通 算 3454回 |
2016-2017年度 第40回 例会報告 2017年5月18日 |
例 会 内 容 「 嵯峨記念育英会奨学生新入生紹介」 |
お客さまのご紹介
釧路湖陵高等学校定時制1年 尾谷璃音奈(おたにりおな)さん
保護者(母) 尾谷弥生 様
釧路湖陵高等学校定時制教諭 栗山亮 様
釧路湖陵高等学校1年 府金未紗(ふがねみさ)さん
釧路江南高等学校1年 松金真菜(まつかねまな)さん
保護者(母) 松金ゆり 様
武修館高等学校1年 多田ひよりさん
保護者(母) 多田和代 様
5月13日土曜日、国際ソロプチミスト釧路と釧路ベイロータリークラブの周年行事がございました。ソロプチミスト釧路が午前中からお昼にかけて。ベイロータリークラブが14時からということで、ベイクラブの式典には当クラブから28名の会員にご参加いただきました。ありがとうございました。両方とも気合いの入った周年行事で、これまでのそれぞれの活躍と、これからの意気込みを感じることができました。 ベイロータリークラブさんの懇親会はたいへん豪華で、ステーキやカニなど趣向をこらしたものでした。非常に勉強になりましたし、とても楽しむことが出来ました。 また、今回楽しみにしていたひとつに、東京銀座ロータリークラブの市川伊三夫パストガバナーによる『ロータリーよ、大志を抱け』という記念講演がございました。昨年の北見地区大会にはRI会長代理で来られまして、その中でも会長代理として合計で2時間から2時間半くらいのスピーチをされたと思います。今回のベイの講演も1時間20分くらいのご講演でした。合計4時間近いご講演の中で、同じ話題が被ることなく、いろんな示唆をいただいたと思います。特に北海道で講演するということで、北海道にちなんだ内容をいただきました。前回の地区大会の時は、ちょうど日本ハムが優勝したところだったので、市川パストガバナーは学芸大学の理事をされていた関係で栗山監督とは懇親を深めておりまして、いろんなアドバイスをされたと伺いました。 今回は開拓スピリットということでした。アメリカは開拓の国なので、非常に強い国で、それを負かすのは難しく、精神的に強いというお話をされていました。「日本は豊かな国で、開拓スピリッツが残っているとすれば北海道だ」と北海道にエールを送る励ましのお話をいただいたと思っております。 それから「いま日本に世界でベスト3に入っているものがあるのか」といったお話では、以前はいろんなものがありましたが、例えば私が勤めていたソニーなどの弱電などもありましたが、いまはそのようなものは無くなっていて、いま3つをあげろと言われると「新幹線」と「車」と「野菜の栽培」くらいかと言っておりました。 そして、ロータリーにも絡めてですが、対応性と国際性がないとこれからの日本人は、世界に伍していけないのではないかと。そして、島国ですので国民が非常に均一になっています。これからの日本は若者と同じ目線になって、アイデアに耳を傾けて、それを実現することが発展に繋がるのではないか。ロータリーには、ロータリーらしくない人、若者や女性、老人をどんどんロータリーに入れて、世界を見ていって欲しい。と言われておりました。 市川パストガバナーの年齢は、誕生日が1月に過ぎましたので89歳ですが、非常に分かりやすいお話をいただいたと思っています。私より元気な89歳の方にこのように言われ、ガツンとショックを受けました。 このあと嵯峨記念育英会の奨学生にお話いただきます。少し緊張していらっしゃるかもしれませんが、奨学生の皆さんがこれからの日本・世界を作っていきますので、私たちは神妙にお話を拝聴させていただきまして、皆さんのお手伝いができればいいなと思い、私の挨拶とさせていただきます。本日はよろしくお願いします。 |
嵯峨記念育英会委員会 副委員長 柿田 秀樹 会員 ご無沙汰しております。今日は天方委員長が欠席のため、私がきっちりと進行させていただきます。よろしくお願いいたします。 去る5月10日、4名の新しい奨学生が選考されました。今日は4名全員にお越しいただいております。 お一人ずつご紹介させていただきますので、名前を呼ばれた方はご登壇いただき、スピーチをお願いいたします。 釧路湖陵高等学校定時制1年 尾谷 璃音奈 さん この度は、奨学生にご選考いただき誠にありがとうございます。私の夢は看護師になることです。ですが、これが私の夢のゴールではありません。私は以前から海外のボランティア活動に大変興味があり、いま現地で必要とされている仕事に就きたいと思っています。海外留学を希望していますが、私のアルバイト代だけでは、資金を補うことはできません。そのためにこちらの奨学金に応募させていただきました。 これからこの奨学金を使い、さまざまな資格取得や語学力をアップさせるために勤勉に励んでいきたいと思っています。この奨学生として、しっかりと自覚を持ち実りある高校生活を送っていきたいと思っております。 この度は本当にありがとうございました。 釧路湖陵高等学校1年 府金 未紗 さん 湖陵高校1年、府金美沙です。この度は奨学生として選考していただきありがとうございました。入学して1カ月が経ち、新しい環境での生活にもだいぶ馴れてきました。しかし、これからも初心を忘れず充実した高校生活を送れるよう頑張っていきたいです。 私の夢は海外で活躍する建築士になることです。そのために高校3年間、今から勉強に取り組み、視野を広げるためのひとつの手段でもある他の言語について高校3年間を有効に使い、さまざまな知識を取り入れ夢実現に向けて頑張っていきたいです。 また、文武両道を掲げている湖陵高校の生徒として部活動にも積極的に取り組み、高校3年間で学習面だけではなくひとりの人間として大きく成長できるよう何事にも全力で取り組んで行きたいと思います。 本日はこのような会にお招きいただき、ありがとうございました。 釧路江南高等学校1年 松金 真菜 さん この度は奨学生に選んでいただきありがとうございます。また、そしてこのような会に参加させていただいて本当にありがとうございます。 このことを励みにこれからの学校生活で学習はもちろんのこと、部活動や学校の行事などに積極的に参加し、充実した学校生活が送れるよう頑張っていきたいと思います。 入学して時間が経ち、学校生活も馴れてきましたが、いまの気持ちを忘れずこれからの学校生活頑張っていきたいと思います。本日は本当にありがとうございます。 武修館高等学校1年 多田 ひより さん 武修館高等学校1年、多田ひよりです。この度は奨学生に選んでいただきありがとうございます。私の将来の夢は世界を舞台に人の役に立つ仕事に就くことなので、これからの高校生活では、まずは英語の学習をいままでよりも、もっと頑張って行きたいと思っています。 また、海外の文化に興味を持ち、高校在学中から国際的な感覚を養えるように頑張っていきたいです。3年後、良い結果報告ができるように頑張りたいです。 この度は本当にありがとうございます。 嵯峨記念育英会委員会 副委員長 柿田 秀樹 会員 4名の新奨学生の皆様、立派なスピーチありがとうございます。最後に当育英会・吉田理事長より激励のご挨拶をお願いいたします。 公益財団法人釧路ロータリー嵯峨記念育英会 理事長 吉田 潤司 奨学生の皆さん、今日はどうもご苦労様でした。お話聞きまして、私の高校の時と比べるとずいぶんしっかりしているなと感じました。そして世界に広がって行きたいという夢を持っているのは本当に素晴らしいことだなぁと思います。 今日、皆さまにお渡ししました嵯峨記念育英会の冊子に書いてありますが、育英会は昭和36年にできました。釧路の漁業の父といわれた嵯峨久さんが、ご自分が大変な苦学をされ、家も大変貧乏だったので勉強する機会がなかったということで、事業が成功した後に何とかそういう人たちに、苦学生に、ささやかな贈り物をしたいという思いが始まりで、息子さんの旻さんが形をなしたものです。昭和50年に釧路ロータリークラブに移管され、今日まで来ました。 育英会の生徒は170名くらいになったと思います。皆さま方はそのお一人になられたということで、嵯峨久さん、旻さんの気持ちをどこかに感じていただいて、充実した高校生活を送っていただければと思います。 選考会は5月10日に釧路ロータリークラブの事務所で行いました。私と西村理事長代行と木下会長、西野NHK局長、森日銀支店長の5人で選考いたしました。今年は選考委員全員が4名をピタリと「この人たちでいいのではないか」と選考いたしました。そういうこともあり、今日お会いしてみて、本当に良い生徒を選んだなと思っております。 どうぞこれからも充実した楽しい生活と学生の本分である勉強を忘れないで下さい。夢は必ず叶うものです。夢を持とう。夢は叶えるものだということで「ドリームズ・カム・トゥルー」そういうことを思って頑張っていただければと思います。本当に今日はおめでとうございます。 嵯峨記念育英会委員会 副委員長 柿田 秀樹 会員 以上をもちまして嵯峨育英記念奨学生新入生のご紹介を終わります。 応援の気持ちを込めまして4人の奨学生の皆さんに拍手をお願いいたします。 (拍手) 『2017年度決議審議会の決議案上程について』 司会 それでは、『2017年度決議審議会の決議案上程について』を始めさせていただきます。決議審議会への決議案提出にはクラブの承認が必要であるということから、今月11日のクラブ理事会にて審議させていただきまして、翌日の12日に皆さまへその決議案について配布をさせていただきました。そして、本日の例会で皆さまに提案をさせていただくという流れになっております。 それでは、決議案について提案者である小船井君よりご説明をお願いいたします。 小船井 修一 会員 決議審議会に関しまして若干ご説明させていただきます。『組織規定』、皆さまには手続き要覧。これは会長・幹事にならないと読まない、会長経験者でも読んだことない人も中にはおられるかもしれないです。国際ロータリーの定款と国際ロータリー細則、ならびに標準ロータリークラブ定款、この3つのルールです。会社にも会社の定款があり、細則あるいは就業規則がございます。ロータリーもさまざまなルールの下に運営されています。その中の公的な3つのルール、それを組織規定と言います。組織規定ともうひとつが『決議案』。これは組織規定に関わらない部分に対して審議する規定審議会の中でこの2つを全世界540の地区から540名のパストガバナーを中心とした代表議員が3年に1度、シカゴのマリオットホテルに集まって、1週間に亘ってそれの立法案に関して審議することが決められています。 私も3回、シカゴに行っております。昨年2016年4月の規定審議会において、決議案と組織規定を変更すること決める制定案に関して審議する場が分離されて、決議案に関しては毎年6月末の締め切りで、10月末にインターネットをとおして世界中の代表議員が審議をし、採決を取る。決議案を毎年審議することが決まりました。そして、制定案に関しては3年に1度です。次は2019年の4月だと思いますが従来どおりシカゴで審議されることになっています。 ちなみに私ども釧路ロータリークラブは、2016年の規定審議会におきまして、16-82『Eクラブを抹消する件』、基本的には例会をリアルな例会とサイバーなどインターネットをとおしての例会をEクラブや従来型のクラブもやることができると、結果的にEクラブと従来型クラブとの差が無くなるので、Eクラブを抹消することを審議案として出しました。それが採択されたことをご記憶にある方はおられると思います。 今回、2つの決議案を出させていただきました。一つ目、ローターアクトクラブは釧路北クラブがスポンサーで、釧路に存在していることは皆さんご存じだと思います。2016年の規定審議会で、二重会員というのですが、ローターアクトクラブのメンバーであると同時にロータリークラブメンバーになることができるというものがRI理事会の提案の中で採択されました。ちなみに皆さまたちの現状で申し上げますと、ライオンズの方たちはロータリーアンになることはできません。そういう意味でいくと政治家もできません。政治家は別にしながらも、二重会員という部分においては規制があった中で、ローターアクターのメンバーは二重に会員として認めることができることになりました。従って、20歳から30歳までのメンバーでローターアクターがロータリーアンになることができるとするならば、2つのクラブに出る形になりますので、財政的な負担は大きくなるでしょう。人頭分担金はこれから大きくなって年間60ドルを超えていくと思います。そういったこともあり人頭分担金を半額にすべきだろうというものです。RI理事会は2019年の規定審議会において「ローターアクターに関しては、人頭分担金を半額にするということを上程するべきである」そういう決議案であります。 二つ目、これは2016年の規定審議会の1日目の問題を言っています。1日目に出された制定案の中で「標準ロータリークラブ定款にロータリークラブの目的を入れる」ということが採択されました。その時に540名のメンバーの中で投票したのが410名でした。残り130名は棄権。棄権というよりもボタン操作が難しく、操作が分からなく棄権になってしまったわけです。130名が投票していない中で、15票か16票くらいの僅かな差で採択されました。これに私は大反対なのです。ロータリーの目的に関してはひとつである。それはオブジェクト。オブジェクトというのは、国際ロータリー定款の中にあるロータリーの目的について記載されているものはクラブも同じであるべきである。という意味で採択に関して疑念を持っています。そういう意味でこれをどう規定審議会の中で精度の高い決議をする上で「国際ロータリーは、特に定款細則委員会540名の代表議員の皆がしっかり投票できる体制を組む義務があるはずなので、それを行うべきである」という決議案を出させていただきました。 理事会では理事皆さまにご説明した中で、いろいろご意見を頂戴し、議論しながら承認いただきました。会員皆様にもご理解いただきながら、まずは上程させていただくことを願い申し上げながら、審議をいただければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。 司会 ありがとうございました。それでは、ただいまご説明いただきました決議案について採決を取らなければならないので、この後につきましては、木下会長より皆さまにお諮りをしたいと思います。よろしくお願いいたします。 木下 正明 会長 それでは、私の方で採決の取りまとめをさせていただきます。 いま小船井会員からご説明ありましたが、質問や分からない点がある方はいらっしゃいますでしょうか。 僭越ではありますが、私より少しだけ補足させていただきます。先ほどのローターアクターの件ですが、今のところ何万人いらっしゃる中で定款が変わって二重会員になった方が67名しかいらっしゃらないそうです。当初の目的では、ローターアクターになるべく正会員になっていただいて、将来的なロータリーアンを増やす要因になっていただきたいことから会費負担を減らそうということで、確実にこれが実行されれば今よりは増えていくということは予想されると思っております。ですから非常に必要なものではないのかなと思っています。それの補足をさせていただきました。 もう1点の採決方法の話ですが、「国際的に決まった目的があるのに各クラブで余計な目的のようなものをそれぞれが作るのはいかがなものか」というところから「採決方法、電子投票をしっかりしよう」ということです。 これからのロータリー発展を鑑みて、小船井会員からこのような提案をしていただいているのかなと思っています。これは釧路ロータリークラブの発展にも繋がることだとも思っており、会長としては感謝いたすところでございます。 それでは採決いたします。賛成の方は拍手をお願いいたします。 (拍手) ありがとうございます。 クラブを通じてRIに提出させていただきます。 司会 ありがとうございました。皆さまにご承認いただきました決議案2点につきましては、原案どおり決議審議会に提出をさせていただきます。ありがとうございます。 点鐘 |
お名前(敬称略) | 内 容 |
荒井 剛 | 恥ずかしい位 満面の笑みで新聞に載ってしまいました。。 |
今年度累計 1,560,000円 |