釧路ロータリークラブ 国際ロータリー第2500地区 Rotary Club of Kushiro
通 算
3448回
2016-2017年度
第34回 例会報告
2017年3月30日
例 会 内 
「 模型作りを通しての情操教育」 有限会社ミヤケ模型 代表取締役 三宅一明 様

   お客様の紹介
有限会社ミヤケ模型代表取締役 三宅一明様

  新入会員のご紹介 滝越 康夫 会員

 いつもは、すれ違うとき以外5m以内に近づいたことのない五明会員が、先日近づいてきまして「新入会員が入るので、紹介して欲しい」と言いました。入会は私の方が先輩なのですが「はい、わかりました」となりましたので、ご紹介いたします。

私にとって、仕事上はサントリーさんとあまり関係ないのですが、サントリーさんにはメンバー110名弱、出席率が80%のお酒の会があり、私が代表をしているのでその関係上スポンサーとなりました。

鈴田卓弘さん。ご出身は名古屋で、生年月日は1965年10月28日の51歳。西暦では分からないので、昭和40年です。趣味はゴルフです。

このようにタフで頑丈そうに見えるので、「なぜ、サントリーさんは皆さん大きいのですか?」と聞いたら、一言、「どこでも生きて行けるように」と言われました。

皆さん仲良く、受け入れてあげてください。どうぞよろしくお願いします。

 

サントリー酒類株式会社北海道支社 鈴田 卓弘 様

 失礼します。ただいまご紹介にあずかりましたサントリー酒類株式会社北海道支社の鈴田と申します。この度、歴史と伝統ある釧路ロータリークラブにご入会できることを本当に幸せに思います。今後ともご指導のほど、ぜひともよろしくお願いいたします。

実は札幌に住んでおりますが、全道を統括しておりまして、釧路にも月に数回来ております。時間を合わせ例会に出席し、釧路ロータリークラブの皆さま方と親交を深めていろいろとご意見交換できればと思っています。今後ともぜひよろしくお願いいたします。

 

歓迎の言葉 木下 正明 会長

 鈴田さん、入会ありがとうございます。ご紹介された滝越さんは「サントリー会」とはっきり名前を言いませんでしたが、会長を務めていて、私もメンバーになっています。釧路ロータリークラブの方は10名前後が会員と思っています。

鈴田さんは札幌に在住なのでなかなか釧路に来られないかもしれませんが、サントリー会がだいたい水曜日に開催されているかと思いますので、スケジュールを合わせ、できる限り例会に出席いただきたいと思います。

本当に良い仲間がたくさんおりますので、出席を少しでも多くしていただいて、良い友達を作っていただければ北海道にいらっしゃる時が楽しい時になると思います。本当にご入会ありがとうございました。

所属委員会は親睦活動委員会とさせていただきます。委員長は後藤さん、副委員長は五明さんです。よろしくお願いいたします。


会長の時間
会長挨拶 木下 正明会長

皆さん、改めましてこんにちは。

先週の土曜日、IMインターシティーミーティングが開催されました。登録45人いただきまして、本当にありがとうございます。

前後が逆になりますが、友愛の広場では、中村考源会員、浅野清貴会員、小野寺俊会員、佐藤貴之会員が仮装してくださいまして「おら、こんなゴルフいやだ」という吉幾三さんの歌を楽しくやっていただきました。本当にありがとうございます。浅野清貴会員が五明さんのツテで、キャディーの服を釧路カントリーから借りてきたということです。浅野さんに合うサイズがあるのはすごいと思いました。

メインプログラムの後半部分「YOUは何しにロータリーへ」では、中島会員が真面目に、真剣にお話をしてくださいました。本当にありがとうございます。人柄が伝わってくる、いいお話でした。

また、メインプログラムの前半では「変わりゆくロータリーに明日はあるのか」というテーマで、足立パストガバナー、小船井パストガバナーからご講演をいただきました。ガバナー経験者の方はロータリーのことをすごく勉強されていて、いろんな考えやロータリーのことを理解して皆さんに伝える役をしていただいていると思います。

はじめが足立パストガバナーのお話でした。本当によどみなく30分近くお話いただきました。かいつまんでお話しますと、「他の奉仕団体と違うのがロータリーだ。時代の変化に対応していくのがロータリークラブだ」というお話をされていました。どんどん世の中が国際化していきます。「国際化している中で、ただお金を出して何かを建てればいいのではなくて、本当の日本の歴史や自分たちのこと、我々日本のロータリーアンがそれをきちんと理解した上で、相手の国をおもんばかったり、理解して奉仕していくことが大事だ」とお話されていました。「家族を愛し、郷土を愛し、祖国を愛することが、最初にロータリーアンとして必要だ」というお話だったと思います。非常に感銘を受けたところでございます。

後半、小船井パストガバナーのお話は、ロータリーが2016年の規定審議会で大胆な改革がされたということでした。そういったことで、ロータリーの中で非常に危機感が生まれているということです。これは、うちの2500地区の第7分区がいいからということではありませんが、全国のロータリアンの人口当たりの人数は1万人当たり7人だそうです。東京などは5人台です。1万人に対して5人、7人、10人くらいの所がすごく多いのだと思います。2500地区第7分区の8つのロータリークラブでうちのロータリークラブは、1万人当たり29人ということになっています。ですから全国の平均からいったらかなり多いことになります。IM担当である音別ロータリークラブは1万人あたり75名ということです。小船井パストガバナーのお話では「音別ロータリークラブは日本で一番ロータリアンの比率が高いロータリークラブではないか」とお話されていました。

また、2500地区第7分区は、2014年が271人です。そこから今年は315人ですので、50人弱増えています。大都市ですと、どうしても大きな会社の方がロータリーに入るということがあるのかもしれませんが、第7分区ではこういう形で、本当に人口比率の会員数が多いのです。

メインプログラムの中で、「ロータリアンの存在意義というのは、本当に職業意識や社会奉仕意識がしっかりとしたロータリアンがいることで、街の人々に対して良い影響を与える」というお話もされていました。ですから、私ども、誇りを持って楽しくということもありますが、ロータリアンを続けていければいいな、また多くの仲間を誘っていけたらなと思っています。

小船井パストガバナー、本当にありがとうございました。こういった切り口は初めてでした。音別が日本で一番ロータリアンが多い、ロータリーが充満している都市であることが分かったということでした。

以上、会長の挨拶とさせていただきます。

本日のプログラム
『 模型作りを通しての情操教育』

プログラム委員会 副委員長 小野寺 俊 会員 

皆さま、お疲れさまです。下半期に入っていろいろと様々なプログラムを企画させていただいております。今回も諸先輩方に、広く色々なお話を聞いていただきたいという思いを忖度しまして企画させていただきました。

本日、講師としてお越しいただいております、模型販売店のミヤケ模型三代目社長である三宅一明様をご紹介させていただきます。

ミヤケ模型店さんは皆さんもよくご存じだと思います。南大通りで昭和27年に創業されたということで、今年で65周年という大変歴史のあるお店でございます。その後は、駅前にありました金市館1階で長年営業されました。僕も子どものころよく行かせていただきました。現在は釧路駅からほど近い北大通13丁目でお店を構える釧路模型業界の老舗でございます。

三宅社長は昭和48年生まれ、43歳でございます。釧路北陽高校を卒業した後、北海道デザイナー専門学院に進学され、数年間、写真スタジオなどでプロカメラマンとして経験を積まれ、その後フリーランスとして主に広告写真撮影でご活躍をされていました。30歳の時に釧路に帰郷されまして、家業のミヤケ模型の店長として従事する傍ら、それ以前の経験を活かし、カメラマンとしても商品撮影等でさまざまなお仕事をされているということでございます。

特に、我々世代は必ず通った「機動戦士ガンダム」のプラモデル、通称“ガンプラ”と言いますが、その全国コンテストで大変優秀な成績を収めて、メーカーでもあるバンダイ公認の「ガンプラマイスター」というガンプラを作らせたら日本一というような資格もお持ちでございます。また、道新文化センターでも模型講座の講師を務めるなど地元釧路で模型人口のすそ野を広げるべく多方面でご活躍されています。

それでは、三宅社長よろしくお願いいたします。

有限会社ミヤケ模型 店長 三宅 一明 様

 ご紹介にあずかりましたミヤケ模型の三宅と申します。皆さん、今日はよろしくお願いいたします。

諸先輩の前で話すのは緊張します。子どもたちの前で喋ったりした経験ありましたが。いま小野寺さんからの紹介の中にもありましたが、私は写真の専門学校を出まして、そ

の後は、札幌でカメラマンとして生計を立てておりました。そのカメラマンの仕事をしている所で、釧路に戻ってくる少し前にキャノンさんから声を掛けていただき写真講師の仕事もさせていただいておりました。その時にいろいろ考えることがありまして、「釧路に戻ってきて、ミヤケ模型を継ごう」と決めました。

写真講師と模型販売店、何が関係あるのだろうと思われる方もいらっしゃると思います。写真講師というのは、店舗向け写真講師としてキャノンさんでお仕事させていただいておりました。当時は、札幌に進出して来たビッグカメラの1階カメラコーナーの教育担当でした。釧路にもありますが、全道に展開しているカメラのキタムラさんの各店舗にお邪魔してキャノンの自社製品を中心に写真とカメラ、性能も含めての講習をしました。それだけで行くのはもったいないので、キャノンから「販売を応援して来い」といいうことで、店頭に立つ機会もいろいろありました。そういう形で全道を回っておりました。その時に、量販店さんと専門店の違いというのを肌で感じることができました。

 僕自身は、親父が作ってきたミヤケ模型という模型専門店で、親父の背中を見て育ってきましたので、たくさん物を売る量販店さんの売り方、人の教育、そういうものを見ていた時に、今の時代でも専門店は必要じゃないか、伝えていくべきものでは専門店にはまだまだ使命が残っているのではないかというのを感じる機会がたくさんありました。それで、実家の家業を継ごうとその段階で決めたわけです。

正直、家業を継ぎに戻ってきたら収入が半分以下にはなるという状態ではありました。それでも自分で思うことがあって、戻ってきました。戻って来てしばらく、人に伝えるということをずっと店頭でやっていました。自分は釧路で東中学校卒業しましたが、中学校の美術の恩師が道新文化センターで絵の講師をやっておりました。その先生とお会いした時に「今まで伝える思いがあって、伝えるような職業を選んできたのであれば、釧路でもそういう活動を続けなさい」とアドバイスいただき、そこから講師業というものに力を入れるようになりました。

その先生の紹介で、道新文化センターでの模型講師。それと、JAXAの宇宙教育リーダーというのを受けまして、その認証をもらい遊学館さんで模型の講座。たまたま出したコンテストでバンダイさんから良い賞をいただきまして、ガンプラマイスターという称号もいただきましたので、それを使って店舗での模型講習などなどを行っています。

子どもたち、その親御さん、そういう人たちと店頭での接客も含めてですがたくさん接する機会がありましたので、その中で感じたり思ったりしたことを私の視点からなので、少し偏っているかと思いますが今日はお話させていただきたいと思っています。

 

今の子どもたちを見て思うこと、子どもたちと言わず若い人たちです。僕よりも年代の若い人たちを見て思うことは非常にスペックが高いです。体の中にたくさんの答えを持っている。僕が圧倒されてしまうくらいに感じます。今から20年くらい前にインターネットというものが世の中に出ました。それから物を調べる方法というのが大きく変わり、彼らはたくさんの答えを体の中に持っています。ただ、それを生かしきれていないと感じることも多くあります。

僕らは物事を調べるときに、何か分からないこと「この事について知りたいね」と思った時、まずは知人に聞いたりして、その後に図書館に行ってそれを調べたりしました。こういう答えがあったから、こっちの方向に進んでいけばその答えにたどり着くのではないかという形でどんどん進んで行って、その答えにたどり着いていったわけです。スタートした時には、自分の答えは何かが分かっていない状態から調べて進んでいきました。

今の人たちというのはインターネットで検索すると、その答えに一発で到達します。一発で到達した後に、そこの距離、道程を自分の知識で補填して、それを自分の中に入れます。そのような調べ方の違いがあるので、答えの考え方が違うのです。僕らが、三日、一週間、一ヶ月をかけて調べていたものを、彼らは一分一秒、二秒、三秒、長くても補填する時間を入れてもそんなに時間がかからずに、その答えを自分の中に取り組むことができるのです。僕らが、3個もっている答えを彼らは300も400も持っています。ですから、先ほど言った基本スペックが高いというところは間違いがないのです。 

僕らがその物を調べて行ったり、何とかをするときには、面倒くさい作業をいろいろやっていかなければいけなかった。その「面倒くさい」中には、自分の中に入ってくるべきもの、それから実際の生活をしていてすごく役に立つ物、そういう物はたくさんあったと思います。例えば今、世の中で無くなってしまった面倒くさいこと、たぶん、皆さんも経験していたことで、いっぱいあると思います。

今、お話したような物を調べるということが、ずいぶんと変わりましたので、そこのところでかかる労力、時間というものは大きく変わりました。それから、買い物。これも変わりましたよね。昔でしたら例えば、仕事に使う手に持つバッグが欲しいと思うと、カバン屋さん、洋服屋さん、そういう所を「これくらいの大きさで、予算はこれくらいで、こんな感じなのが欲しい」といろんな店舗を見て回る。もしくは、本などに載っているものを店員さんに「これは取り寄せができるのだろうか」というお話をしたりして、そういう形で自分の欲しい物を手に入れました。

今ですと、インターネットで「これくらいの大きさで、このくらいの価格帯」でトン、ぶわっ!と並びます。その中から気に入った物をポチッとクリックすれば一日か二日後にそれがポンと届くわけですよ。使う時間も労力もこれも大きく変わりました。

他にも、例えば「時計を合わせましょう」と思った時、昔だったら電話をかけて時報を聞きましたよね。時報を聞きながらそれに時計を合わせる、その腕時計を持って自分の車に行って、車に付いている時計を合わせる。そのような方法で合わせて来ましたが、今ですと携帯電話に電波で時間が飛んで来ていますので、間違いのない物がここに入っているから、それを見ながら全ての時計を合わせることができる。

車の話もしましたが、今はオートマですから、クラッチを踏む必要がないですよね。あとチョークを引っ張ることもないと思います。キャブレターの調整もすることもないと思います。そのようなことがどんどん無くなって、すごく便利な時間をかけなくていいような世の中になっています。

そうだ、修理することもないのではないのかなと思います。僕が小さい時は、例えばテーブルが傾いて足がガタついてきました。そうすると、僕の親父や爺さんがどこからか金槌とクギと木の木っ端みたいのを持ってきて、クサビを作ってコンコンとやってみて、「やっぱり駄目だな、買い直すか」ということもあったと思います。今であれば、中国という大きな生産国がありますから、そういう所から安価な自分に生活に合った物をポンと買ってしまう方が圧倒的に早い時代になっています。

今、いろいろと言いましたが、過去が良いと言っているわけではありません。時代はそういうように変わってきました。コストであり、時間であり、そういうものをかけずにいろんなことを体験する機会が大きく増えている。これはいいことだと思います。

その実際にコストや時間をかけたことによって、蓄積されている僕らの年代、僕らよりも上の年代の人たちが体の中に持っているもの、それを今の若い人たちにも、そのきっかけをつかませてあげれば、今の子たちがもっともっと素晴らしい人たちになって、羽ばたいてくれるのでないかと思うことが僕にはあるのです。

そこで重要になってくると思うのが、体験型の教育です。僕らが培ってきたものを全て体験すれということではないのです。その考え方を今の若い子たちは見たこともないのです。インターネットが普及した状態だから。検索すれば何でも出てくるのが当たり前の世の中で生きているので、僕らが苦労していたことを別に知る必要もないのかもしれませんけれども、そこのところは、僕は、すごく有益だと思っている情報だけでも、彼らに与えてあげることで、絶対良くなると確信していますので、それを伝えるために体験型の講習をやっております。


冒頭でも話しましたが、物事の答えから自分の最初に立っていた疑問点を見て、その補填でその答えを自分の中に落とし込んでいく。そういうようなことをずっと積み重ねているので、彼らは1個の答えに対する細かなディティールであったり、その間にかかっている実際の労力であったり、それを作るために関わっている人間、それを必死に考えて生み出した人たち、そういうところの重さをもう少し分かるように彼らに知ってもらいたい。それを知ってもらうために、体験講座で彼らの持っている知識、体の中にたくさん入っている知識、その中の知識の中のひとつでもいい、僕が教えているプラモデルの中で、それをやっていって、その知識のひとつがそことオーバーラップしてくれれば。その自分の持っている知識がこういうことが途中にあって自分も「実際にやってみたらこんな苦労があったのだ」という1個の知識でいいのですよ。全部にオーバーラップさせる必要はない、ひとつでも良いからオーバーラップしてくれれば、それは彼の中ですごく光輝く成功体験になると思います。

その体験をしていく中で、実際に手を動かすと、彼が思っていたのと同じ答えに最終的にはたどり着くけれども、途中ですごく苦労したり、もしくは失敗することもあるかもしれません。失敗して修正しないといけないこともあるかもしれない。それは、それこそネットに書いていないすごく貴重な体験になると思うのです。情報、それが蓄積されていけば彼らは変わってくるのではないかと思って模型講座やっています。

模型で何を感じることができるか。僕が子どもたちにこういうことを伝えたいと思って、模型講座をやっているというところは、まず、講習で作ってもらう。当たり前ですが時間がかかります。ポンと買ってくるのに比べて圧倒的に時間がかかります。それから1個の作業するのでも、ひとつひとつに選択があります。プラモデルの場合では、ニッパーという工具を使って切り出すのですが、それを右側から切るのか、左側から切るのか、上から切るのか、下から切るのか、これだけでも作りは変わってきます。それをどこからやったからといって、間違いではないのですよ。だから正解への道はひとつではない。そういうようなことも体験してもらいたいと思っています。

それと、講習ですので一気に5人、10人、15人。僕は、目が届かなくなってしまうので多くても20名位までにしようかなと講習をしています。20名位でやっているとその中でいろんな差も出てきます。「隣の子の出来がどうだ」というのも出てきます。早く作る子、ゆっくり作る子、すごく丁寧に作る子、もしくは途中で考え込んでしまって進まなくなってしまう子もいます。そういうような子も全部これは個性なのです。その個性を教えている側がどのように受け取って、たくさんいる子どもたちの中で、早く丁寧に作る子がいたとしたらその子には、細部を見ないでバババッと素早く進んでしまう子と組ませてみたりして、「自分の作り方はこの子と少し違うな」というのを肌で感じてもらう。その創意を感じるということと、その苦労を感じてもらいたいのです。美術の先生や僕の恩師も言っていることですが、「美術で教育するのか、美術を教育するのかで意味合いが思いっきり変わってくる」というお話をされました。僕も先生に習って、美術で教育したいと思って進んでいます。

創意を感じる、それがすごく重要です。例えば、AとBの物がありました。ほとんど変わりません。少しでも「僕はAの方の形が好きだな」、「このやわらかさ、僕はBが好きだな」というそういう選択肢、一発で答えにたどり着くのではなく、途中途中で様々な小さな選択肢を選んで、先に進んで行くというようなものを、今の子どもたちに体験してもらいたい。

模型講座が終わったあとに、感想やアンケートを取りますが、大体書いてあるのは「楽しかった」、「難しかった」、「完成したのが嬉しかった」、そういうようなことが書いてあります。子どもたちの顔を見ると、「あいつ、あんなに早く出来て、しかも俺よりも綺麗だ、悔しかった」は、アンケートには書いていないですよ。そういうのが顔に見えたりします。それから、「こいつ、すげーな」という友達に対する「あいつ、こういうのをやらせたらなかなか面白いやつだな」という連携だったりが出てきたり、そういうこともあるのですごく教えていて楽しいです。

そこのところも人の創意ではありませんが、そういう個性を認め合える部分です。勉強は数学などいろんな勉強があって、その勉強の中でもそれはあると思います。ただ、工作や美術では意外となんとなくですが、子どもたちは認め易いのかなと思います。成績に直結しないからと思っているからでしょうかね。そのような部分もあって、そういうのを感じてもらって、やっぱり競争的なものは多少必要だと思いますので、そういうのも感じてもらうのもすごく僕は自分がやっている模型講座というのは子どもたちに何かを与えられているのではないのかなと思っています。

 

今、話しましたが、自分で体験したことにより、その大変さ、かかる時間、それからそれを作っている人、さっき友たちへの尊敬というお話もしましたけど「作ったやつはスゲェな」という、物であったり、出来事であったり、イベントとか手伝うのもそうだと思います。あとは、料理を作ってくれるお母さんであったり、そういう人たちに対しても、実際に「自分でやるとすごく大変だな、その後ろには人がいるのだな」。

今、水が入っているこのグラス、このグラスを作った人がいるわけですよ。これを口に付けて飲んだとき、この口に触る当り心地です。これはお水が入っているからこういうグラス。これがワインだったら、香りを包みこむように上がしぼむ。ワイングラス、この形を誰かが考えてしっかりした物がそこにある。そういう物の後ろに人がいて、頑張って、これを僕に。この世界を生み出してくれている。ハイボールを飲むときには、薄張りを口に当てたときサッと入ってくるようなものが美味しい。その違い。それを人が作ったからこれがあって、それで回っているのだよ。

僕はこの薄張りのグラス、100均で売っているコップではなく、これを選びたい。自分でその創意を感じて選びたい。そういうのは自分で体験して物を作っていかないと出来ないと思います。僕が思う三大悪というのは「なんでもいい、どっちでもいい、どうでもいい」、これは駄目です。やっぱりこれでも暮らせてしまう、暮らせてしまうこと暮らせてしまいます。けれども自分も育たないし、人も育たない。少しでも自分の生活の中に創意を感じて、前を向いて欲しい。検索して、1個の間違いなく正解というのを持ってきたとしても、「僕がそれを一からやったら、どういう選択をして、この答えにたどり着いたのだろうか」と疑問を持ったり、いろんな例をネットで引っ張ってきた結果、「僕だったらこちらに進みたい」というものを選択してあげる。その選択したり、大きくなっていくための、そのきっかけとしての物作り。物にもそういう選択があるのだよ、その後ろに人がいるんだよ。それが僕らよりも上の世代の人たちが作ってきて、僕たちに渡してきてくれている歴史の流れですよというものを、自分の模型・プラモデルという教材を使った講座ですが、そういう中から生み出して行ければと思っています。答えを知る人間から自分で答えを作れる人間になって欲しいなと考えております。

最後になりましたが、本日このような貴重な機会を与えていただいた小野寺さんといま僕のお話聞いて時間共有していただいた釧路ロータリーの皆さんに感謝いたします。ありがとうございました。

会長謝辞 木下 正明 会長

 三宅さん、ありがとうございました。

私の時代は、ロンメルの戦車やタイガーⅠ型の戦車など、それを作っては上手くいかなくて壊し、また買い直して、ということを繰り返しずっとやっていました。その繰り返しの訓練が、私も物作りの会社に進んだので、役立ったのかと思います。

模型作りというのは物の考え方の基礎。そういったところの熱いお話をいただいたと思っています。本当に高邁(こうまい)ですごく高いレベルで子どもたちに接していただいて、切り口を模型という分かり易いものでしていただくということは、すごくいいことだと思っています。これからも熱い活動を続けていっていただければ、地域・日本・世界のためになると思います。

本当に感動して見習わせていただきたいと思いました。

どうも、ありがとうございました。

 

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