです。かけ算すれば出てきます。ポール・ハリス・ソサエティという会合もあるようです。アーチ・クランフ・ソサエティという、もっとすごい人もいらっしゃるようです。 最終的に100周年を通じて財団がもたらしたものということで結論づけておりますが、皆さま方からもらった浄財でいろんなことが出来ました、というのがひとつ。それと、先ほどのジョージア州アトランタで1917年に開催されて、実はそこで初めて26ドルをもらって101年目で同じ所で国際会議が開かれるというのは意図したことではないのかなと思われますが、今回はこの100周年を祝って同じ場所でやろうということでございます。 「海外のパートナークラブ、姉妹クラブと協力して、重点分野に該当するようなグローバル補助金プロジェクトをぜひ実施してください。」とあります。荒井さん、よろしくお願いいたします。「クラブまたは地域が実施する補助金プロジェクト支援に積極的に参加してください。皆さま一人一人に対しては、これからもずっと良いことを続けていけるように財団に少しでも多くの寄付をお願いいたします。」ということが書かれておりました。 少し雑多な説明でしたが、ロータリー財団100周年についてのお話しでした。 どうもありがとうございました。 点鐘 |
お名前(敬称略) | 内 容 |
今年度累計 1,208,000円 |